2024年4月から医師の働き方改革がスタートします。患者さんもご注意ください。 |     おび内科・漢方クリニックのブログ

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       鎌倉で内科、漢方、胃カメラ、大腸カメラのクリニックをしています。診療の合間につれづれなることを発信していきます。

みなさんこんにちは波

 

能登半島地震で、私の大学の後輩である小浦医師夫妻(富山大学剣道部)が被災しました。

 

2024年2月10日から始まったクラウドファンディングで多くの方にご支援いただき

 

支援額は1054万円(2024年3月3日時点)を達成いたしました。

 

彼らの気持ちを代弁して、心より感謝申し上げます。

 

本当に、本当に、本当に心より感謝しております。

 

小浦夫妻は、おひとり、おひとりにお礼を述べることができないことを心苦しく思っています。

 

どうか、小浦夫妻が今後、地域の活動を頑張ることをもってご了承ください。

 

彼らのような医師を守り育てることが皆さんの人生を守ることにつながります。

 

 

 

 

私は将来

 

小浦君に石川県知事ぐらいにはなってもらいたいと思っています。

 

総理大臣になってくれたら、なお良いと思っています。

 

しかし、彼らの3階建てクリニックは使用不能な状態です。

 

同じ場所で建て替えるか、移転を余儀なくされるでしょう。

 

 

スタッフも家族も被災者です。

 

まだまだ、ご支援を必要としています。

 

もし、賛同していただけるようであれば、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

3月31日まで寄付が可能になっております。

 

https://congrant.com/project/wajimakko2024/10390

 

 

 

小浦夫妻のクリニックが被災して甚大な被害が発生しているのですが

 

彼らの心境のごくごく一部なら私もわかります。

 

おび内科・漢方クリニックが入居する

 

神奈川県鎌倉市岡本2-1-10のプロシードビルでは

 

2013年5月の開院当初より断続的な雨漏りに悩まされてきました。

 

雨漏り対策は当初オーナーである株式会社プロシードの森山新吾社長が担当され、

 

 

2015年には株式会社プロシードの不動産部門として株式会社ディーコープが設立され

 

いまは、ご子息の森山桂多さんがビルの管理をなさっています。

 

 

診療が継続できないわけではないのですが、少し長雨が降ると、ビルの柱から侵入した雨水が床にしみだしてきます。

 

2023年8月7日には大量の雨漏りが発生したため、ようやく屋上の防水処理、壁のタイル部分の防水塗装(ビルの外壁4隅、8か所に壁面に張られたタイルがあり、そこから水が染み込んでいるという想定です。とりあえず雨漏りしている2箇所の防水塗装が実施されました)といった対処はしていただいたので、大量の雨漏りは止まっているのですが、少し長雨が降ると、ビルの柱から侵入した雨水が床にしみだしてきます。

 

そのせいで、雨漏りする部分はつねに開放させていなければならず、壁に密着させて物を置くことができません。

 

床材のめくれや壁材のかび、壁を支える軽量鉄骨のさびなどの被害はそのままになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

先方からの補償の申し出を待っているのですが、まだ明確な回答がえられない状態です。

 

おそらくビルの柱は相当さびているだろうと思います(2006年築)。

 

建物自体の耐久性にも問題がでてくるのではないかと危惧しています。

 

このような状況ですので、当院もいずれは移転を考えなければならないかもしれません。

 

✳︎将来、移転の可能性があるという理由でクリニックの看板(ボロボロ)を新調しないでおります。それと、物価高、人件費アップに診療報酬が追い付かないため、少しでも経費を削減するため、ボロボロ看板はそのままになっています。

 

(※当院が退去後に入居される方は雨漏りリスクとオーナーの姿勢を考慮して入居されるとよいと思います。よくよく調査と吟味なさることをお勧めいたします)

 

看板がぼろぼろでも、患者さんにご提供する医療の質は変わりません。

 

むしろ、スタッフの待遇を上げることが、患者さんへのサービス向上になると思っています。

 

見た目より中身です。

 

私のポリシーをご理解いただければ幸いです。

 

移転の際は患者さんにご迷惑が掛からないように近隣で診療を継続するようにいたしますので、ご安心ください。

 

以下に、小浦医師の記事やコラムのリンクを貼ります。

 

 

 

 

 

 

今回の本題に入ります。

 

2024年4月からの医師働き方改革によって患者さんにどんな影響がでるでしょうか。

 

いままで夜間残業していた医師が病院にいられなくなります。

 

簡単に言います。

 

医療の質が低下します。

 

救急医療のレベルが落ちます。

 

救急外来を休止する病院が増えます。

 

なぜかというと

 

医師を日勤から当直、さらに翌日の日勤まで36時間働かせ続ける

 

労働基準法違反を

 

自公政権が自ら違法だったと認めたところまではよかったのですが

 

それを是正するための医師の3交代勤務を

 

まかなうだけの診療報酬の増加がなかったからです。

 

(※殺人的過重労働で未来ある若手医師が過労死しています)

 

病院の収入は増えませんので、夜勤をするベテラン医師に支給する手当はだせません。

 

したがって、夜間救急をやめる病院がふえます。

 

その結果、救急医療ができるのは、給与の安い若手研修医がたくさんいる巨大な救急病院に限られるようになります。

 

そして、研修医たちも過酷な勤務と経験不足から医療ミスを起こすかもしれないという緊張にさいなまれて大量退職するかもしれません。

 

そして、さらに救急外来は閉鎖されていくのです。

 

※韓国も同様ですが、劣悪な待遇と将来の韓国医療のレベル低下を危惧して韓国の研修医はストライキをしました。

 

 

 

イギリスでもストライキをしています。

 

しかも、何回もやっています。

 

 

 

日本も同様の状況にむかっていっているということです。

 

 

数年後にはベテラン医師に診察してもらえるのは昼間だけになります。

 

表現は適切ではないかもしれませんが、若手研修医レベルの救急医療しか受けられない時代になります。

 

地方に行けばもっとレベルが下がります。

 

よく勉強している若手医師もいますが、経験が不足しています。

 

残念ながら、2024年4月以降は救急医療の質が低下することをご了解ください。

 

原因は

 

自民党と公明党と経団連、財務省、日本経済新聞が

 

病気になった国民にだす金はないと、患者さんを見捨てたからです。

 

保険料と消費税を集めるだけ集めておいて、それはないだろうと思いませんか?

 

マイナンバーとオリンピックと万博にはじゃぶじゃぶ税金投入ですか?

 

 

自民党、公明党、経団連、日本経済新聞に共通することはなんでしょうか。

 

彼らが力をもっているかぎり、ひたむきに真面目に働いている庶民は幸せになれないということでしょう。

 

それは、あっぱれな日本といえるでしょうか?

 

長年権力の座にあった人にはいったん退場してもらい

 

特定団体の利権のしがらみがない

 

2世、3世ではない

 

フレッシュな若い政治家にこれからの日本を託すという事

 

が大切な思想ではないでしょうか。

 

 

戦艦大和

 

昭和生まれの私にとっては日本の象徴です

 

しかし

 

狂ったように大艦巨砲主義にとらわれ

 

空母と航空機中心の時代に乗り遅れ

 

敗戦を招いた象徴が戦艦大和の沖縄特攻

 

 

 

最近はびこるDX

 

マイナンバーカード

 

保険証のデジタル!、デジタル!

 

これも大艦巨砲主義かもしれません

 

本質を見誤った愚策です

 

患者さんの医療情報をマイナンバーカードで収集したら、イノベーションが起きると勘違いしている、政治家と官僚にうんざりします。

 

データがあっても、それを活用できる経験と知性のある医療者がいなければ宝の持ち腐れです。

 

マイナンバーカードで受診したら、病気が早く治るのでしょうか?

 

マイナンバーカードをおでこに貼ると熱が下がるのでしょうか?

 

マイナンバーカードを煎じて飲むと癌が小さくなるのでしょうか?

 

なるわけがありませんね。

 

 

マイナンバーカードを保険証として利用することは

 

鉛筆をシャープペンシルに変えたようなものです。

 

筆記用具を変えたところでテストの点数があがるわけではありません。

 

マイナンバーカードに2兆円、3兆円の税金を投入しても病気の治療レベルが上がるわけではないのです。

 

1万円の高級シャープペンシルで答案を書いてもテストのできばえが変わらないのと同様です。

 

 

医療の質を上げたければ、医療者の待遇をあげ

 

※私見ですが医療機関が負担している、注射器や消毒薬、医薬品やワクチン、医療機器の購入にかかる消費税を1%にしてくれるだけでも、医療機関の負担はへります。その分を職員の待遇改善にまわせます。私のような個人事業主クリニックの所得税を55%ではなく45%にしてくれれば、その分を人件費にまわせます。

 

医薬品には適正な価格を設定し

 

 

治療技術、医薬品研究開発には法人税を減税するなど

 

できることはあるはずです。

 

野党の議員もこういう本質的な解決策を提示しないで、政権批判ばかりしているから

 

頼りないと思われてしまうのです。

 

 

話が変わりますが、能登半島地震で世界中に見せつけた日本のすごみがあります。

 

未曾有の震災でも規律を守り、助け合い、団結して対処する能登の人々。

 

 

おそらく

 

中国の習近平(中国共産党中央委員会総書記)、ロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金書記長はみなさん賢い方なので

 

これをみて、日本国民の民度の高さ

 

戦闘になったときに指揮官がいなくても一致団結して抵抗する底力を

 

垣間見たと思われます。

 

 

弾道ミサイル、核兵器、空母、イージスシステムにお金を費やし、物理的防衛力を強化することも

 

必要なことだとは思います。

 

それを私は否定しません。

 

 

しかし、私も剣道をたしなむものとして

 

無心になって捨て身でかかってくる、心を一つにした相手の強大さを知っています。

 

ベトナム戦争で、米軍を撤退させたのは、ベトナム軍のゲリラ戦でした

 

なにがあっても、戦い続けるという不屈の精神でした。

 

日本国民として、不撓不屈の精神を養う事

 

地域や国土は自分たちの歴史であり宝として守り抜くという

 

小浦医師夫妻のような人が多数いる国家こそ

 

他国が攻め込みにくい国になります。

 

 

どこかの誰かのように人に迷惑をかけても心が痛まず

 

お金が儲かればよいという思想で生きている人が日本に増えた場合

 

他国は簡単に日本を占領できます。

 

血を流さずに、ルーブルや人民元を大量に印刷して、その人たちを買収すればいいからです。

 

そして日本は他国に支配されるのでしょう。

 

 

 反対に自分達の地域は自分たちで守る

 

家族と隣近所で助け合って生きていく

 

そのように考える人が増えれば日本は存続するでしょう。

 

 

日本の将来に対するビジョンもなく

 

パーティー券を買ってもらった人にへこへこして

 

利権を守るだけの政策を立案する政治家ばかりになれば

 

島国日本は他国の属国になります。

 

日本語を話すことはなくなり

 

日本古来の武道も茶道も華道もなくなっていくでしょう。

 

私の孫やひ孫が死ぬときは日本という国が無くなっているかもしれません。

 

そうならないために

 

みなさんには正しい知識と理解をもって選挙で投票していただきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました薬