はじめましての方へ
世界を飛び回っていた管理栄養士×シェフであるマーシャン祥子が障害児子育てをきっかけに「キッチンから未来を変える」ママのためのフードコーチになるまでの道のりを是非読んでください。随時更新中
・10年間のholisticfoodjourney
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なんじゃそれ?と思う方が多いと思うけど、23-25歳くらいの時はたらいてた東京のレストランで、料理の仕上げに使ってたのがカマラグの塩だったんです。
125gのパッケージで確か10年以上前でも千円くらいして。美味しいお塩が料理に大切なんだと気付かされたんです。
そしてフランス料理にも興味を持ったんですね。
モンペリエはこの塩が取れるカマラグ付近にあり、塩ファームって言えばいいのかな?とにかく塩ファームの見学ができると知ってワクワクしてました。
そして家族で行ってきました。
ちょっと変わった地形なので海水が溜まる湿地帯のような感じなんですけどなんとここがピンク〜ラベンダー色なんです。
海藻の色なんだって。
ピンクの湿地帯の奥に古いお城の城壁が見えます。
ここは2000年前ローマ人によって塩の採取が始められたそうで、戦前までずっと手作業で塩がとられてたとのこと。(今は機械)
水辺に塩が結晶化して打ち上げられるのでそれを取ってカゴにいれる地道な作業です。
で、2000年前は塩を取る仕事への対価として白い金と呼ばれて塩が支給されてたそうなんです。
フランス語で塩はselセルって言うんですけど、その対価として渡してた塩をサラリアムと呼びそれが派生してサラリー(給与)という言葉が生まれたんだって。
すご〜い!
塩ファームの中をザ・ツーリストみたいな電車で走って、塩の山まで行ってきました。
この雪山みたいの全部塩なんです。
思わず拾って舐めたよね(笑
こんなにたくさん塩が取れるってすごいわ。しかも2000年にわたって取り続けてるなんて。
そして修行時代の思い出の塩、同じパッケージのものを買ってきましたよ。なんか嬉しい♡
この塩をいれるスプーンも可愛い。
意外とスーパーや百貨店にも売ってなかったので買えて満足です。
ちなみに色々味見しましたが、ぶっちゃけて言うといつも使ってるヒマラヤのピンクソルトの方が美味しかったです(爆
塩に甘みがあるんですね、ピンクソルト。
カマラグの塩の方がしまりがある感じかな。好みだと思いますが。
でもどちらもミネラルの量が多いので、食べ物を美味しくしてくれる上に体にも優しいですよ。
よく怪しい調味料は捨ててくださいとアドバイスするんですが、調味料なかったら何使ったらいいんですか!?と言われます。
美味しい塩でこのレシピをと勧めると、塩だけなのにこんなに美味しい!ってびっくりされます。
多くの人が旨味調味料やアミノ酸と書かれた添加物、つまりは味の素に慣れてしまい、それがないと美味しく感じなくなってるんだけど。
本当に美味しい塩の旨みに舌をならせていくと素材もずっと美味しく感じられます。
あれこれ旨みを足そうと頑張らず、シンプルに素材と塩で勝負するのが楽だし美味しいし身体にも優しいんですよ。
この塩ファームの様子はFBからみれます。マーシャン一家のFoodJourney
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