日々の成功と失敗 -35ページ目

サラリーマン生死の攻防

(成功?失敗?)

最近のサラリーマンの宿命というもので、年度中間の業績査定を受けました。

オエライさんがズラーッと並んでいる前でいろいろ質問され、指摘を受け今年度しっかりした成果を出すように督励されるのです。キビシ~。

僕の場合は、もともと他人が始めたスジワルな仕事を引き継いでいるため、いろいろ文句は言われましたが、「まあ、しょうがない。そこそこの成果が出れば良し。」との査定をいただきました。

やれやれ、と思っていると、同じグループのある女性のところで紛糾したのです。

この女性、育児休業明けで年度途中から復帰してますので、一定の成果を出すのが難しい。

そこで一部僕との共同作業で成果を出すように勧告されたのですが、彼女いわく、「時間をかけても自分の手掛けている仕事で成果を出したい。成果は来年度になるけれど。他人との安易な共同作業は拒否します。」とのこと。

部長が怒って、「今年度、何も結果を出さないなんて許されない。そんなことしたら、個人評価悪いよ。」と発言。

女性カッとなって、「何でも数撃ちゃいいってもんじゃないでしょう。質が大事でしょ。それに私、育児休業明けなんで、そのへん考えてほしい。」

部長、「数が大事。野球だってヒット数が大事、ボテボテの内野安打でもヒットはヒット。数をかせげ。」

なんだかおかしな方向へ話が逸れてしまって、彼女ついに「常務に直訴します。」

終了後、直ちに常務に直訴の申し込みをしたらしい。

しかし、男性にはとても真似できない彼女の勇気って何なんだろう。

かわいい子供がいて精神的に仕事より優先していることと、旦那さんが出世しているそうで生活面で強みがあるからなんだろうと想像してしまいます。

しかし、後で課長が僕に耳打ち、「部長の発言はナンセンス。やっぱり質は大事だよ。」

いろんな人がいろんな事を言って、評価される社員の方はたまったもんじゃないですね。(>_<)

女性社員の送別会

(失敗)
前にも書いたことがありますが、うちの会社のある女性が来月から他へ移ることとなりました。

非常勤なので組織として送別会はやらない予定だったのですが、僕らが気を回しまして課としての送別会を昨晩行いました。

彼女、大喜びで、「みんないい人ばっかりで、とても楽しかった。女の子だし、気をつかってもらって無理な仕事も言われなかった。一人の方を除いては。」とちらりと課長の方に目線。 課長、思わず咳ばらい。

しかし、そんな楽しい職場をなぜ変わる?と聞くと、

女性・「医療施設で医療データを処理してお医者さんを手伝い、患者さんの役に立つ仕事がしたかったんです。そのためにコンピュータの勉強もしました。」

みんな、へぇーという感じで感心しました。若いのに立派なもんだと思いましたね。

女性・「仕事が大変でも、それが具体的に人の役に立っている、そんな社会貢献がしたい。」

なんだか、稼ぐために日々あくせくしているこちらが見習わなければならなくなりそうです。

そうこうして、しばらく酔いが回ってきた頃になって、

女性・「あーあ、でも当てが外れちゃったんです。」

僕ら・「えっ、何それ?」

女性・「若いカッコいいドクターがいないんです。おっちゃんやダサいのばっかり。結婚相手いなさそう。」

僕・「贅沢いうなよ。医者と結婚できたら凄いぜ。どんなスケコマシだっていいじゃん。」

女性・「医者だからって誰でもイイッてわけじゃない。」

僕・「じゃあ、どういう医者がいいの?」

女性・「キムタクみたいな医者!」

ガチョーン! いい加減にしろ、そんなんがそこらへんにゴロゴロころがってたら、日本中、恋愛や結婚に悩む女性なんていなくなるって!!

あまりの飛躍にア然としていたところ、

女性・「あぁ、やっぱりお嫁に行けなくなるかもしれない。仕事も大変でボロボロになっちゃうかも。そんときは戻って来るから、誰か拾って!」

僕ら・シ~ン・・・・

さすがに、いくら一般のサラリーマンとはいえ、賞味期限切れ条件の商品を今から予約する奴はいないっショ・・(>_<)


(成功)
とはいえ、彼女の気持ちがわからないでもない。

現実の厳しい世の中を見るにつけ、そのくらいの夢を持ったっていいじゃない。罰は当たらないでしょうということ。

そういう意味で彼女を素直に応援しようと思いました。 (^O^)

予備校の先生も大変?

(成功)
受験というのは、もちろん、個人個人の戦いであることは言うまでもないでしょう。

確かに高校、大学入試くらいまでなら家族ぐるみの戦いにもなってますが。

しかし、大の大人が受けるマイナーな資格試験はさすがに個人だけの問題です。

と思いきや、今やどんな試験においても深く関与している予備校の存在があります。相性の良い予備校とタッグでなければ勝てないのです。

不動産鑑定士試験においても、まさかと思うでしょうが、予備校戦線は白熱し、本番の試験場前に鉢巻きした学ラン姿で仁王立ちして自校の受講生を応援する先生まで現れています。

その先生に3日間遭遇して睨まれた他校の受講者はビビッて落ちるなんて笑い話も。。

無茶苦茶な難問奇問が出される鑑定士試験で、その模範解答をいち早く作って公表し、他校の解答とも比較される・・予備校の先生って大変だなあと思いました。

まあ、受験者の身で予備校に同情する余裕なんてないだろうと言われればそれまでですが(苦笑)

しかし、最近では本番での問題の予想が当たった、外れたということでも大騒ぎになりますから、予備校の先生は下手な占い師よりもよっぽど大変ですね。

当然、年によって当たり外れがあるわけですが、外した場合のフォローをどうするか、ここが重要でしょう。

どのようにして受講者の不安を和らげ今後の展望を示すことができるか?

その意味では僕も受講していた某先生の説明は立派でした。

外した部分については素直に謝りつつも、しかし、それが非常に困難な問題であったことを示して不安を除き、今後の難問対応への具体策を明確に示してますから。

なんていうか安心感がありますね。これなら信頼できるかなって思いました。

(失敗)
とはいえ、サラリーマンでありながら、こんな大変な世界へ足を踏み入れたのはなぜ?って感じもしますよね。

自業自得といえばそれまでですが、やはり、将来への不安が大きいでしょうね。(*_*)