日々の成功と失敗 -4ページ目

またもや左遷 (その1)

本社から電話がありました。
本社人事課長、「2年間、北海道でご苦労様。君には7月から本社に戻って頑張ってもらうこととなった。具体的なポストは後日また連絡するから、引っ越しの準備しといて。」

ほう、何とか北海道で頑張った成果が認められたのかなと思いました。
まあ北海道はよいところだったが、元は前任者、しかも後輩の不評による尻拭いとして来ただけに内心忸怩たるものもあったんですよねぇ。

というわけで、同僚からは「良かったね。本社でかなり出世するんだろうな。東京へ行ったら、奢ってくれ。」なんていわれましたねえ(^o^)

まあ、ここまでは順調、苦労も一応報われたんだろうなあという感じだったんですがねぇ…。(つづく)


謹賀新年、平成25年

早いもので、もう一年が過ぎて新年ということになりました。
だんだんサラリーマン人生も辛くなることばかりですねぇ。(T-T)

まず、本社のワンマン総務部長と総務課長が支部に対して、ますます無理難題を言ってきます。

総務部長、「支社の活躍いかんが会社全体の業績を左右することを肝に銘じて、しっかりやれい! 昼も夜も仕事のプロに徹して息を抜くんじゃない。ちょっとした油断が間違いにつながる。気をつけろ!」

→言うだけなら簡単だと思いますけどねえ…やらされる方はたまったもんじゃありません。トホホ-(;_;)

総務課長、「人も金も減らさざるを得ない。少人数で少ない予算で倍働け。気を引き締めてやれい!」

→時代劇の悪代官そのものですねえ。たまったもんじゃありません。

それで急に本社呼び出しというのもあるんです。何も旅費をかけてわざわざ北海道から東京まで一々呼び出さなくてもいいと思うんですけどねえ。

総務課長、「直接会って注意したい。すぐに飛行機で飛んで来い!」

→ふざけるのもいい加減にしてほしいですねえ。飛行機、高いんですよ。予算を削られてますしねえ。
そして、本社に行ってさんざん説教された後、こっちは疲れて早く帰りたいのに、

総務課長、「じゃあ、今晩、一杯付き合え。パアッとやろうぜ。あと2時間後に出発したいから、その頃また本社の玄関前に来いや!」

→ひぇー、もうやってられませんわ。苦しみの上に苦しみを加えられ、最後は、

総務課長、「あ~、よく飲んだ。まあ、相当金かかったから奢ってやりたいところだが、まあ、今のご時勢、平等にすっきり割り勘といこうや!
その方が変に気を使わなくていいだろう。」

→こっちは苦行だったんですが。それに、あなたたち本社の幹部は私の倍の給料もらってんでしょうが。

もうたまりませんね。まあ、新年早々、愚痴ばかりで申し訳ありませんが、また、このようなことが今年もたくさんありますから、もう1月中には本社呼び出しが入ってますしねえ。

まあ、サラリーマン人生、今年も耐え続ける覚悟で頑張るしかないんですけどねえ。

そんなこんなで、最後に幹部殿がぬかしたセリフ、

「どうも北海道は成績悪いね。お前らススキノでイイコトばかりやってんじゃないの?」

ガガ~ン、いくらなんでもそこまで言われたら、たまんないですよねえ。でも、耐えねば…顔で笑って心で泣いてってやつですよねぇ…(>_<)(苦笑)

権力者の横暴

僕たちは、もう21世紀に生きてます。
自由と平等の民主主義の世の中に生きてるわけです。

確かに民主主義とは、ほど遠い独裁主義、封建主義みたいな国もまだありますが、少なくとも今の日本は平等な民主主義の国のはずなんです。

でも、よくよく考えてみると、戦前、いや徳川幕府の時代とそんなに違わないんじゃないかと思うことは実はたくさんあるんですよねえ…苦笑
…(*_*)

つい先日、東京本社の総務課長のA課長が本社の中堅幹部を引き連れて各地を大名行列よろしく視察ツアー!

あいにく北海道支社にもやって来ることになったんですねえ。

まず、突然、支社長のところに電話が入り、A課長がこう宣わったそうです。

A課長、「今度、そちらを見させてもらうからよろしく。あ~午後、10人くらいで行くから、空港まで車出して迎えて、それから本音で話し合う必要もあるから、夕食会もセットして。それから、そのあとちょっと飲みたいなあ、ははは。」

支社長が真っ赤な顔して僕たちに怒りの伝達!

支社長、「みんな、忙しいのに、スマン。本社からA課長はじめ10人が視察に来る。車の手配から宴会、接待の手配までよろしく頼む。」

ガガーン、みんなア然!
この仕事自体が大変な時に、そんなことやってられないよという感じですよねえ。

しかもA課長なんて支社長の後輩なのに、本社の人事・金を握ってるから今や大威張り。支社長、くやしさで震えていましたねえ…(+_+)

もう仕事なんてそっちのけで、宴会やら接待やら観光やら配車やらの準備で支社の社員はおおわらわ。

僕が「忙しくて肝心な仕事がおろそかになるよねえ…」と言ったら、B君が「いや、こんなこと言ったらいけないかもしれないけど、仕事より大事なんですよね。」

ガーン、それを言ったらおしまいよ…とは言うものの、権力者へのもてなしほど重要なことはないってことですかねえ…。昔の殿様の時代と同じじゃん(苦笑)

そして、ついに本社ご一行様が到着!

支社長が、「ようこそいらっしゃいました。ご指摘ご指導のほどよろしくお願いいたします。」

~とかなんとか心にもない挨拶を。

するとA課長、「どうも北海道は効率的でないね。コストパフォーマンスが悪い。もっとコスト意識をもって成果を上げてほしい。」

~何言ってんだか。あんたたちへのお世話こそ無駄な時間とコストが膨大にかかるんですけど
…(*_*)

そして、あっちへこっちへと視察場所と観光場所をさんざん連れ回され、支社長はじめ社員はヘトヘト。

それから、宴会ですからねえ…疲れるのなんのって。

宴会では酒が入ってA課長、ついに本性むきだしの言いたい放題!

A課長、「だいたいだなあ、北海道はノンビリでボケっとしとるんや。緊張感が足りない。最小限の人と金で最大限の成果を出してみろよ。ようし、予算と人をもっと減らさにゃあかんなあ。」

僕たちびっくりして、「それだけはご勘弁を…。」とA課長たちに平伏し、お酌やら肩もみまでしてしまいましたあ…(苦笑)

これって封建時代と同じ風景ですよねえ…権力者に平伏してペコペコしないと生きていけないのが、今の時代でも同じってことですよねえ。

やっと宴会も終わって、もう解散としたいところですが、
A課長、「あとちょっと雰囲気の違うところで飲みたいなあ…。」

その一言で2次会が決定。支社長がしぶしぶ「スナックでも連れて行くかあ。」

B君、「まず、すすきののスナックへ。そして、高級浴場にぶちこんじゃいましょう。」

僕、「ハハハそれは面白いけど危険だよ。あとでどうなるかわからない。スナック、あとラーメンか寿司あたりでいいんじゃない。」

支社長、「そうしましょう。寿司でも行くか。」

てな具合で、寿司屋へ…みんなご満悦でしたが、A課長、最後に一言、「今日はご苦労さん!いやあ、うまいものが食えた。でも、もっと良いところもあるんだろ。それは次にとっておくからよろしく。もう少しお色気もないとね。」

ガガーン、もうたくさんですって。
それにお色気場所なんて無理です! …あなたの顔には似合いませんし、第一、予算がありませんから。行きたいならもっと予算ください(苦笑)…(>_<)