「お前、今の落語で何が言いたんだ?」
弟子に稽古をつけて、じっと目をつむってそれを聴いていた談志さんが、だいたいオチまで行きつくことなく、ぶった切って言い放つ言葉らしいです。
弟子には、具体的なアドバイスなどは一切ないそうですが、とても深い言葉ですよね。
この「落語」の部分を「仕事」とか「接客」「顧客との会話」に置き換えて考えると、少しゾッとします。
単に、落語のスジを暗記して最初から最後まで
すらすらっとやり通す事は、たぶん、
プロならある程度の努力で出来るが、
もっと上のレベルである、
落語を<媒体>として、自分の言いたいこと
で相手の考えを変えて、行動を変えるまでに
至らしめることができているかってことなんでしょう(驚)
しかも、古典落語というインプロの効かない脚本通りの
範囲でです。「噺の選択」「間」「トーン」「表情」「しぐさ」で勝負するわけです、ブルッとしますね。
この言葉をずいぶん前に本で読んでから、
寄席に行って、噺を聴くとこれまた違った感性が
働いちゃって、とても興味深いんですねえ。
別に立川流だけの追っかけているわけではなくて、
落語や漫才はライブで体験したいので、安いチケット
を買っては、浅草演芸場や末広亭、東洋館などに
ちょくちょく一人で通っています。
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