宝石がシーンを彩る物語 | 宝石★Wonderland

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こんにちは。




今日もお読みいただきありがとうございます。





一週間が過ぎるのがとても早く感じます。
今年は特にそんな気がします。


時間の経過の感覚は、何に影響を受けるのでしょうか。

一分、一時間、一日、、、地球の自転と公転を基準に世界共通で使われる単位であるにもかかわらず、

あるときは遅く、あるときは早く過ぎていく時間というものがとても不思議に感じます。


一人の意識の中でもこれだけ長短の差があるのですから、

人によってはかなりの違いがあるのでしょうね。
ただ、他人の意識は感じることができないので想像することしかできませんが。





それはともかく。


今日からまた新たに宝石にまつわる物語をご紹介しようと思います。



とはいえ、昨今では知らぬ人は居ないのではないかと思われる物語、

《美女と野獣》です。





画像はWikipediaよりお借りしました




私が最初にこのお話を知ったのは、
生きていれば80歳をとうに越える母が、戦後まもなく見たフランスの映画として話してくれたときでした。

白黒の映画ですが、主人公のベルがキラキラとした宝石に囲まれるいくつものシーンがなんとも美しく、感動的だったと、ことある毎に私に話してくれました。


今から思えば、現在私がオーダーメイドジュエリーを製作するお仕事をしているのはこの辺りに素因があったのかもしれません。

母の、戦後間もない頃の貧しさの中にあって、キラキラ輝く宝石の憧れがダイレクトに伝わってきたのだと思います。


その話をしてくれたのは1970~80年代ぐらいのことでしたから、今のように見たいときに見たい映画が見られるなんてことはありません。
そんな古い時代のモノクロームなんて、テレビ局が何か気まぐれか、やけくそにでもならない限り一生見ることはないだろうと思っていました。

その後90年代頃でしょうか、BSテレビで放映したのを偶然に一度だけ見たことがあります。

母が話してくれた「美女と野獣」ってこれか~・・・、とため息をつきながら、その優美な画面に釘付けになった記憶があります。



この時見たモノクロ映画には、近年撮影の「美女と野獣」にも、ディズニーアニメの「美女と野獣」にも見当たらないシーンがあります。


最も印象的といったそのシーンは本当に映画に描かれていたのだろうか?と思い、いろいろ調べてみたところ・・・、

 

 

はい、確かにそのシーンはあるのでした。





そんな近年の「美女と野獣」には存在しないらしいある美しいシーンも含め、1940年代に作られたジャンコクトーの映画、「美女と野獣」の物語をご紹介していこうと思います。


次回、お楽しみに。