弟のスノーボード。 | 茶の子帳

弟のスノーボード。

冬のリゾート地のホテルでフロントをやる弟。


いきなり電話があり話を聞くと

オークションで買ったボードが代引きだったので寮では受け取れないらしい。

だから浅草のあたしに受け取れと。

で、北海道へ送り返せと。


姉のMさを分かってるんだわ。このコ。


しかしあたしは明日から岐阜へ行く用事がある。

したがってだんな君に頼むことに。

なんでも快く引き受けてくれるだんな君。


「でもコンビニではだせないよなぁ、でかいもん。」

と弟に言うと

「ヤマトに来てもらえばいいじゃん。」と。



え?


だんなくんにそれを??



旅行に行くときホテルの予約の電話を出来なかっただんな君にそれを?

食事会の時レストランに予約を入れられなくて当日満室ピンチだっただんな君にそれを?



無理でしょう。




だんな君は新しい店も苦手だし

電話も苦手だ。

自分がなれたお店に行って会話無しの用事をするのは苦じゃないが

システムの分からないところに行けない。

コンビニで「宅急便出せますか?」と聞くぐらいなら遠くのヤマトへ行くタイプ。


一緒にイタリアにいたときも

トイレの場所を聞けなくて便秘になっていた。

勇気を出してした唯一の買い物は「たばこ2つ」だ。

店員にピースサインをして意思を伝えていただんな君を見て感激した。

初めてのお使いを見る母の心境だ。


何度も言うが

そんなだんな君、慣れた店でそこにあるもの買うのは平気な人。



昨日頼んだ生理用品。

間違いなくはねつきを笑顔で購入。

「これでよかった?」

うん、ありがとう。




価値観がSな人はこれを買ったら変じゃないだろうか。とか

こうおもわれるかな?とか思って見られ方を気にする。

心理テスト本をそういう理由で買えない友達が多い。

「SとMの法則」という本を買うときに

「このコ、自分がSかMか悩んでるんじゃないかしら・・」

とか思われるのがイヤでタッチパネルで探した人もいる。


価値観Mな人はそういうのは特に考えない代わりに

店員に「出来なくてすいません」と思わせるのが申し訳なくて

聞けないことがあったりする。

肩書きで接している店員側としては痛くもかゆくもないことなのだが

自分が道を聞かれたときに答えられないと心配になっちゃう人種なため

相手にも気持ち的な煩わせを与えたくない感じになっちゃうのだ。




こうして弟のスノーボードは

だんな君により代引きで受け取られ

だんな君により遠くのヤマトに運ばれることになる。