朝から私を悩ましていたもの。
正月にね、確か分厚い新聞の中の、これまた別冊みたいなヤツの中に、ちょこっと講演会のお知らせが載っていたんだよ。あ、塩じ~だ、と思って、おもしろそうだから、ってんで応募してみたのね。別に抽選とかじゃなく、数日後に招待券が送られてきて。まぁ、ブログのネタにもなるし、行ってみても良いかな、ぐらいで思っていたんだよ。
で、昨日までは、けっこう行く気になっていたんだけど、朝起きたら、なんか行くのがめんどくさくなってきたのね。ここのところ、ずっと私を取り込んで離さないめんどくさがり病が、寝起きの私を捉えたのよ。昨日も夜更かしして、寝たの今朝方だし、起きたのがもう正午過ぎてたし。
でも、着替えて1時45分ぐらいに出掛ければ、別に間に合うし、でも、めんどくさいし。ってんで、私の中でなぜか激しく葛藤が巻き起こるわけだ。占いを見てみたり、昨日髭を剃っていてバスッと切ってしまった傷の調子を見てみたり、歯の痛みの具合をさすってみたり。
別にね、行きたくなければ行かなくていいじゃない。めんどくさいから行かない、といっても誰に怒られるわけでもないしさ、講演会の入場のために、大枚叩いたわけでも無し。でも、なぜか、行かなかった理由を、探してしまうんだよね。
例えば、日々、掃除だ、ガンプラだ、エレクラだ、と一応スケジュール的なモノを決めて、それを一日の内に少しでもこなす、っていうのを日常にしているのだけど、それをやらないことについても、理由を求めてしまうんだよね。言い訳っていうかサ。誰かに対して申し開きをするワケじゃないんだよ。それを決めたのも自分で、誰に強制されたわけでもないし。やらなければ、何かこの世界の情勢がおかしくなるとか、そういうわけでもないんだよ。
いったい誰に対して、そんな言い訳を考えているのだろう?
たぶん、自分に対してなんだろうね。自分が納得するために、他の誰が聞いても不思議がらない言い訳を探しているんだと思うんだよ。
で、めんどくさい、という言い訳は、いったい納得出来る言い訳か?というと疑問だな。まず、他人が聞いて、それが真っ当な理由か?と訝しがられるに決まっている。でも、表に出ないだけで、別に仕事をしているわけでもないし、別にイイじゃん、とも思う。私の勝手でしょ、って。でも、釈然としないんだな。
このブログで、散々、私はめんどくさがり屋なんだよ、ナマケモノなんだよ、ロクデナシなんだよ、って言い続けているけど、それはやっぱり言い訳なんだと思う。そういう雰囲気を定着させるっていうか、ほら、ここではナマケモノもひとつの個性として成り立っているんだよ、って自分に納得させる為っていうか。自分で言って、自分で納得するっていうか。
前の彼女にね、しまさんは言い訳ばっかりする、と怒られたことがあるんだよ。昔、ギターのメンテナンスをショップに出した時に、クラフトマンと話していて、端から聞いていると、私は言い訳ばかりしている、と。別にエレクラではギタリストっていうワケじゃないし、とか、専門的な知識があるワケじゃないし、とか、元々安物ギターですから、とかいろいろとね。別に、私がこう思うのだから、こうしろって、堂々といえばいいじゃないか、っていう風にいわれたんだよね。
それを言われて、私は納得したんだな。そうだね、言い訳ばかりの人生って、なんかイヤだねって。
結局はね、自分の自信のなさ、なんだと思うんだよ。自信がないから、言い訳というか、まぁ、その場しのぎの言い逃れをしてしまうんだと思うんだよ。でも、そうそう自分に自信を持つなんて、出来ないわけで。特に、他人の気持ちってヤツを考えるとさ、自分を何処まで押し通していいのか、っていうのは最大に気がかりになるわけで。
そういうのがあるからさ、例えばエレクラが瓦解した時のトラブルとか、その後のバタバタとかも、そういう自分の性格みたいなモノが関係してきて、それが悪い方に出たんだと思うんだよ。だから、相変わらずそういうのに関して、ちょっとトラウマみたいになっていて、それで極端に他人と面と向かって交わることを避けるようになったんだけど。
自由気まま、って、今の生活を見て思うかもしれないけど、百パーセント、この生活を謳歌しているワケじゃないんだよね。少なくとも他人からのプレッシャーはない代わりに、自分の中で自分と戦う、というと大袈裟だけど、葛藤があるんだよね。相手が自分だから、このせめぎ合いはけっこうヘヴィなモノなんだよね。
みんながみんな、そうとは限らないとは思うんだ。自由気ままが最高で、それを充分に満喫出来る人も中にはいると思う。少なくとも、私は安住している側にはいるけど、時々、隙間に落ち込んでしまうこともあるんだよね。
昼間働いて、それなりに人間関係を円滑にこなして、そういうのが普通だとすれば、そっちの方が楽かな、とは思う。平気で嘘付いてさ、見えないところで手を抜いてさ、それなりに心にもないこと、言ったりしたりしてさ、毎月決まったお給料をもらって、後はしらねぇ、っていうのがね、楽といえば楽だとは思うんだよ。少なくとも、他人に卑下されるような生活にはならないわけで、一応人並み、っていう風に見られるからね。自分の生活を、いちいち他人に説明しなくても済むんだよね。
でも、なんかそれで人生がさっと過ぎ去っていくのには、まだ納得出来ないんだよ。一度違うだろ?って思うとさ、やっぱり気にかかるわけで、それを乗り越える何か、が見えないかぎり、私はどうしても今の生活ってヤツが必要だと、思ってしまうんだよね。
少なくともね、誰に向かってもブレない自信というモノを、私は手にしたいと思っているんだよ。少なくとも、それがないと自分から何かを外に向かって出していこう、という気にはなれないんだよね。まぁ、このブログとか、エレクラとか、ちょっとずつリハビリはしているけどね。
まぁ、この怠け癖病もサ、自分がそう思っているだけで、別に簡単に出来ることはやっているし、しなきゃいけないこと、っていうのも少しはあるからさ、それはやっているわけで。でも、さすがに昨日の記事、保存だけして、公開していないのに気が付いた時は焦ったね。気が抜けるのも程々にしろよ、って自分で思ったもの。そういうことが、少しずつ、何かを自分にもたらすんだと思うんだよ。
明日から、明日から、がしばらく続いても、いつかその日が来る、と思っているから、今いられるんだよね。昨日の記事のコメントに、さっきズラズラと偉そうにお返事を書いてみたりしたが、今ある常識っていうモノがサ、何処かで歪んで病んで来ていることも事実で、それを経験というか、知っているから普通ってなんだろう?って思ってしまうんだよね。
当たり前、って事を外して本来の姿を見てみると、けっこうなんで?って思うことが多いんだよね。でも、それを他人がどうこう押しつけても、ダメなんだよね。自分で葛藤して、自分で考えて、自分で答えを見つけて、自分で行動する。そうでなければ、きっといつかダメになる。まぁ、その悪い見本が、私って事で(笑)。
またしてもロクデナシのめんどくさい話をしてしまったな。結局、塩じ~には逢わなかった、って事で。
それでは今日はこの辺で、ご機嫌よう。