行きますよ、橋本さん 改訂版 | 珈琲にハチミツ

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ファイティング・オペラ
ハッスル1
さいたまスーパーアリーナにて旗揚げ

ハッキリ結論から言ってしまうと、高田延彦が放った挑発 『大晦日PRIDE名文句をほぼトレースした「混じりっけのないプロレス 」をみせてみろ! 』へOH砲が示した回答は単なる茶番劇だった。むしろ高田すら共犯者。足掛け数ヶ月を経て迎えた2004年1月4日、波乱のスタートを切ったハッスルだがこれから一体どこへ向かうのか?

答えは「ドゥザハッスル‼︎」
小川直也対ビル・ゴールドバーグの一戦へ向けて、大一番を前にした緊張感を伝えるべくリポーターが小川の元へやって来た。
控え室では小川がなにやら本を読み耽っている。「小川さん、調子はどうですか?」リポーターが話しかけるが小川は「うるせぇな…」となんだか不機嫌そう。

おもむろに橋本が現れる。

「どうした?」

「泣き虫読んでるんですけど、くだらねぇ本すよ。」
クス…💦橋本のギャグ(?)に思わず笑いが溢れてしまう小川。何はともあれOH砲が揃ったところで前説スタート。と思いきやリポーターが高田の決め台詞「ドゥザ・ハッスル」を要求してくる。しつこく食い下がるリポーターを強制退場させ開口一番、

「何がドゥザハッスルだお前。いい加減にしろお前…いいかぁ?俺たちのハッスルは違うんだよ。えぇ? …行きますよ、橋本さん。」
「ハッスルするぞー!」

「よっしゃー‼︎」

「スリー!ツー!ワン!ハッスル!ハッスル‼︎」


…かつて武藤敬司は、W-1のあまりにもショーアップされた演出に対しプロレスファンから相当反発が起きるだろうと懸念して、ファンタジーファイトと定義付けた。同じような配慮がこのハッスルにもそれとなくされている。それがファイティング・オペラである。兎にも角にも動き出してしまったこの大層なお題目を立派なカタチにすることがまずはOH砲に課せられた使命でもあった!


続く