お久しぶりです。先日放送のアメトーーク!大変興味深く見させてもらいました。新日本プロレス特集ということで、90年代後半世代としては闘魂三銃士がピックアップされることにやはり心を躍らせてしまいます。
そのなかで橋本小川抗争が大河ドラマとして取り上げられたことは我意を得たり!と正直嬉しかったです。しかしながら、ダイジェスト的な紹介は致し方ないとしても第4戦がいっさいがっさいカットされていることはショックでした。尺の事情もあったでしょうが……
この一戦、ある部分では思い入れが相当強かっただけにこの事実は受け入れがたい。第3戦の1.4事変、屈辱の試合から艱難辛苦を味わってようやくたどり着いた雪辱戦。1.4の試合が何かの間違いだったことを証明してもらいたい。不意打ちめいた試合で調子に乗っている小川にプロレスラーの凄みを見せつけてほしい等、怨念めいた感情を抱えてブラウン管に齧り付いたあの懐かしい試合です。
マラソンマッチや見事な技の応酬が名勝負とはなり得ない。名勝負と好勝負との違いは試合(もしくは背景に)何故?がつくか否かとかつて某ミスターXは語っていましたが、そこにもうひとつ、ファンがリスクを負う。もしくは勝手に負ってしまうことを付け加えておきたい。思いあたる節がない方はもしかすると未だ名勝負に巡り逢えていないとも言えます。自分だけの名勝負をたくさんもってる人は幸せなプロレスファンかも知れません。それが苦い思い出であったとしても。
続く