日々の成功と失敗 -2ページ目

セクハラしてないのにセクハラ責任?

最近の世の中って、ただでさえ色々と込み入って大変なのに、揉め事も種類が増えましたねぇ。

うちの会社のA支社のA支社長がセクハラで訴えられそうだという事件があって、大騒ぎとなりました。

僕はてっきり、A支社長が秘書かなんかに手を出しちゃったのかなと思っていたのですが、そうじゃないようです。

なんだか複雑なんですが、A支社長の部下のB君がアルバイトのC子さんにセクハラして、監督不行き届きでA支社長も責められているのだとか。

で、A支社長は僕の先輩で、よく一緒に仕事をしたこともあるので、この前、お会いしたときに散々聞かされました。

A支社長、「おれは全く何もしてないんだよ。おい、まさか、おれが何かしたと勘違いしてんじゃないだろうな?」

僕、「いや、正直、そう誤解されやすいですよ。僕も、A支社長があの美人秘書につい手が出ちゃったのかなと一時的に思いました。」

A支社長、「こら、そんな人間だと思っていたのか。けしからん!妄想もいい加減にしろ!自慢じゃないが、妻一筋30年だ。偉いだろ。」

別に偉くもないですがねぇ…。でも、A支社長には同情しましたねえ。

A支社長、「とにかく相手側の弁護士が小賢しいヤツで、俺を犯罪者のような目付きで見るんだ。もう、やんなっちゃうよ。」

僕、「監督責任といっても、男女の戯れごとまで監督するなんて無理ですよ。気にしなくていいんじゃないですか?」

A支社長、「あの弁護士、示談が不十分なら提訴するって脅すんだ。」

結局、お金ってことなんですかねえ…。まあ、複雑な世の中になりました。

傍で聞いていた女性社員のD子さんに言わせると、「女性を不快にする社内環境があれば管理者が審査して改め、社員には全員にセクハラ防止研修を受けさせなければだめですよ。」とのこと。

うわ~って感じですね。正直、いい加減にしろと言いたくなりました。(*_*)

そんな中で、今や嘱託で悠々自適に勤務しているあの吉原好きのE翁がやってきて、
セクハラ騒動について、

E翁、「まったくどうしようもないね。A支社長も、奥さん一筋とは言うけれど、女というものを知らなすぎる。危ない、危ない。そもそもスケベなことをしたB君だけを責めれば済む話だろ。」

僕、「もがけばもがくほど責任の範囲を広げられて、大変ですね。裁判沙汰になると厄介でしょうから、まあ何とか示談でということなんでしょうね。」

E翁、「まあ、もうどうしょうもないね。最近の社員を見てると真面目に仕事はするが、みみっちいヤツばかり。だから、女性に対してもコンビニ弁当でも買うように、安く付き合おうとして失敗する。」

僕、「なるほどですね。安く付き合おうとするのは、よくない。」

E翁、「女性に失礼だよ。しっかりお金は使って…。」

う~ん、確かにそう思いますが、いつも吉原でお金を使っている人に言われてもね。。。
今一つシックリ来ませんよねぇ。。。
(苦笑)…(>_<)

善人面をした悪党

僕の会社に多くの人から慕われ、尊敬されてきたAさんという人がいます。

入社早々からエリート街道を突っ走り、どんどん出世していたのですが、他のエリートと違い決して偉ぶらない。

人にモノを頼むときも腰を低くして、丁重に依頼する。女性にも大人気で、女性以上に女性の気持ちがわかる人とまで言われていた。

あるとき、育児休業を取ろうとした女性がいたが、上司にも同僚にも良い顔をされなかった。

そんなとき、Aさんが女性をかばい、「育児休業は正当な権利です。子供を産み育てることを応援しない組織に明日はありません。みんなで応援しましょう!」

みんな、感服して、Aさんの意見に従いました。

そんな立派なAさん、僕が人事で左遷されたときも、「ホトトギスさん、まだまだ先がありますよ。頑張って。力になれなくてごめん。」と言ってくれたんですよねぇ。なんていい人なんだと思いましたねえ。

そんなAさん、とうとう役員にまで上りつめたのです。

ところが、それから、B君が緊急の案件があって、午後5時をちょっと過ぎてからA取締役に上げようとしました。

B君、「緊急の案件です。すいません、よろしくお願いします。」

A取締役、「何時だと思ってんだ。終業時刻間際だろう。」

B君、「すいません。重要案件ですので。」

A取締役、「なんだって。重要案件をこんな時間に上げるのか。俺を軽視してこんな時間にもって来たのか。なめんじゃねえ。帰れ!」

B君、戻って部長、課長にまで事情を告げて会社中大騒ぎになりました。

この話を聞いて、僕も最近、Aさんはちょっと変だなと思いましたねえ。挨拶しても知らんぷりだったりしてましたから。以前だったら、そんなこと、あり得なかったんですがねえ。

自らも人事で冷遇され、今は嘱託で人間観察に鋭いC翁に聞いたところ、

C翁、「そういうのを善人面した悪党というんだよ。ああ、役員になる前には上からも下からも敵をつくらんように全方位に気をつかう。そして、役員になったとたん、下には横柄になる。その計算づくめのところがいやらしい。」

なるほどですねえ。そういうのって本当にいやらしい。

C翁、さらに怒りをつのらせて、「そういう野郎が美人秘書を雇って好き放題するんだ、まったく!いやらしい。俺みたいにお金払って吉原に行く人間がいじらしい。」

おっと、最後の一言は余計かもしれませんねえ…。
(苦笑)…(>_<)

パワハラ上司がパワハラ講師

最近、パワハラが大きな問題となっていますねえ。どこの会社も講師を招いて社員研修会を開いています。

なかには、セクハラ・パワハラ防止研修会なんて、セットでやっている場合も多いですねえ。

まあ、セクハラ研修については、前のブログ記事でも書いたように、変な講師が上から目線で受講生をみんな痴漢予備軍であるかのように扱い、「あんたら、どうせスケベなんだから、真面目に反省しろ。」みたいな講義をするもんだから、頭に来ましたねえ。

パワハラ研修はどうなんでしょうか? まあ、セクハラとは違うんだろうなと思っていたところ、とんでもない事実を知ったのです。

なんと、うちの会社のA課長が講師として引っ張りだこで、いろいろなところで頼まれてパワハラ防止研修会の講師をやっているというのです!

実は、A課長といえば自分の部下にパワハラをしている、とんでもない上司なんですがねえ…。

被害に遭っているB君は、例えば次のようなA課長とのやり取りを経験したそうです。

B君、「昨日、メールでお知らせした書類ができました。内容の確認をお願いします。」

A課長、「あっ!なんだって、このやろう。メールを送る前に一言、直接相談しなきゃダメだろ!そんなもん見てらんねえよ。」

B君、「明日の会議で使うんです。お願いします。」

A課長、「部長に見てもらえばいいだろ。おらあ、知らねえよ!」

仕方なく、B君は先に部長に見てもらったそうです。
そしたら、

A課長、「B、てめえ、このやろう。おれを飛ばして部長に上げたんだって。ふざけんな、ルール違反だぞ!懲罰もんだ。」

B君、「課長に見ていただけなかったので仕方なくやったことです。」

それから、A課長はB君が何を言っても取り合わず、無視を続け、挨拶さえ無視するようになったとのこと。B君
、精神的に参ってしまったとのことです。

これって、完全にパワハラですよねえ。そのパワハラの加害者がパワハラ防止研修会の講師をやっているとは。

そして、先日、A課長が講師をしている パワハラ防止研修会を僕も受ける機会があったので、受けてみました。

すると、A講師、満面に笑みをたたえて、

A講師、「皆さん、ちょっとした不用意な言葉が相手を知らず知らずに傷つけてしまうことがあるから、気をつけましょう。」

ひぇ~、よく言うよって感じがしましたねえ。

A講師、「また、どんな事情があっても部下を無視してはいけません。部下を育てるという愛情を持って真正面から向き合うことが大切です。そこのあなた、大丈夫ですか?」

ちょうど、A講師が指差した方向が僕のいる方向! 冗談じゃない、あんたに言われたくないと思いましたねえ。

いやあ、そんなこんなで、A講師はいろんな事を話し、いかにも部下思いの愛情深い上司であるかのように振る舞ってました。僕の隣りで聴いていた女性などは、「ああ、立派な方ね。ああいう上司が理想だわ!」なんて言ってました。

ひぇ~、なんだか僕としては複雑な感じでしたねえ。
そして、翌日、ためしにA課長の様子を見にA課のそばまで行ってみました。

そしたら、早速、A課長の怒鳴り声が聞こえて来ましたねえ。

A課長、「こら、なにやってんだ?お前は小学生以下だ。義務教育からやり直して来い!」

これが部下を愛情深く育てる上司だっていうんですから、お笑い以外の何物でもないですねえ…。

そういえば、あの吉原好きのC翁がセクハラ防止の講師をしたことがあるのを思い出しました。世の中めちゃくちゃですよねえ。

でも、C翁に言わせると、「吉原があるから、会社でセクハラしなくても済む。」とのこと。

理屈としては通ってますねえ。でも、女性が聞いたら何て言われるでしょうかねえ…。あ~おそろしや。
(苦笑)…(>_<)