オーストラリアの海辺発 食・子育てからライフワークまで、ママの生き方をホリスティックにサポート。
世界を飛び回っていた管理栄養士×シェフが、障害児子育てをきっかけに「キッチンから未来を変える」フードコーチ・ライフワークコーチに!？書籍化したストーリー、まずはここからスタート→10年間のholisticfoodjourney
昨日ライフワークコーチングをしていて
「自分をどう見せていいかわからない」
という話になりました。
このクライアントさん、実はライフワークコーチングへの応募で私のところに来た時点ですっぽんぽん(爆
いや、コーチングに裸で現れた露出狂というわけではなくて、心がすっぽんぽんだったんですよ。
だいたいみんな、最初は私に対しても鎧をまとっているものです。
私もそれを脱がしていくのが大好物なんだけど、彼女はまさかの最初からすっぽんぽん。
作り込まれた自分像でこれまでビジネスをしてきてしまったので、本当の自分や、ありのままの魅力を出せてない。
祥子さんに力を借りて自分の殻を破りたいんです。だから最初から裸できました。
というようなことを言ってくれました。
惚れてまうやろw
顔はチャーミングで、見た目も小綺麗、頭もいいし、文章も上手、家庭環境も恵まれてるように見える。
グラフにしたらきれいな円にちかい彼女は、子供の頃から「できる子」ポジションで育ってきたのがわかります。きっとみんなに憧れられる存在なのかもしれません。
出会ったその日からすっぽんぽんだったので、彼女が普段どんな殻をかぶってるのか想像さえつかなかったけど、「できる子」ならではの悩みは意外と深いことがわかってきました。
例えば発信をするにしても
彼女はテストで高得点が取れるような書き方はできるんです。
情報を正確に書いたり
小論文のようなためになるいい話を書いたりはできる。
だけど彼女自身は
正しい情報を選択しないことだってあるし
毒を吐きたい日だってある。
それが本当の彼女なのに、周りから見られている自分への「きれいな円」としての期待値に応えなきゃいけない気がして、そんな自分を出せずにどんどん苦しくなってしまう。
プライベートではもちろん、丸ごとの自分を出せる家族も友達もいるけど、仕事となると見せている自分と本当の自分とのギャップが。
こういう「きれいな円シンドローム」は彼女のようになんでもできる優等生に多いように感じます。「できる子」とは自覚してなくても、「いい子」で育ってきたん人も。
この根本的な原因は子供の頃から染み付いたリワードシステムにあるのでは？と私は思います。
正しいことをすれば大人に褒められる
いい点数を取れば大人に褒められる
期待に応えると大人が喜ぶ
「優等生」や「いい子」はこのリワードシステムに強いんです。
できる子ほど、このリワードシステムの中でのきれいな円に近づいて行くし、きれいな円に近づくほど、いびつになることを無意識に避けるようになってしまうんですよね。
かくいう私も、このリワードシステムでハイスコア連発してた1人。
医者を目指してた勉強してたけどセンター試験をばっくれたあの日までね。
ま、そこで道を踏み外したように見えたかもしれないけど私は凸凹にありのままで生きられてほんと幸せです。
でもさ人って、きれいな円の人見てても、あんまり心は動かされないんだよね。
書き方のお手本の字よりみつをの字に惹かれるようなもので。
凸凹やギャップ、本音や弱さ、そういう部分があってこそ、その人らしさや魅力が輝いてくる。
正解じゃない部分に、その人の生き様が現れてくる。
すっぽんぽんで現れた彼女が虹色に輝いて見えたのも、実はかーなりテケトーだし、いっぱい悩んでたし、しんどい想いも乗り越えた上での彼女にしかない生き様を私にそのまま見せてくれたから。
だからね。
きれいな円しか見せられないそこのあなた！
勇気を出して、たまには正解じゃないことしてる自分を見せちゃえばいいよ。
今夜のごはんはマック祭りです、てへ、とか。自分を見失ってワナワナして子供に怒鳴りつけちゃったよーとか。
本音をぽそっと、吐き出しちゃえばいいよ。
ありのままの姿を見ると人はもっともっとあなたを好きになるはず。
どうしてもそれができないなら、まずは日々の暮らしから周りの期待に応えないこと、取り入れてみるといいかも。
何かお願いされたらノーと言ってみるとか。
彼女を含め、「きれいな円シンドローム」の大人がたちがきれいな円をぶち壊し本来の姿で開花できるといいな。
「きれいな円シンドローム」は大人になってから結構しんどいです。
だから、私たちも子供達をきれいな円にしないよう気をつけていきたいよね。ありのままの凸凹バンザイ🙌🏽
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