世界を飛び回っていた管理栄養士×シェフであるマーシャン祥子が障害児子育てをきっかけに「キッチンから未来を変える」ママのためのフードコーチになるまでの道のりを是非読んでください。・10年間のholisticfoodjourney
最近娘の足の筋肉の緊張を緩めるために打ったボトックスがやっと効いてきました。両足の踵がつくようになり、いつも歩きたがります。
指2本でちょこっと片膝の向きを訂正してあげるだけでも一人で立てる感じになってきて、バランスボールに座れたり、体のバランス自体も変わってきたような気がします。
大して効いてないわって1ヶ月ほど停滞感が否めなかったので、報われた気分!
プールの中でも毎日のように歩いているし、公園や家の中でも手をつなぎながらたくさん歩きます。歩くことで体のバランスを覚えている時期に思えるので自立を促すためにウォーカーを使わせるのもちょっと控え、ひたすら一緒に歩いています。
踵が地面につくなんて当たり前のことなのに、奇跡のように嬉しいんです。
踵がついている娘の両足を見るだけで、嬉しくて仕方ないんです。
また、娘浮き輪なしで一人で短い距離ですが泳げるようになりました。泳ぐことが大好きな娘。レッスンに行っているわけではないんですが、勝手に自分で習得(笑)
(これは浮き輪してますが)
プールサイドの段差に立ち、自分で向きを変えてジャンプして私の方まで泳いできます。空気を吸うより水の中にいたいっていうくらい、水中につっこんでいきます。
泳いでいる娘を見ると、そこには障害がなくて。潜って娘を見ると、水中でもにかーっと歯を見せていつもの笑顔なんです(笑)
自由に動けることがすごく嬉しいんだなーってついついこちらも笑顔になってしまうんです。
水を得た魚、みたいな感じ。
得意なこと、好きなこととしてどんどん伸ばしていってあげたいなと思います。
最近、障害のある子をもつ家族と仲良くなりました。セラピーセンターのクリスマスパーティーで、ふと気づくと息子のクラスメイトがきていて。実はその子の弟が原因不明の発達遅延で同じセラピーセンターに通っていたことが判明。
同じクラスなのに親同士はお迎えで会ったのも一年で一度しかなく、お互いの子が障害を持っているなんて気づきもせず、一年間すれ違っていたのでした。
親同士も意気投合してしまい、子供達も元々仲は良かったけど家族レベルで急接近。師匠は誰とでも永遠に喋れますが、友達になるストライクゾーンが狭いので、パパ同士仲良くなるというのはかなりレアな我が家ですが、その家族のパパとは名前まで一緒で話があうらしくて仲良くなってました。
向こうの子はまだ1歳半で、身体的障害は軽度で視覚や認知の障害もちょっとある感じだけど、同じ感じで手をつなぎながら歩く練習をしているので、仲間ができたようで嬉しいんです。
小さい子が大好きな娘は、その子から刺激を受けて歩くのを頑張ってる感じも見受けられます。
親同士話しながら、なんか久々に分かり合える人と出会えたという安心感があるんですね。別に、誰もわかってくれないなんて思って暮らしているわけでは全くないんですけど、言わなくても隅々まで分かってくれるという感じがするんです。
どんなに仲の良い友達でなんでも話せる友達だとしても、障害児を育てるということがどういうことかって、体験してる人にしかわからないと思うんです。基本的に普通の子育てとは一緒だと思っているけど、だけどちょっとした負担の積み重ねとか、暮らしのバランスとか、気持ちの保ち方とか、やっぱり違うんです。
どんなに流暢に英語が話せて、世界中の人とコミュニケーション取っていても、ふとした時日本人と出会って、わかるわかるー!とかなつかしー!とか話すような、あんな感じです。日本人じゃなければわからない日本のことがあるのと一緒です。だけど日本人だから誰でもいいかといえばそうでもなく、すごく仲良くなれる人に出会えたようなそんな感じです。
一年間すれ違った運命のいたずらはありましたが、素敵な家族に出会えて良かったです♡ 娘のセラピーへのモチベーションもアップ。娘のセラピー×裁判、今年も余裕をもちつつ取り組んでいきたいと思います。