四十肩・五十肩の治療法・後編 | 宝石★Wonderland

宝石★Wonderland

宝石とジュエリーのこぼれ話や豆知識をお届けします。
***********************************************
オーダーメイドジュエリーのご注文サイトを開設しました!

こんにちは

 

 

 

 

 

 

今日の関東は、久々にとても寒く感じられた一日でしたね。

 

先週辺りはぽかぽか陽気で、もう春が来たのかしらと思うほどの暖かさでしたので、この寒暖差に何枚も重ね着してしまいました。

 

 

そして今日は週に一度のリハビリに、病院に行ってきましたよ。

 

 

 

 

 

 

そう。

あの五十肩というやつです。

 

正式名称・肩関節周囲炎

 

軽度な人は「そういえばそんなこともあったわね・・」で済むものですが、重度になってしまうと片手が全く使えないこともあり、

痛みと身動きが取れないことでままならない生活が延々、数年間続くことになります。

 

 

 

そのようなお話を前回したのですが、

 

今日はしつこくも、その続編をお話しします。

 

 

 

 

 

 

と、いうのも、今時の治し方を知っていたら絶望感もぐっと抑えられて無駄な苦しみを味わうことがなくて済むからです。

 

ぜひ、私の体験を通して知っておいてほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

はい。

 

私の場合は昨年の10月ごろから右肩に違和感を感じ始めまして、

これは五十肩だとはっきりわかったのは、

11月のある朝突然、右腕が上がらなくなったときでした。

 

そうなんです。突然症状が現れるのです。

 

 

 

近所の病院に行ったところ、今できる治療は2つと言われました。

・痛み止めの注射

・鍼灸、およびマッサージ

 

 

どちらも理屈は一緒で、血流を増やし、炎症が自然に収まるのを助けるための処置とのこと。

痛み止めの注射も、一時的に神経をブロックすることでその後の血流が増えるという効果があるので、一時の気休めばかりではなく治療としての効果も期待できる、とも。

 

どちらも大きな違いはないので、いつも行く鍼灸院等があるならそこへ行くのもよいでしょう、と、親切なのか投げやりなのかわからない説明を受けました。

 

 

私は時々行く整骨院があったので、そこへ週一回程度通うことにしましたが一向に良くならないどころか、ますます悪化していくばかり。

 

症状は前回書いたようにかなり重度なものとなっていきました。

 

 

 

秋から冬になり、あっという間に年の瀬を迎えるころとなり。

年末の大掃除もせず、おせちの支度もせず、コロナ渦なのでどこにも出かけずお正月をやり過ごし、

そして、松も明けたころ、ついに心の叫びが爆発しました!

 

「絶対何か方法があるはず!

もうこのままじっとしているだけの生活は耐えられない!」

 

 

 

 

 

心の叫びに天が応えてくれたのか、翌日に一本のLINEが。

 

 

「明日、zoomストレッチに参加してみない?」

 

 

 

 

職場の知り合いから親切なお知らせが届きました。

ストレッチのトレーナーは医療系のリハビリを指導した経験もある方で、体調が悪い人にも効果的な運動を教えてくれるかも、とのこと。

 

痛みに耐えて過ごすだけの日々は、一日でも早く終わらせたい。

その一心で私もzoomストレッチに参加することにしました。

 

 

 

 

 

トレーナーにはこれまでの経緯を話した後、以下のアドバイスをいただきました。

 

・今は五十肩は医療で治す方法がある。

・最短と思われる方法は、

 肩に麻酔注射 → 筋肉を最大限に動かす → その後のリハビリ

・だいたい1か月以内には完治する(楽になる)ことが多い。

・もっとも重要なのはその治療を知っている医者を選ぶこと。

 外科医ははっきり言ってピンキリ、いろいろな先生がいるのでどこへ

 行っても大丈夫と思ってはいけない。

・もう一つ重要なのは、リハビリの指導が正しくできること。

 リハビリなくしては完治はしない。

 

 

 

五十肩を治療する方法がある。

 

誰も教えてくれなかった事実です。

 

 

 

「いつか自然に治まる。その間の痛みをどう抑えるか。」

 

それしかすることがないと思っていたし、医者もそのように言っていたので、しっかりとした治療の道筋が確立されているとは思ってもいませんでした。

 

 

 

 

その方法は

サイレントマニュピレーション といいます。

 

以下は私が探して行き当てた病院での治療です。

 

 

 

問診、触診の後、レントゲンを撮ります。

五十肩と正確に判明したら、治療法の説明と同意書に記入します。

 

首と肩に麻酔注射を打ちます。

いくつもある神経のうち、決め手となる2本の神経に正確に打たなければいけないので、もし間違えば大変なことになりかねないと思います。

近年は透過機材(?)を使うので、間違いなく正確に打つことができ失敗はまずありえないといいます。

 

するとスイッチを切ったように右肩から肘まで、まったくの無感覚となり、自力で動かすことができません。

その間、先生が右腕をぐるぐる動かします。

無感覚なので、見ていないと動かされていることすら感知しないほどです。

 

硬くなった筋肉が剥がされる音が、めりめり聞こえてきます。

「硬ったいね~!」

 

ほんとうに筋肉が硬くなっていたようです。

繰り返しますが、治療中は自分では全く感覚がありません。

 

 

治療室にいたのは4~50分程度だったと思います。

そしてその後リハビリ室へ。

 

そこでは可動域の計測と、当日と次回までの簡単な運動メニューを指導されておしまい。

まだ数時間は麻酔がきいているので実際には動かせず、リハビリはできません。

 

 

 

 

 

 

 

ついでの情報として、治療当日の注意事項も書いておきますね。

 

治療するときには注射の部位が出せるように、首と肩を出せて、先生が腕を動かしやすい服がよいです。

ハイネックの長袖はだめです。

被り物のセーターやシャツより、前開きのシャツの方がよく、厚手のセーターよりもTシャツのような薄手の方がいいようです。

片腕が動かせず、もう片腕で支えるので、診察台の乗り降りもあり、スカートは邪魔になりそうです。

ズボンが便利です。

とはいえ、症状がひどいときは、日々、ゴムのズボンしか選択肢がありませんでしたが。

 

で、Tシャツ等で治療したら、その後着替えが難しいです。

上からセーターなどを着るのも大変かもしれません。

今までも大変でしたが、それ以上にもっと難しくなります。

コートに袖を通すのも難しいです。

もし、誰も手伝ってくれなくてうまく着られないとしたら寒空の下Tシャツで帰ることになってしまいます。寒いです。

それに、着られないコートは荷物になりますから、さらに手がかかります。

電車に乗っても手すりに摑まることすら難しくなってしまいます。

 

何しろ麻酔が切れる前に治療は終わるので、その後、着替えを含めてどうやって帰るかを考えておく必要があるのです。

麻酔で気分が悪くなることもあり得ます。

 

ですから、病院はできるだけ近い場所にあると良いのです。

車、自転車、バイクの運転は不可能になります。

付き添ってくれる人がいるのなら、お願いした方がいいかもしれません。

 

 

私の場合は、たまたま隣駅で、歩いても小一時間かからないくらいの距離にある病院だったので、帰りはTシャツの上にコートをひっかけた状態でタクシーを呼んでもらって乗って帰りました。

 

 

 

 

 

治療を開始して約3週間たちます。

 

 

年明け前後、あんなに苦労して苦しんでいたことが理解できないと思うくらい、今は楽になりました。

 

 

普段の生活は何ら不自由がありません。

 

日々できることが増えてきているのがとてもうれしく、普通の生活の幸せをかみしめています。

 

ただ、いまだに右腕に痛みがあり、特に明け方は肩の中心部がキリキリします。

まだ左肩と同じ動きもできません。

背中に右腕が回るまでは回復できていません。

でもそんなこと、取るに足りない症状です。

 

もうしばらくリハビリは続きますが、家事も仕事も頑張れる毎日がありがたいばかりです。

 

 

 

 

 

 

関係ない人には全く関係ない、五十肩のお話は今回でおしまいとします。

 

 

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。