加納朋子の小説「ささら さや」を映画化し、女優の新垣結衣が自身初の母親役に挑んだファンタジードラマ。
突然の事故で大泉洋さん演じる夫ユウタロウを亡くしてしまった新垣結衣さん演じるサヤは不思議な町「ささら」に移り住む。生まれたばかりの息子を守ると誓うサヤだが、身寄りもなく苦労の連続。そんな2人を残して成仏しきれないユウタロウは、さまざまな人の体を借りて現れ、サヤを助けていく。ユウタロウは最初は、世間知らずで人を信じやすいサヤを守るために成仏するまでの猶予期間を与えられたと思っていたが、映画の最後「実は自分のためにあった猶予期間だったのだと気がつく」。自分と母を捨てた父親のその後の苦悩を知るための期間だったのだ。
昨日の「自虐の詩」と同様に、この映画もヒューマンドラマでした。とても良かったです☆