1.  武漢ウイルスが細胞に侵入感染する臓器は?

武漢ウイルスが人の細胞に取り付くためには、花のつぼみのような形をしたスパイク蛋白質(S蛋白)を包み込んでくれる受容体ACE2が有る事と、掴んだSS1S2)蛋白を活性化させてRNAが細胞に入り易くするTMPRSS2酵素が有る細胞です。

 

この二つがある感染し易い細胞は、①鼻の杯細胞、②肺のII型肺胞上皮細胞、③小腸の吸収上皮細胞です。

     鼻の杯細胞(鼻の粘膜で粘液を生み出す細胞)


☸私の場合は、粘液が止まったのか?渇いてしまいました。

 

     肺のII型肺胞上皮細胞(肺胞の形状を維持する細胞)


▲Ⅱ型肺胞上皮細胞は、サーファクタント(肺胞界面活性剤)を分泌する。
肺胞内の表面張力を低下させ肺胞の形を保つ機能。
☸私の場合、最初喉下から胃の辺まで、その後肺下部で違和感

 

     小腸の吸収上皮細胞(小腸で栄養分を吸収細胞)


▲杯細胞から分泌される粘液が表面を覆い病原菌から保護する。
☸私の場合、多少便が緩くなった。

 

武漢ウイルスが侵入出来る細胞は、①鼻の杯細胞、②肺のII型肺胞上皮細胞、③小腸の吸収上皮細胞で、3か所とも粘液を出す細胞です。

 

 

ですから、

     マスクは、手に付いた武漢ウイルスを鼻や口から入れないために使うもの。

     マスクは、武漢ウイルスに関しては他人の為より自分の為に必要なもの。

     目も鼻に通じていますので、触ることは避けましょう。

     フェイスシールドは、目的に合っていますね。

 

 

2.  武漢ウイルスは、生活環境でどのぐらい生きられる?

厚労省よれば、武漢ウイルスの感染の経路は、大きく飛沫感染と接触感染が考えられるとしている。

飛沫感染は、飛沫(くしゃみ、咳、唾液など)によって感染が広がることで「3密」根拠に成っている。接触感染は、ウイルスに汚染されたものを触ることによって感染が広がる。

武漢ウイルスは、ほぼ接触感染で広がると思われています。「3密」の根拠である飛沫感染ではない。

では、

米国立衛生研究所(NIH)、プリンストン大学、カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)の研究チームが3月半ばに発表した査読前論文“Aerosol and Surface Stability of SARS-CoV-2 as Compared with SARS-CoV-1“をみて見ましょう。

これによると、エアロゾルでは3時間、銅では48時間、段ボールでは24時間、ステンレスで48時間(2日間)、プラスチックで72時間(3日間)後まで残存していた。とのこと。


▲データは出来るだけ生の物を見た方が良いので、こちらを添付します。
エアーゾルは、3時間まで?

 

さて、どう思います。怖いですか?

 

データを見る時は、必ず取る為の目的が有って取ります。間違いが起こっては困るので間違いの無い様にした条件下でデータというものは取るものです。そうでないと他の要因が入って混とんとしたデータになってしまいます。ですから、調査物質の表面は、無菌状態にしてから計測します。

私は、品証時代これらを「綺麗なデータ」と言っていました。品証が必要なのは「汚いデータ」です。汚いデータとは、作業環境そのもののデータや、不具合を越した車のそのままの状態です。品証は、不具合を無くすことが使命ですから現場の状況を把握し調査し早く要因を取り除くことが重要です。

 

何が言いたいかというと、自然環境下では、物質の表面には、色々な細菌やばい菌が陣取り合戦していて均衡が保たれています。多分のウイルスが付着しても余り生きてはいられないのではないかと思います。但し、鼻水や唾液を触った手(粘液に包まれたウイルス)からドアノブ(人が良く触るところは少し疑問が有ります。例えウイルスが付いたとしても、他の人が何回も触ればウイルスは居なくなるか死滅するはずです。ですから何人かに感染リスクが生じる。)や机(人が必ず触るところでない場所が怪しい)などに付着するとこの時間生きていると思われます。ですから、人が触るところは綺麗に消毒することが必要ですが、所詮消毒した時だけ奇麗なのであまり過信しないことが重要かと思います。

 

本当は、汚いデータを採ってほしいいのですが、“おりこうさん達”はしないのですよね?面倒だから。

 

NYの病院では、取った方がいて病院の床と医療従事者の更衣室が酷かったらしいです。(データは見ていません)日本の集団感染も医療従事者が沢山感染しているので、こういった感染予防の抜け穴が存在していると思われます。厚労省・東京都・病院どこでもいいのですが調査しないのでしょうか?

 

日本は、飛沫感染(3密)を重視したため接触感染の調査と対策が遅れていると思われます。

結果、中々感染が治まらない。

感染症病棟の出入りは、半導体とは言わないが精密部品の製造工場並みの対応をしてほしいですね。

 

 

この記事は、何回かに分けて記事にします。又良い資料が有れば訂正も行いますのでよろしく。

 

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以上です。

 

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