TOHOシネマズスカラ座で「アイアンマン2」を見てきました。

それほど期待せずに見た前作「アイアンマン」がいたく気に入り、2をとても楽しみにしていました。
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アイアンマンであることを告白してしまったトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)は、一躍ヒーローに。しかし国からパワードスーツ没収を命じられる。その様子を苦々しくみながら、父親同士の因縁があり、同じくパワードスーツを作るイワン(ミッキー・ローク)。ウィップラッシュとなって、モナコ・グランプリに現れる。


ともかく、今回、登場人物がグレードアップ。秘書のグウィネス・パルトロウは同じだが、今回、社長に昇進し、代わりに怪しげな秘書、スカーレット・ヨハンソンが現れる。実はサミュエル・ジャクソン演じるニック・フェリー長官率いるシールドの一員、驚異的身体能力をもつブラック・ウィドー。

これがカラダにぴったりとしたスーツでのアクションや胸元の開いたドレスで魅せてくれる。いまや美男美女というのは、やはり、コミック原作やSFなどの、荒唐無稽ものに、ぴったりですね。変に作らず、遺憾なくその美しさを発揮できるのが、いいところです。あと、コスチュームものでしょうかね。

で、面白かったかといえば、最初にど派手な登場シーン(アメリカを皮肉ったもの)やミッキー・ロークが、F1マシーンをぶった切るシーンなど、面白かったですが、中盤、スタークが、アイアンマンになったことの宿命として命が削られていくことや悩んでいるシーンがどうしてもだれます。

蜘蛛男・スパイダーマンが悩んでヒットしたおかげか、アメリカでも悩むヒーローがはやっってますが、こちらは例のエヴァのシンジくんをはじめ、グダグダ、グダグダ、悩む物語を見過ぎているせいか、もう、ヒーローなんだから、悩まないでよ・・・という気持ちです。

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監督も最初の作品は、脚本を書き、役者を集め、そしてやっと制作にこぎつけますが、ヒットしたとたん次作の役者が決まり、ポスターが撮られ、それから、脚本と順序がまったく変わるそうで、ま、苦労がしのばれますが・・・。

最後は、新しいエネルギーを作りだし、エクスポ会場で悪役ロボットと対決するあたりは、ふつうに見られます。

ただ、登場するのは、コリャガンダムだろう、だし、ほかにもエヴァ、攻殻機動隊やら、やたらと思い当たりますが、最後の対決は桜らしきもの舞うジャパンのパビリオンです。

アイアンマンの造型は、いちおうウルトラマンの影響を受けたとかいっておりますが、実は、一番、影響の少ないもので、何かひとついっとけばいいや的なものではないかと思われます。

もう、こういうことは、当たり前?なので、詮索してもしょうがないレベルなのでしょう。

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アイアンマンが、面白かったのは、超ハイテクながら、作るときは、ひとりでコツコツと組み立ていく、ローテクぶりで、その製作過程が思いのほか楽しいのです。

まるで本田宗一郎さんが手作りでバイクを組み立ているようなワクワクする感じがあるのです。

主人公は、ケタ外れのお金持ちで、バットマンもそうですが、あのようなくらいオタクではなく、明るいオタク。それからユーモアと皮肉。どちらかと言えば、アメリカ的でないエスプリな感じがあることです。

原作はコミックですが、意外に大人なテイストだったことでしょう。私ら、中年ですが、こちらも中年が主人公で、マンガで読み書きを覚えた世代に、マッチしていたのです。

前回は、ゲリラからの脱出だけでかなり面白く、主人公の「存在の耐えられない軽さ」的なところが良かったのですが、今回は、ユーモアやエスプリも少なく、心臓の不具に悩んでも、ただ軽く見えてしまうのが残念でした。

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でも私は、「シャーロック・ホームズ」より、こちらのロバート・ダウニーJr.のほうが好きです。

監督のジョン・ファヴローは、役者もやっていて、ボディーガード兼運転手で、出演しております。興味のある方は、最後のクレジットが流れても最後までご観覧を。

で、ミッキー・ロークですが、ああ~、われらがミッキー・ローク・・・。
変わり果てた、怪人そのものの登場ですが、それでも時折、画面に昔の笑顔が見えた気がしました。

そう相方に申しましたところ、ぜんぜん、見えなかったそうですが・・・。

キム・ベイシンガーとの「ナインハーフ」ですね。

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私はずーっと、サントリーの景品のペン立てをもっていたのですが、今回、探してもみあたりませんでした。

まあ、クリスチャン・スレーターもそうですが、どうして、私の愛した男たち、画面で危うい魅力を発揮する男たちは、揃いも揃って、私生活で破綻するのでしょうか。

そういう男たちを選ぶ私は、やはり、だめんずうぉーかーなのでしょうか。

「おい、めたぼっち、君の変貌もミッキー・ロークと変わらんよ」と
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