好きでいられる距離。
三秒で話している相手を好きになれる。
生理的に受け付けないとか よくきくが 自分の感覚でわかったことはない。
嫌いになることが嫌いだったからこうなったに違いない。
でも条件がある。
好きでいる距離を保つこと。
これさえできれば好きで居続けられる。
あたしの距離でいさせてくれないと 嫌いになっちゃうから
距離はそれぞれの距離まで。
友達も 毎日連絡がきて生活の詳細を話さなきゃいけなくなると ちょっと離れる。
会社の上司も飲み会参加を勝手に決められると少し関係に距離をおく。
そうすると嫌いにならなくてすむ。
逆に相手の遠慮が激しいとあたしの距離まで近づきたくなる。
「あ、やっぱ悪いからいいや。」とかいわれると、その遠慮の距離をうめたくなる。
だから恋愛以外の関係は距離をそれぞれ作るものがおおい。
だから恋愛は追われると終了。
追うタイプは間違いなくセクシャルエムだ。
そんななかエムなあたしを好きになっただんな君。
エムは追われると終了。
だからエスばかり好きになってきた。
なのにエムなだんな君。
「だいすきー」といったら返事は「ばかか。」とかがあたしの理想。
みるたび「かわいいね」とか「すきだよ」とかいわれたらいわれない距離まで離れる。
うちのだんな君、追われてる感じがしないからいいのかも。
「すき」なんて 遠慮しすぎていえないらしい。
名前すら一度も読んだことが無いびびりな謙虚さ。
ソファの隣に座るのも了解を得てから座る謙虚さ。
エムのなかのエムでよかった。
作らなくても距離がある。
おかしいこと。
例によって 定期を事前に出すタイプのあたしは東京⇔名古屋間も
移動中ずっと切符を手でもっていた。
移動間に食事やなど手を使うことをすることがない場合
たいてい持ち続けている心配性。
自分が改めて気付く普段無意識の癖は ちょっとおかしかったり かわいかったり 恥ずかしかったりする。
「御茶姫って座ってもバッグもちっぱだよね。」とか
「考え事するとき口が尖るよね。」とか指摘を受けたときは恥ずかしかった。
他人の癖も 無意識に出ているのをみるとかわいいなぁと思う。
新しいものをみると匂いを嗅いだりする人や
お腹いっぱいになるとお腹をさする人なんかみると可愛く思って笑いを誘う。
今日も移動中自分のくせに気付いて なんかおかしくなって写メ。
なにも 音のない第二車両に
「ジャキシューン」とケータイの写真ボタン音が。
移動中自分のくせに気付いて なんかおかしくなって写メ。
移動中自分の手を撮影するなんて なんかおかしくなったにちがいない。
弟のスノーボード。
冬のリゾート地のホテルでフロントをやる弟。
いきなり電話があり話を聞くと
オークションで買ったボードが代引きだったので寮では受け取れないらしい。
だから浅草のあたしに受け取れと。
で、北海道へ送り返せと。
姉のMさを分かってるんだわ。このコ。
しかしあたしは明日から岐阜へ行く用事がある。
したがってだんな君に頼むことに。
なんでも快く引き受けてくれるだんな君。
「でもコンビニではだせないよなぁ、でかいもん。」
と弟に言うと
「ヤマトに来てもらえばいいじゃん。」と。
え?
だんなくんにそれを??
旅行に行くときホテルの予約の電話を出来なかっただんな君にそれを?
食事会の時レストランに予約を入れられなくて当日満室ピンチだっただんな君にそれを?
無理でしょう。
だんな君は新しい店も苦手だし
電話も苦手だ。
自分がなれたお店に行って会話無しの用事をするのは苦じゃないが
システムの分からないところに行けない。
コンビニで「宅急便出せますか?」と聞くぐらいなら遠くのヤマトへ行くタイプ。
一緒にイタリアにいたときも
トイレの場所を聞けなくて便秘になっていた。
勇気を出してした唯一の買い物は「たばこ2つ」だ。
店員にピースサインをして意思を伝えていただんな君を見て感激した。
初めてのお使いを見る母の心境だ。
何度も言うが
そんなだんな君、慣れた店でそこにあるもの買うのは平気な人。
昨日頼んだ生理用品。
間違いなくはねつきを笑顔で購入。
「これでよかった?」
うん、ありがとう。
価値観がSな人はこれを買ったら変じゃないだろうか。とか
こうおもわれるかな?とか思って見られ方を気にする。
心理テスト本をそういう理由で買えない友達が多い。
「SとMの法則」という本を買うときに
「このコ、自分がSかMか悩んでるんじゃないかしら・・」
とか思われるのがイヤでタッチパネルで探した人もいる。
価値観Mな人はそういうのは特に考えない代わりに
店員に「出来なくてすいません」と思わせるのが申し訳なくて
聞けないことがあったりする。
肩書きで接している店員側としては痛くもかゆくもないことなのだが
自分が道を聞かれたときに答えられないと心配になっちゃう人種なため
相手にも気持ち的な煩わせを与えたくない感じになっちゃうのだ。
こうして弟のスノーボードは
だんな君により代引きで受け取られ
だんな君により遠くのヤマトに運ばれることになる。
