万歳三唱だよ、ハニー。やっと解散したね、衆議院。テレビで見てたけど、なんかあっけなかったのね。まぁ、そんなもんサ。解散、選挙、政権交替、で、明日からバラ色の日々、っていう幻想に流されて、必要以上の期待に染められていたんだから。でも、そんなにうまくはいかないと思うのね。
いろんな意味で、時機を逸した解散だったと、私は思う。まず麻生さん側からすれば、総裁選挙直後に選挙をやっていれば、ゴタゴタする事もなく、たぶん政権は安泰だったと思う。一方民主党の方からすれば、今はあまりにも期待値が大きすぎる。政権を執ったとして、求められるモノは大きい。直ぐに期待はずれ、なんていう事になりかねない。
投票する側として、では今、明日どうなればいいと思う?今日と同じ明日が来ればいい、と思っているなら別に解散したり選挙する必要はないと思う。ではもうちょっと楽に、なんてどのくらいそれを求めている?けっこう求めている事は、奇跡に近かったり、夢見心地だったりするんじゃないのかな?
そういう意味で、この度の選挙は、何より国民のリテラシーが問われる選挙だと思う。選択肢、といってそう極端な違いのないモノを、どっちかにせれ、って言われているようなものだから、よけいに審美眼が必要になる。ちゃんとわかっているめんどくさがり屋は、今回程悩む選挙はないと思うのね。
で、ちゃんとわかっていない私は、今からさてどの馬に張ろうか?とワクワ~クしているのだが、なんとなく、思い出した事があったのね。
今中断している鬼姫VS邪神。それをレコーディングしている頃は、それはもうテンション高くて、エレクラさえあれば、他は何もいらない、ってぐらいのめり込んでいた時期なのね。この下半身の悪魔、と呼び称される私が彼女なんてめんどくさくていらな~い、なんて言ってたくらいだから。
それは、この間ちょこっと姫と話したんだけど、ひとつの要因として、スタッフに恵まれていたからだと思うのね。結局最後には裏切られてしまう事になるんだけど、その頃は心底アテにしていたし、信頼を寄せていたメンバー。そういう人達がいたからだと思うのね。
その頃のメンバー、現・暗き彼らとは高校時代のバンド仲間で、私が学校を辞めてから音信不通になっていたのね。それがふとした時に電話がかかってきて、再会する事になったのね。久しぶりにバンドやりたいんだけど、ドラムがいなくてサ、なんて。
私はああイイよ、久しぶりだね、っていう感じでOKしたんだけど、その時ボソッと、思った事があった。当時はエレクラを始めたばかりで、いつも初代と一緒にいた。ちょうど初代がいる時に電話がかかってきたんだけど、電話を切って、これこれこういうコトになったのね、って話した最後に、初代に言ったのよ。
なんとなくノスタルジーに付き合わされるのはイヤだな、ってね。彼らがバンドやりたい、って言ったのは、たぶん想像だけど、結婚したりとか、子供が出来たりとか、いろんな事を経て、ちょっと余興で昔の仲間とバンドでもやりたいな、なんていう軽い気分だったと思うのね。バンドとその後の同窓会が同等っていうか。
でも、私にしてみれば、その頃はエレクラに躍起になっていて、まだまだ現役、音楽の真っ只中で心中する気満々だったのね。そうして見つけたエレクラだから、もうかけがえのないモノだったのね。
そういう温度差を、漠然と感じたのね。なんとなく小手先でチョチョッと、っていうのからは距離を置きたかったんだろうね。
そういう温度差と同じモノを、今日NHKの中継を見ていて思ったのね。なんとなく、全体が幻想に包まれているっていうか、新しいモノが全然無いのに、ガラリと時代が変わるような気になっているっていうか。空騒ぎっていうのかな?テレビを見ているこっちは、もっと切実で、それこそ明日の生活にも不安を抱いているのに、何を呑気に万歳三唱だよ、っていう感じ。
そういうのに付き合わされるのは、随分と疲れる。後になって、本気にやらなきゃ、なんて思って後悔すんじゃないだろうか、なんて思う。
結局そのメンバーを含めて、エレクラから袂を分かつ事になった人達っていうのは、え?話と違うんじゃないの?っていう行き違いからすべて離れていく事になった。それは半分は私の責任でもあるとは思う。ちゃんとこちらの意志を伝えきれなかったところで、責任はあると思う。そののんびりさ加減とか、敷居の低さとか、いい加減な感じとか、誤解を生じていたところはたくさんあると思う。
で、そういうところを、マスコミとか、国民の側にも感じるのね。生活が苦しい、何故だ?そうだコレには原因があるはずだ、敵がいるはずだ、犯人がいるはずだ。そいつらを探せ、吊し上げろ。見つけたぞ、自民党だ。よ~しみんなでとっちめてやれ。で、解散総選挙。
たぶんね、昨日の話とも繋がると思うんだけど、勝つっていう事は、負ける事よりもよっぽどしんどいと思うのね。勝ち組だ、なんだ、って一時期流行ったけど、現実は勝ち組の方がよっぽど辛い。負け組は責任を放棄出来る、という特権を得ている。これほど楽な事はない。
でも、どうだろう?この度の事態を、負け組の逆襲、って言えるのかな?どうもそんな気がしないのね。あくまでも私の勝手な感覚なんだけど。
民主党はたぶん、政権を執るだろう。でもその後で期待が大きな分だけ、ガッカリする度合いも大きいと思う。それはかつての細川政権の時に、私達は経験している。ある意味、それはトラウマのように私達の中にも、政治家の中にも刻み込まれている。忘れている人がいたら、それこそ、おめでたい人達だね(笑)。
勝負はここからなんだと思う。期待はずれにならないで済む安心、を何処かの党が出せるか、にかかっている。
そうそう、昔新進党時代にも、高速道路を無料にする、って小沢さんは息巻いていたのね。その時私は、やれるもんならやってみな、っていう思いを込めて新進党に投票したのね。結局負けちゃったけど。
なんとなく、今日の夕方の総理の記者会見も、先行きの暗さを感じて情けなくなった。選挙に勝つ為に媚びへつらうなんて、と思ってガッカリした。俺は悪くない、と何で言えなかったのかな。それほど選挙に負ける事がイヤなのかな。負けたら負けたで、またひっくり返せばいいじゃないの。気概が本当に欠けている。
今回の選挙はいろんなキャッチフレーズをいっているけど、私が名付けるなら、弱いモノいじめ解散、だろうネ。
なんてね、最近とみに過激な思想にはまりつつある事をギドリンと言ってみました。ちなみに私は解散のニュースを見ながらパソコンでもうこれはタダモノでは無いというようなAVを見てました。その後の大相撲を見ながらこれはもうニンゲンワザでは無いというような格好のAVを見てました。終わってバトルロワイヤルを1&2続けた見たんですけど、その時でもパソコンではコンガラがったAVを見てました。そういうモノです国民は、って事で。
それでは今日はこの辺で、ご機嫌よう。