こんばんは。
機械技術者「おだぐ」です。
企画「ソースコードは書くのか?読むのか?」の第4回目です。
前回はアーケードゲーム、ゲームセンターとの思い出を掘り起こしてみました。
今回のお題はゲームウオッチです。
私とソフトウェアらしきものの出会いは前回述べたような「ゲームセンターでやるゲーム」だった訳ですが、自分を含めた当時の少年少女を取り巻く空気からゲームセンターにしょっちゅう行くことは難しかったのです。
けれども少年時代の私は「それでもゲームがしたい!」と思っていました。
そこでなんとか親に頼んで買ってもらったのがゲームウオッチでした。
任天堂発売の製品を調べると正式には
「ゲーム&ウオッチ」
との名称だったようです。ただし後で触れますが同様のゲーム機は他社からも販売されていて私自身も購入&プレイしています。
液晶の白黒画面で決してワイドでリッチな映像表現、とは言えませんね、今となっては。
しかしながら当時の私にとってはゲームセンターに行かなくてもゲームができるんだ!すげえ!!となりました。これはもうね、夢中になりました。
私が購入したゲーム&ウオッチは記憶の範囲では以下の二台です。
・「グリーンハウス」任天堂
・「天国と地獄」BANDAI
・「グリーンハウス」任天堂
任天堂のゲーム&ウオッチのシリーズの一機種です。
あの有名な任天堂の製品でありますが、実はプレイしていた当時私は任天堂製だという認識がありませんでした。初代ファミコンの大ブームを経験した後に「あ、グリーンハウスってあの任天堂なの?」と遅れて気づいた次第です。
ちなみにこちらの「グリーンハウス」ってデュアルディスプレイ仕様なんです。
シームレスに繋がっている訳ではありませんが、主人公キャラが二つの画面を出入りできる、そういう仕組みの中で単一の液晶画面よりも広い空間演出を実現していたことになります。
ゲーム&ウオッチのシリーズは基本的に一つのハードウェアに一つのゲームが実装されていて、他のゲームでは遊べません。その点は「グリーンハウス」も同様です。
じゃあ飽きるのではないか?と心配される方もおられるかも知れませんが問題ありません。
敵キャラの動きが速くなるなどの措置で難度がぐぐっと上がって楽しめる仕様です。
テトリス方式と言えばわかりやすいでしょうか。
・「天国と地獄」BANDAI
こちらは任天堂以外の会社さんの製品。あのバンダイさんですね。
筐体の大きさは「グリーンハウス」よりももうちょっと小さいサイズでして、当時の私のズボンのポケットにすんなり収まる大きさでした。なので放課後の校庭や近所の公園に出掛けて鬼ごっこやかくれんぼをするときにもポケットに入れて持ち運んでいた、というか携帯していた記憶があります。屋外を走り回る時には実際はゲームプレイしなかったですけどね、不思議なものです。
今の私の言葉で表現してみると
「俺のポケットにテクノロジーが入ってるぜ!」
的な感じだったのではないでしょうか。まあけどこれって今の時代のモバイルデバイスを持ち歩くのとあまり変わらない感覚かもしれません。
その他にも「天国と地獄」の大きな特徴を2点挙げておきます。
一つ目。
地獄から脱出するステージと天国で天使の羽を拾うステージの2ステージを交互にプレイする形になるので実質一台で2種類のゲームをプレイできます。1画面ハードウェアで2種類のゲームを楽しめるというのはなかなか斬新でした。
二つ目。
シリーズ名に「LCD SOLARPOWER」と記載されている通り太陽電池で駆動するゲーム機でした。このあたりの仕様も当時熱く感じました。
なんとコンセント充電しない電子機器!なんてもう素晴らしいじゃないですか。
もちろん太陽光に当てて充電しなければいずれ動かなくなりますが、充電すれば復活します。もうこれってゲームやりたい放題じゃない?永遠にゲームし続けられるんじゃない?というウハウハ感満載でありました。
私が持っていたのは上の二機種だけですが友人や親戚が別の機種を持ってきて一緒に遊ぶ、交互に遊ぶなんてイベントもありました。
さて、こんな感じでゲームセンターに行かずともゲームができるようになった私。
ただしこの当時のゲーム&ウオッチは先にも述べたように1ハードウェア1ゲームが基本仕様でした。まだソフトウェアを交換して、書き換えて一つのハードウェアで複数のゲームをする、という段階には至っておりませんでした。その意味ではゲーム&ウオッチ時代の私は
「ソフトウェアという概念にはまだ出会っていなかった」
のかもしれません。
じゃあ何時であったのだろうか?
それは「私の記憶の歴史」を紐解くのであれば任天堂のファミリーコンピュータとの出会いに他ならないでしょう!!
もちろん他のゲーム機にも同時代に出会っていた筈ですが、身近で、とてつもない熱意を注ぎ、また同世代の少年少女も熱く遊んだという点でやはりファミリーコンピュータを避けては通れません。
という訳で次回は初代ファミコンについて書きます。
…。
なかなかソースコードの話にならないですね…。
それでも一応、ちゃんと繋がる予定です。