そこはジャイアンの城だった《 自分史[81]》 | オカハセのブログ

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自分史は2004年の暮れ近く(多分)。



ライブが終わり、打ち上げに参加する。

ボーカルの女性は「今日のライブは私、長谷川さんと1番コミュニケーションが取れたような気がします」と言ってくれてとてもそれは嬉しかった。とても素晴らしいボーカルだったから。

バンドのメンバーのピアノの女性は「ウチの旦那は愛知県では結構あちこちでやってるドラマーなんですよ。ウチは半分自給自足してるんです」という。

僕は「自給自足」という言葉に反応した。働くのは最低限にして自給自足で生活をしたいという願望があるからだ。

僕は「自給自足のお話を詳しく聞きに行きたいです」というと

ピアノのかた「あーそれなら、明日の昼間に何人かウチに来てセッションするんだけど、長谷川さんも来ませんか?」と誘ってくれたので、翌日ハムと一緒に行くことにした。

僕はセッション目当てよりも、自給自足のお話を訊く気のほうが強かった

因みに僕がまだサックス始めるずっと前に(20歳頃)トヨタ自動車の期間工で愛知県で働いた時の休みの日に名古屋のジャズライブハウスに来て愛知県のジャズメンの演奏を沢山聴いていたのだが、今回のライブのピアニストの旦那さんのドラムも何度か観ていた事を翌日遊びに行って思い出した(当時は若手でしたが、今は愛知県の大御所に値するドラマー)。

名前は伏せますが、愛知県のジャスマンならもうそのドラマーが誰か分かるかもしれない^^


ハムの車でそのピアノドラム夫婦の家にお邪魔した。確かに周りは畑や林に囲まれていて近隣に家が無い一軒家なので、音は出し放題だろう。

羨ましい環境だと思った。

お邪魔すると、居間には若手のピアニストとベーシストと座っていた。少しすると旦那のドラムがホロ酔いでやってきて挨拶をした。

そして直ぐにセッションが始まる。

僕は自給自足のお話訊くのが目的だったので最初見学してたら「サックスを出して吹け」と言われたので、まあ挨拶程度に吹くのは礼儀と思い楽器を組み立てた。

ドラマーの旦那は酔っ払っているせいもあり、そしてベースとピアノが若手の後輩という空気なのもあって、、もちろんプロのドラマーだから上手いんだけどドラムばかり大音量で、少々煩いなと感じていた。

サックス吹く前から「今日は自給自足の話を聞きに来たのがメインだけど、もしかして自分のドラムの音量について来い!的なダメ出しされる様な気がする」と感じて、正直せっかくの休日の日がストレスで台無しにならないといいけどな…と少し不安になった。


そしてサックスを吹き始めた。正直もっとドラムは抑えて欲しいな、うるさいなと思った。若手のピアノもベースも全くイキイキはしてなくて…。

多分ここはドラマーである旦那のワークショップ的な場所なのだろう。ある程度言うことに従っていたら可愛がってもらえてステージとかに誘って貰えるのだろう。だけど全く楽しそうには見えなくて…

はっきり言って、年配のジャスマンの一定数に見られる「大人になれないオヤジ」だと思った。

【ジャズジャイアン】だと思った。【ジャズジャイアンツ】ではなくてね(笑)。

「ジャイアンツ(巨人)」じゃなくて「ジャイアン(ドラえもんに登場するあのジャイアン)」……

余計に嫌な予感がする。


案の定、僕にとっては理不尽に感じるダメ出しがあった。

正直あのストレスだらけの職場から解放された休日にここへ来たのは間違いだった。傍観していたハムも同じ気持ちだった様だ。


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