1. 武漢ウイルスが全身の臓器の血管(内皮細胞)に感染し血管炎を起こす?
元記事はこちら「Endothelial cell infection and endotheliitis in COVID-19」
武漢ウイルス感染患者の解剖結果
患者1. 男性71歳、呼吸不全(腎移植,冠動脈疾患,高血圧)多臓器不全で死亡
電顕による移植腎の剖検解析では、内皮細胞にウイルス封入体構造が認められた(図A,B)。組織学的分析では、心臓,小腸(図C)および肺(図D)において、アポトーシス小体と同様に内皮に関連した炎症細胞の蓄積を認めた。肺に単核球の集積を認め、大部分の小肺血管は鬱血しているように見えた。
患者2. 女性58歳,呼吸不全(糖尿病,高血圧,肥満) 心筋梗塞で死亡
剖検組織学的検査では,肺,心臓,腎臓,肝臓におけるリンパ球性内皮炎のほか、肝細胞壊死が認められた。心筋梗塞の組織学的証拠を認めたが、リンパ球性心筋炎の徴候は認めなかった。小腸の組織学は粘膜下血管内皮炎を示した。
患者3. 男性 69歳,呼吸不全(腸間膜虚血で循環虚脱,小腸切除術)生存
腸間膜虚血に伴い循環虚脱をきたし、小腸切除術を施行したが生存した。小腸切除の組織像では,粘膜下血管の著明な内皮炎とアポトーシス小体を認めた(図C)。内皮細胞の直接ウイルス感染およびびまん性内皮炎症の証拠を見出した。
☸武漢ウイルスが細胞に侵入する説明図
▲詳細は、その1 を参照して下さい。
解剖で分かったこと
① 肺,心臓、腎臓、腸などの器官でACE2受容体を使用して感染する。
② ACE2受容体が有る血管の内皮細胞によっても感染する。
死者の臓器の末梢血管が崩壊していた。
ウイルスは血管の内皮細胞にこびりついていた。
この調査により武漢ウイルスは全身の血管に感染する能力がある事が分かった。
私の素人考え
内皮細胞のACE2受容体への感染は、結合することは出来てもTMPRSS2酵素が無いのでRNAは細胞内には入れないと思われます。ですから内皮細胞では増殖は出来ないが、肺などで増殖したウイルスが次から次へとやって来て内皮細胞に取り付き炎症を拡大させる。
従って増殖を阻害するアビガンは早ければ早いほど効果が有ると考えます。
新たに感染が分かった「内皮細胞」とは?
血管内皮細胞は、血圧や血流などの変化に加え、強力な血管収縮拡張物質に曝されたときなど、素早く反物質を産生,遊離し、血管平滑筋を保護する。また、血管内血栓形成の防止や血液凝固系の抑制および線溶系の活性化にも重要な役割を果たしている。
したがって血管内皮細胞に障害が起きると、これらの作用が失われてしまうために動脈硬化、末梢血行障害、高血圧、冠血管や脳血管の攣縮、血栓や血液凝固促進等の循環器疾患が増加する。
と言われています。
血圧や血漿浸透圧の調節にかかわる生理活性物質の反応系の説明動画
こちらは、グリコカリックスの動画ですが参考に。
※グリコカリックス(Glycocalyx)とは,血管内皮を覆う極めて薄い層のこと。
YAHOOニュース5/7
コロナ感染の子供に「川崎病のような症状」と英米で報告相次ぐ
コロナ感染がひどいニュージャージーの小児科医に聞いてみたところ、やはり似た症状の子供たちがいるという。そうした子供の症状は重く、多くが小児集中治療室へ行くことになる。
川崎病の症状
・高熱
・眼球結膜(目の白いところ)の充血
・真っ赤な唇と苺のようにブツブツの舌
・発疹
・手足の腫れ
・首のリンパ節の腫れ
子供は、肺炎では無い様なので、熱が出たら血管障害に注意した方がいいようです。
治療法は、免疫グロブリン治療とアスピリン投与みたいです。
但し免疫グロブリン治療が駄目だと良い治療方法が無いようです。
ひょっとしたら川崎病もアビガンが利くのでは?
大人でも、感染者に手足にしもやけの様な症状が出た人もいるので注意が必要ですね。
身近で血管に良いものとして、シナモンが有ります。
シナモンの独特な香り成分である桂皮アルデヒド(シナモンアルデヒド)が血管内に存在するタンパク受容体を活性化させ血管を保護し健康に保つ効果が有ります。私は、手足が異常に冷たい為大分前から朝のコーヒーでシナモン一振り入れを常飲しています。香辛料として100円程度で売っています。武漢ウイルスには、海藻と緑茶そしてシナモンですね。
※シナモンは、手(特に指)の冷えと足のむくみ で3回記事にしています。
それと、私の武漢ウイルスの様な症状ですが、寝起きだけ喉と肺に違和感が出ます。
もう4週間目に突入したのですが、一度痛めると年寄りは治りが遅いようです。
今日百均に自転車で行ってきましたが、もうマスクをしていても苦しくは成りませんでした。
最後に、ACE2については、SARSの研究で様々な臓器(口腔粘膜、鼻粘膜、鼻咽頭、肺、胃、小腸、結腸、皮膚、リンパ節、胸腺、骨髄、脾臓、肝臓、腎臓、脳)を調査しています。
最も顕著な発見は、肺胞上皮細胞および小腸の腸細胞でのACE2タンパク質の表面発現。
そして、ACE2は、調査したすべての臓器の動脈および静脈内皮細胞と動脈平滑筋細胞に存在していた。
※興味のある方は、上のSARSかここをクリック
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以上です。
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