フレンチおせち | 「自然体で自分らしい」心も体も楽になる家族の食と暮らしのヒントをお届け

「自然体で自分らしい」心も体も楽になる家族の食と暮らしのヒントをお届け

「キッチンから未来を変える」
自然派ずぼら料理教室/ホリスティックライフコーチマーシャン祥子です。
自然体で自分らしい 心も体も楽になる家族のライフスタイルを提案します
食も暮らしも「みんな違ってみんないい」新しい時代の生き方を見つけよう!

フランス人の友達カップルと、そのお母さんfromパリを招いて。

フランス人が日本のお正月を体験する会を開いた。

 

でも、食材も食器も、完全に和とかおせち、でいけないので、ちょっと洋風にアレンジ。

 

 

色んな前菜の盛り合わせ。

 

 


SOULが嫁いだその日から

 

なますはライムと蜂蜜でコリアンダーを添えて。

 

青菜の白和えはクリームチーズと白胡麻にライムの皮が隠し味。

海老は白ワインの香りで茹でて。

厚焼き玉子に塩昆布のトッピング。

スモークサーモンにピクルス添え。

 

お煮しめは、ちゃんとちゃんとの和風。

 

 


SOULが嫁いだその日から

 

白身魚の卵黄と味噌を塗りながら串焼きに。

 

 


SOULが嫁いだその日から

 

枝豆は食べ方から説明して。

 

 

お雑煮はお餅を小さく切って入れて、大根の葉もたっぷり。

 

 


SOULが嫁いだその日から

 

お雑煮って、最後に様子を見てお持ちの数をそれぞれ聞いて、締めくくりたい感じだけど、やっぱりフランス人にとって、スープは前菜。

 

新しいお餅の食感に興味深々、鰹節の香りに酔いしれて、あっという間にお椀は空っぽ。

他のものを食べる前に全部食べきってから、次に進んでいた。

 

日本みたいに、一汁三菜を順番にめぐって食べるという習慣はない彼ら。

 

前菜→魚→肉とひとつずつ終えて食べたくなるのはやはりフランス人。

もちろん、食事と一緒にワイン。

そしてメインが終れば

今宵もまた。

 

チーズ食べる?

 

と当然のように言い出す師匠。

ちょっとしたおせちあとに、パンにカマンベールをたっぷり乗せて、チーズを堪能した。

このチーズの時間は、師匠にとって普段から欠かせない大事な時間。

もちろんそれからデザートの時間。

 

こういう、食事にまつわるあれこれは、私たちの間にある最も大きな習慣や常識の違いといっても過言ではないんだけど、実は私はこのズレをとても愛しく思う。

 

このまるで逆転したような食習慣の違いは、むしろ食事に対するそれぞれの大きな思い入れ、歴史、文化があるからこそ、歴然と現れてくるんじゃないかなと思うから。

 


SOULが嫁いだその日から

 

私は日本の食文化もフランスの食文化も、世界に誇れるすばらしいものだと思う。

 

和食を食べるとき、私は師匠に日本のマナーや常識を教え、フランス料理を食べるときは、なるべく師匠の意見を取り入れて食卓を演出し、そして師匠は私にマナーや常識を教えてくれる。

だけど、今日みたいに、和と仏が混じっている日だってある。

そうやって、守るものと新しく生み出していくもののバランスを取りながら、これからの食卓を作っていけたらな、と思う。

 

子供ができたら、週に1回はフランス料理の日、週に1回は和食の日を作っていこうね。

 

 

そういう師匠。

 

やっぱりこの食卓への情熱、日本×フランスは最強なり。