Q.最近、個人情報が漏洩する事件が増えています。クリニックは大丈夫ですか?
A.2026年10月に入ってから、公的機関、民間企業が保有する個人情報の漏洩が相次いでいます。
急速に能力を向上させた人工知能(AI)が悪用されたためと言われています。
当院ではどのようにデータが保管されているかご説明します。
電子カルテ情報の保管方法は2種類あります。
オンプレミス型(院内に保管)とクラウド型(院外データセンターに保管)です。
当院は院内保管型です。
診察室の一番大きなパソコンの中にデータが保存されています。
院内保管型の良いところは、インターネットに接続していないので、知らない間に外部からアクセスされてデータが漏洩するという事がありません。
しかし、地震でビルが全壊したり、泥棒にパソコンを盗まれれば、データが失われるリスクがあります(そのために毎日、データをコピーして別の機器に保管しています)。
クラウド型はデータを外部のデータセンターに保管しているので、災害やパソコンの盗難があっても、インターネットに接続できれば、違う場所で別のパソコンを使って電子カルテを見ることができます。
しかし、常にインターネットに接続しているので、AIの悪用によってセキュリティを突破されればデータの漏洩リスクがあります。
いずれにせよ悪意をもった人物に狙われたら、どちらも100%防ぐことは難しいと思います。
当院もクラウド型を検討したことがありますが見送りました。
なぜなら、クラウド型は犯罪者に狙われやすいと考えたからです。
私のクリニックを狙っても得られる情報は約6000人分と僅かです。
しかし、クラウド型は契約している多くのクリニック、病院のデータを保管していますから、盗めるデータは何十万人と膨大になります。
犯罪者ならクラウド型を狙うだろうと考えて導入しませんでした。
また、 2026/10/21に警告されたホームページに使用されるPHPプログラム言語の脆弱性に関しても、当院のホームページ、予約フォームはPHP言語を使用していませんので、脆弱性の問題はございません。
引き続きホームページを閲覧したり、予約フォームに入力をしていただいて大丈夫です。
当院では発想を転換し、犯罪心理学の観点から狙っても得る物が少ないから標的にされないという思考でデータを守っていますが
そう考えると、買い物は現金がよいかもしれません。
クレジットカードや○○PAYで買い物をすると、お金の使い方が丸裸になり、狙われやすくなります。
ふと、祖母の言葉を思い出しました。「貧乏にもね、ひとつ良いことがあるのよ。だって泥棒はね、お金持ちしか狙わないから。」(小尾)
最後までお読みいただきありがとうございました![]()