4月24日
花が綺麗。そう言う季節になってきた。目を見張る。
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公演終了後のブログというのはいつもなんだかうまく書き損ねる。脚本提供した『グレートフルグレープフルーツ』と、出演していた『おしり筋肉痛』が同じ日に千穐楽を迎え、あー、もう1週間かぁぁぁ。
って、のんびり思い返したいところなんだけど、千穐楽の翌日から迫り来る締切や打ち合わせや配信や締切や収録や締切なんかとがっぷり四つ、絶望的に忙しかったもんで、そしてまだまだ危機は去っておらず、いろんなものにちゃんとバイバイしていないことによる、なんか不思議な気持ち。
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お誕生日会に向かってる。いわさゆうきの。喋り、そして、即興劇をやるらしい。「それを誕生日プレゼントにしてください❤️」って。大丈夫だろうか、拓馬さん。
寄り道しようと早めにでたのに、電車が止まって、閉じ込められている。なんてこと。間に合うのか。タイトスケジュールなのでくれぐれも時間に気をつけてください!と釘を刺されている。
「ごめんごめん、早く出たんだけど電車が遅れて」がオオカミ少年的な意味合いで通用しないくらいに普段から遅刻癖がありすぎる。
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電車のなかで幼稚園児くらいの女の子と、お母さんが笑い転げてた。思い出し笑いだ。2人が何を思い出したかというと、おばあちゃんが「ランチョンマット」のことを「ランチョンマッチョ」と言い間違えた件についてだ。
「ら、ら、らんちょ、ん、、ま、まっ、、ちょ!!!らんちょん、ま、まっちょ!!!!wwwww」
と笑い転げるふたり。混ざりたかった。でも、混ざらない。金髪は人を威嚇するから、注意。
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大人の麦茶には前説があって、そこで、しょうごくんが「なぞかけ」というのを毎ステージ披露してた。と言っても、しょうごくんが考えるわけじゃなくて、ネタの提供は共演者。男子楽屋で、開演前にみんなで頭をひねってた。拓馬は、けっこうたくさん採用してもらった。そうか、ラジオのハガキ職人になる人ってこんな気持ち?
で、なんとなく、謎かけを考える癖がついてしまった。
「素晴らしい演劇を体験したあなた」とかけまして「浜に戻るための燃料の量が十分でなかった船」とときます。その心は、どちらも「ものがたりぬまに、しずむ」
物語沼に沈む
物が足りぬ間に沈む
言う場所がなくなってしまったから、ネタ供養としてここに書くね。
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ジュロコロ基金をふたたび始めた。先日は大人の麦茶のみんなにも協力を仰いだ。ここのところ、いろんな舞台に客演しようとしてる理由のひとつに、カンボジアのことがある。いろんな人と出会い、協力してもらうことで、世界を変えていきたい。シリアスな活動に重要なのは、おもしろおかしくたのしくしあわせにやる、ということ。決して不謹慎にならない配慮が必要だけど、なにがあっても陽のエネルギーで成し遂げるんだ、という強い意志は必要。エンタメの力を発揮したい。
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自分の描いた物語に、前よりもたくさんのひとが参加するようになった。責任をしっかりと持ちたい。
物語は人を傷つける。100人観客がいて、その中に、もしかしたらこの物語で傷つく人がいるんじゃないか?と作家は常に考えなくちゃいけない。ここに存在する暴力は本当に凶悪で、残酷だ。日本において、いち俳優の作品に対する発言権はほぼ皆無が基本とされてる。僕は俳優として、そういうものに加担してしまったことがある。僕は、言う。俳優のお行儀よりも、当たり前だけど観客の無事の方を優先したい。でも、1人の人間として、作家や演出家にどれほど抗議をしようとも、越権行為に限界はある。そして、さまざまなバランスを考えて、折衷案ということで妥協してしまうのだ。しかし、やっぱりものすごく、しばらくして後悔する。
そんな生き方はもうやめたいと、心底思う。止められなかった暴力に対して僕は、これから永遠に償わねばならないと思ったりする。たかが物語だけど、そこだけが、自分の生きられる場所。
で、作家としては、全ての人を共犯にしてしまう可能性を常に想像して、丁寧に物語を描きたいし、小さな言葉にも耳を傾ける柔軟さを持っていたい。
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イベントは大成功。即興劇も完璧だった。僕は、一芸のように即興劇をやりたくないと思っていて、即興の中にも、いや、即興の中だからこそ、そこに祈りが存在したりもする。笑ってくれたり、泣いてくれたりしたみなさんありがとう。よんでくれた、ゆうきもありがとう。いよいよ稽古開始が近い。がんばる。
4月25日
平和のつくり方を話し合う場所でさえも、喧嘩が起こる。でも、あきらめたくない。あきらめたくないのです。
さまざまな事情によって、つながることができないひとがいる。でも、本当は、夢に見るほど心底繋がりたいと思っていたりもする。その小さな心の、あったかくて痛いこころの揺らぎは、なかったことにしたくない。
缶詰状態。複数の締切があると、混乱してどっちも手がつかないということがよくある。よくない。
夜は『埋葬は三日月の朝をくちずさむ』のリモート会議二本立てだった。そして、明け方まで、作業。朝、ホトトギスがたくさん鳴いていた。まだ鳴くのがうまくない子とかもいて、ほほえましい。
さあ、今日もがんばるぞ。
あなたが何をしているのか、想像します。天気もよくなかったり、いろいろあるかと思うけど、どうかなるべくニコニコ笑って。くれぐれも、ハッピーになろうとすることあきらめないで。あなたの幸せ願ってます。
久しぶりのブログになっちゃった。
またね。