いったんゆるんだ寒さがもどって またギンガリと冷え込んだ。
昨日の最低気温は氷点下13℃。
片栗粉のようにサラサラの雪が 足元でキュッキュと鳴る。

少し暖かくなったんで、今年初めて庭に出る。
-5℃。
4~50cmは積もっているが 雪の上を沈まないで歩くことが出来た。
雪の中の水分が凍りついて 全体が固くなっている。

わが家の庭は キツネの通り道になっているらしく、ときどき足跡がついている。
左の小さい方。 右は私。(笑) 12月下旬撮影

雪と寒さに閉ざされて もう 3か月・・・
お年寄りたちは 口々に言う
「年が明けだもの、あど もう少すだぁ」
「節分が来たもの、あど もう少すだぁ」
「2月もあど1週間だもの、あど もう少すだぁ」

3月になったからって いきなり雪が融けて 暖かくなるわけじゃないけど、
「寒ったって、しゃあねんだなぁ」 (寒いと言ったところで仕方がないね)
自然の摂理にすべてをゆだねてあらがわずに 生きる。
何十年も、こうして春を待ち焦がれて長い冬を耐えて来たんだろうな。
深く刻まれたしわだらけの 笑顔が温かかった。