小暮写眞館 | 本とロックな日々

本とロックな日々

Come al solito いつものように

心臓を絞り取られるような思いで『小暮写眞館』を読み終わりました。こんなに泣けたのはいとうせいこう『想像ラジオ』を読んだとき以来。あのときと同じように、この作品に出会えたことを心から感謝します。宮部さんありがとうございます。読み終えてすぐ、中井さんの写真集を出してきて小湊鐵道の景色を堪能しました。行きたくなってきたー。
<クモテツ>のヒロシくん大好き。

出版された当時(2010年)でもなく、いまこの時に読めたのにも意味があった気がしました。700頁もある厚い本の中に、琴線に触れる部分がたくさん、たくさん・・。いろんな出来ごとがつながっていると実感できるとき、行く先は見えなくてもとりあえず歩いているこの道を進んで良さそうだと思えて、勇気がわいてきます。

想像ラジオは来月の初めくらいに待望の文庫が出るそうです! おととしの夏に単行本を読んでから、ずっと待ってました。今また読み返して何を感じるかな。


ペタしてね