【脳性麻痺の娘の成長記録6歳9ヶ月 障害児のママとなったあの日の感情と向き合うこと】 | 「自然体で自分らしい」心も体も楽になる家族の食と暮らしのヒントをお届け

「自然体で自分らしい」心も体も楽になる家族の食と暮らしのヒントをお届け

「キッチンから未来を変える」
自然派ずぼら料理教室/ホリスティックライフコーチマーシャン祥子です。
自然体で自分らしい 心も体も楽になる家族のライフスタイルを提案します
食も暮らしも「みんな違ってみんないい」新しい時代の生き方を見つけよう!

・はじめましての方へ
オーストラリアの海辺発 食・子育てからライフワークまで、ママの生き方をホリスティックにサポート。
世界を飛び回っていた管理栄養士×シェフが、障害児子育てをきっかけに「キッチンから未来を変える」フードコーチ・ライフワークコーチに!?ハマるの確実。まずはここからスタート→10年間のholisticfoodjourney

 

 嬉しい3つの成長

 

 

 娘、来週で6歳と9ヶ月。


最近すっごく嬉しい成長があったので記録しておきます。


それは


1、靴下が履けるようになったこと


2、一人でお風呂にまたいで入ったり出たりできるようになったこと


3、家のトイレに一人で行けるようになったこと



なーんだそんなこと。


と思うに違いありませんが、これって我が家では凄いことなんです!





娘のセラピーのゴールは


「できる限り自立して生活できるようになること」


だからこういったライフスキルの習得のためにコツコツ頑張ってきてたんです。



着替えやお風呂、トイレに共通するのは


「プライバシー」


じゃないですか。



小さいうちはいいけど、10歳くらいになったらきっと着替えもお風呂もトイレもパパじゃ嫌って思うようになると思うし。



介助の先生も出来るだけいない方がいいって感じるようになると思うんですね。



だから、それまでには習得させてあげたいなって焦らず急がず、だけど継続的に小さなチャレンジを重ねてきていました。6年9ヶ月も😅



ちなみにこの3つができたのは先週の日曜日のこと。一度に3つのことができるようになるなんてそれはもうクリスマスの朝くらい嬉しかったです。娘も、本当に嬉しそうに、誇らしげな様子で永遠にぎゅーしたいくらい♡






また、お手紙を書くのがブームで、スペル間違いはいっぱいあるけど毎日のようにお手紙をくれます。



ちょっと風邪気味でここぞとばかりに大げさに寝ていたら、ドアの下からカサカサっと音を立ててお手紙が届いたり(笑



以前は全部スペルを聞いてきて、私、ネイティブじゃないので頭で単語を解体して伝えるのが超絶面倒だったんですけど。


間違えてもいいから自分で書くんだっていうマインドセットに変わったのもここ最近のこと。



「ちゃんとできなくてもいいから、まず自分でやってみよう!」



何事においてもそう変わってきてる娘を見るのが嬉しくてたまりません。




 医療事故の起きた病院で

 


私はよく海辺をウォーキングに行きます。崖を登っていってぐるーっとブッシュウォークをすると、息子と娘が生まれた病院の前に出るんです。



この病院、今は閉まってしまって、ホスピスに改装する準備が亀のスピードで進んでいるところ。



この病院の前に来るたびに、足を止めてみるんです。






娘がお腹にいて陣痛の合間に入っていった入り口。



「あの瞬間娘に障害はなく、元気な赤ちゃんだったんだ。」



長い長い陣痛に耐えた病棟。



「陣痛に耐えていたあの時、娘は酸欠状態だったのに医者の判断を誤って娘は脳に損傷を負ったんだ。」



そして、自分の心に問いかけるんです。



今あなたは怒ってるの?悲しいの?後悔してるの?



病院の前を通るたびに儀式のようにこれを繰り返しています。



自分の心に問いかける時、突然閉まっておいた怒りが爆発したりするのかなってほんの数ミリ心配をします。閉まっていたパンドラの箱の蓋をそっとあけるように、、、。



だけど今の私の中には、怒りも悲しみも後悔もあまりないことを確認するんです。



それはもう十分味わったし、吐き出したし、できることは全てしてきたよねって静かな気持ちでまた歩き出します。





 障害=不幸せではない

 



怒鳴りながら怒りや悲しみをぶつけて、関わった全ての病院関係者を泣かせた日のことを思い出して涙が2本頬を伝う中、坂を下って行く時いつも思うんです。



もし障害がなかったら私たちはもっと幸せだったかと聞かれたらきっと答えはノーだなと。



もちろん娘にとっては障害はないに越したことはないし



家族の生活もずっとずっと楽だったはず。



だけど障害の有無と幸せ不幸せは関係ないとまっすぐな気持ちで思えるんです。








娘の価値、人の価値は障害で変わることはないし



家族の絆や成長という面では、障害というチャレンジがあるからこそ得るものの方が多いかもしれない。



そして今の家族としての暮らしが大好きだから、逆に障害のない娘や暮らしが想像つかないんです。



靴下やお風呂やトイレのことで


こんなに温かな喜びに包まれることができるのも


悪くないよねって。



 大切なのは気持ちと向き合い続けること

 



だからもし、今どこかに「障害」を告知されたり、無念な医療事故によってどん底に突き落とされている人がいるとしたら伝えたい。



それは不幸の始まりではなくて



より新しい幸せの形を見つけるチャンスかもしれないよって。



もちろん最初は動揺して、絶望し、怒りや悲しみに打ちのめされるのは当然のこと。それでいいんです。



いつかチャンスだったなって思えるまでは、私が病院の前で毎回立ち止まるように、何度も何度も自分の正直な心と向き合って欲しいなって思います。





ちゃんと向き合い続ければ、必ず少しずつ感情は消化されて、慣れとともに新しい意味をもたらしてくれる。


そう信じてます。



「普通」の外側にあるもっと広い世界で自由に生きられる人が増えていきますように。




 

 

 

 

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