結婚の報告に父に会いに行く《 自分史[40]》 | オカハセのブログ

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青森で結婚してから時々親には電話をかけて色々報告こそはしてました。
だけど一度北海道に挨拶に行くのがスジだと嫁さんは言うし確かにその通りなので、里奈を連れて3人で父の住む北広島に行くことになった。北広島駅まで車で迎えに来た父親はサングラスをかけて革ジャンという格好。僕は前から父親がこういった格好をすることは知ってるし別になんとも思わないんだけど、嫁さんは妙に身体が硬くなっていた…
家に着き親父はサングラスを取って挨拶をした時、嫁さんは少し安心した様子だった。そして父は「ちょっと用事足して1時間後に帰って来る」といって何処かへ出かけて行った。
おとなしかった嫁さんが口を開く。
「ねえ?こうちゃんのお父さんってヤクザさんなんだよね?」というから、僕はびっくりして「ええ?違うよ!ヤクザじゃないよ(笑)」
嫁「だって革ジャンにグラサンってヤクザじゃないの?」
僕「そうなの⁈昔からああいう格好してるよ」
嫁「本当にカタギなの?」
僕「本当だってば(笑)」
嫁「あー良かった、てっきり【騙された】と思って身体固まったよ〜(笑)」

なるほど一般的にはヤクザのファッションなんだなと知った。何せ息子にとっていつもの格好なら、あくまでも父親のファッションであってヤクザのファッションとは思わなかった。
つまりヤクザと間違われる格好をわざとにしてるんだなと知って、なんか少し父親が残念な人に見えた(笑)。
しかし、これには実は父親なりの切実な事情があったようだ。これについては長くなるので別な記事に書きます。

その日の晩か翌日の晩かは忘れたけど、僕の兄夫婦と父と父の彼女と僕らは寿司屋さんで食事をすることになった。
余談だが、兄夫婦がおススメの寿司屋だがシャリがべちゃべちゃだった…恐らく炊き方に失敗したんだろう、失敗したシャリでそのまま握って出すこの店とんでもない商売してるなと思った。嫁さんがいなかったら父は店の大将を怒鳴りつけていたと思う。他の客席を見てもウンザリ顔のテンション下がった表情で食べてる…
嫁さんは後で「北海道ってお寿司こんなに不味いの?」って言いました(笑)。
話が逸れました。

そしてこのあと兄と交わしたある会話で、僕はもう兄とは必要以外には関わらないことにした。
とは言っても兄は自分の言ったことを忘れてるんだろうけど。
兄は今は「長○川技研」の社長という立場。僕のような最下位の底辺の人間(皮肉のつもり)が彼の名を汚すようなことを書くのは武士の情けで伏せておきます。
なので、この兄との話はそのうちアメンバー限定記事に書きます。

翌日、ばあちゃんの入居してる施設に父と嫁さんと里奈とで行った。ばあちゃんはすっかり目が見えなくなったので、父が働いてる間にボヤを出したりして危なかった。だから施設に入れることにしたのだ。
ばあちゃんは僕が結婚したこと、そして連れ子だけど娘がいることにとても安心して、何度も何度も嫁さんに「孝二のことよろしく頼みますね」と頭を下げてすごくせつなかった…
3日くらい滞在して最後に嫁さんと里奈と3人でばあちゃんの施設によってから青森に帰ってきた。






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