こんばんは、機械技術者「おだぐ」です。
昨日、「ナンバー2願望」と題した記事をアップしました。
私が始めナンバー2を目指して、これではいけないと感じナンバー1を目指し、挫折を経験してそういうポジションには拘らなくなった、というお話でした。
前記事は→こちら
さて、この前記事に興味深いコメントが寄せられました。
最重要箇所だけ引用させてもらいます。
「王様ですか・・・いろんな国があると思います」
そうです。ポイントは「国」です。「場」とか「環境」と考えてもいいでしょう。
何らかのポジションを得るにはその前提として背景に「国」が必要なのです。
私の話にはそれが抜けていました。特定のポジションを目指さなくなった私のような人間でも、必ずどこかの「国」に身を寄せなければなりません。
※誤解は無いかと思いますが、天下国家の話とか、政治倫理の話をしたい訳ではありませんので、ご注意を。「国」は別の言い方をすれば「居場所」です。
所属する「国」の性質によってナンバー1やナンバー2になる難易度は変わってくるでしょう。ポジションに興味の無い人にとっても、過ごし易さなどが変わってくるかもしれません。
では、個人と「国」の関わり方にはどのような種類があるのでしょうか。
私は大別して4種類あると思います。
(1)なんとなく、ある「国」に定住する。
これと言って出て行く理由もないので、そこに定住する。消極的態度のようにも思えますが、あるがままの日常生活を送っているとも言えます。一概に非難はできません。これが最適解である人も一定数は必ず居るのですから。
ただし、他の選択肢を選ばない場合は自動的にこの態度を採ることになります。「選ばない」という行為も選択肢の一つなのです。
(2)(自主的に)住まう「国」を選ぶ。
自分で好みの「国」を選んで、そこに定住する「国を選ぶ」という選択肢です。(1)よりは積極性を感じます。特に元々居た「国」が肌に合わなかった人にとっては最適解であり、選ばざるを得なかった道かもしれません。その人の背中を見ると、ある意味では少し寂しさを感じさせる態度かもしれません。
(3)自分の力で「国」を造る。
(2)よりも更に積極的な行為です。好みの「居場所」がないなら自分で造ってやろうという野心的な態度です。こういう人は少数かもしれませんが新しい「国」が生まれるためにはこのような関係で結ばれた人々が必要だと思います。その強力な意思はときには排他的な感情をあらわにすることもあるでしょう。
(4)様々な国々をさすらう。
順に見ていくと(1)→(2)→(3)の順番に「国」と個人との関係性の維持の難易度が上がって来ているように思いますが、最高難易度の関係はこの(4)だと思います。仕事でいえばフリーランスです。固有の「国」を持たないということです。冒頭に何らかのポジションを得るにはその前提として「国」が必要だといいました。その前提に真っ向から立ち向かう態度がこれです。非常に厳しい生き方だと思います。ポジションの価値観そのものを否定しているのです。
こうして個人と「国」の関わり方を概観してみると、面白いことが判ります。
私自身のポジションに対する今の態度は「気にしない」というものです。これに対して今の「国」との関係は(1)ではなく(2)の「国」を選ぶ仕方で築いているのです。「国」の選び方は積極的であっても、その中でのポジションの選択には積極的でないという事態が私の内面で起こっているのです。
「国」とどういう関係を取り結ぶかは個人の自由です。
「国」の中でどういうポジションを目指すのかも自由です。
けれども、これらの自由は無制限ではありません。その制限に抵触するのが「壁にぶつかる」ということなのだと思います。
私の望みとしては「壁」を覚悟しながらもこの自由を味わいたいな、といったところです。