東京都稲城市が「知られざるカレーの街」だとPRしている。市内の3分の1を超す飲食店にカレーのメニューがある。そば屋やカフェなど様々な店を巡れるのが魅力らしい。1月末までスタンプラリーを開催中で、全店制覇した認定証「稲城マスター・オブ・カレー」はまだ、9人しかもらっていないという。
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「なぜかカレーの店が多いんですよ」。同市でフリーペーパーを発行する種田匡延さん(55)は、市内の観光関係者らでつくる「カレーで稲城を盛り上げる会」の代表だ。同会の調べでは、市内にある飲食店約250店のうち約90店にカレーのメニューがある。
種田さんは「稲城にはカレーを受け入れる土壌がある」と分析する。かつては養鶏が盛んで、鶏の骨でダシを取るカレーが家庭料理としてよく食べられてきたという。
稲城は住民が「若い」という特徴もある。都の統計によると、市の住民の平均年齢は43・7歳で、都全体(45・02歳)や23区全体(44・56歳)より若く、都内26市の中では最も若い。市経済観光課は「子育て世代が多い。お店を出すなら、家族連れに受け入れやすいカレーをメニューに入れるのでは」。
○ワタシ想います。
地域には地域の特徴があるんですね。
往々にして、歴史的な背景が存在するんですね。