日々の成功と失敗 -24ページ目

サラリーマンの世界も芸能界なみ?

いやあ、父親によく聞かされたんですが、昔は「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ~。」という歌があったそうですね。

まあ、サラリーマンになって何とか毎日、会社に通っていれば、毎年、給料は上がって、トコロテン式に定年まで勤めて退職金と年金がついて、老後はパチンコしたり、釣りしたり~なんて気楽な道程が約束されていたそうで…?

ところが、何でこうなるの?ってくらい今は違いますよねぇ~。

構造改革とかなんとかで世の中がせちがらくなって、一人一人が個人評価で査定されたり、不意に仕事の納期を早められて脅かされたり、精神的によろしくないですね~。(*_*)

そんな折り、ウチの会社の常務が関係社員を集めて、派手な訓辞!

常務、「君たちは何を見据えて仕事をしてるか?身近な利益ばかりにあくせくしてはいけない。日本を世界を、すなわち広く市民、国民、そして人類を見据えて貢献するように努力しなさい!」

まあ、何てカッコイイでしょう。あげくの果てには、

常務、「サラリーマンといっても今やタレント、芸能人と同じで、個人の才能がなくては生き残れない。だから、一人ひとり厳しく査定をさせてもらう。」

なんちゃって、たまらないですねえ。一介のサラリーマンにそんなこと言われてもねえ。
   m(__)m

確かに、芸能関係で生きる人の競争は大変でしょうけど、それだけ華やかさもありますからねぇ。僕が好きなセクシーモデルの世界なんかもそうですねえ。

DVDの仕上がり、イベントでのPR、撮影会などの予約状況とか、いろいろあって結構シビアですよねえ。

そこで、常務の話を聞いてカンカンになってるA子さんに、こういったことを話したら、

A子、「何言ってんの。芸能人やモデルは、個々の競争にさらされるのは当たり前! 特技や色気で勝負してんだから、当然といえば当然。あたしたちとは違うわ。」

むむ、A子さん、何やらムキになって、セクシーモデルの話になると女の嫉妬心がちょっと出てしまうのかもしれませんねえ…ちょっと怖い感じがしました。(¨;)

でっ、さらに怒りが収まらず、

A子、「それを何よ。一般の社員に同じような事を要求するなんて、ざけんじゃないわよ!」

あらら、かなり本気モードになってきました。

僕、「でも、常務みたいに一流大学を出て出世している人間からすれば、そうなのかも…。」

A子、「あんた、知らないの~。あの常務、お得意様相手のイベントを急に欠席するのよ、わかる?」

僕、「そんな馬鹿な?なぜ。」

A子、「親会社との幹部会議とぶつかって、そっちを優先。」

僕、「はあ? さかさまでしょう。お客さんをほっといて身内の会議に?」

A子、「あんた、今日の常務が言った事、信じちゃダメよ~。常務、親会社の幹部にゴマスリに行くわけ。」

僕、「そりゃヒドイ。今日の訓辞は何なんだ?」

A子、「あの常務、仕事は、からきしダメだけど、休みになると社長の家に行って花壇の手入れをやったり、雑巾がけまでしたそうよ。」

僕、「あちゃ~、雑巾がけ常務だあ!」

A子、「社長がね、一流大学まで出た彼が、雑巾がけをしてくれたって痛く感動したんだって。それで出世したそうよ。」

僕、「なんと、それが実体なんですねぇ~。」

A子、「だから、言われてるわよ。出世するなら、一生懸命勉強して、いい大学へ入って、それから後は雑巾がけの練習だって(笑)。」

ガーン! サラリーマンの極意は、ゴマスリと雑巾がけ? 笑えない話ですよねえ…(苦笑)
 (>_<)

試験の鉄人とバレンタイン報告

ウチの会社のA君が、僕が不動産鑑定士の資格試験に挑戦していることをどこからか知ったらしく、やって来ました。

A君、「今度、試験の鉄人と話す機会があるんだ。もし、よかったら鑑定士試験の対策を聞いてきてやろうか?」

A君、有名大卒だけにいろいろとツテがあるらしく、試験の鉄人と会うらしい。

そこで、せっかくの機会なので、鑑定士試験の昨年の問題のコピーをA君に渡し、僕が悩んでいる点も打ち明けて、お願いしたんです。

僕、「よろしく。で、その鉄人てどんな鉄人?」

A君、「料理の鉄人も真っ青、試験の鉄人!」

僕、「どんな試験に受かってるの?」

A君、「4大試験に受かってる、スゲエ奴。大学は東大法学部、資格は旧制度の司法試験、公認会計士試験、不動産鑑定士試験を総ナメ! 今、大学の先生をやってる。ついでに東大の医学部にも受かって医師の資格も欲しかったんだってさ。それだけが唯一の心残りだって。」

僕、ビックリ、目が点になってしまい、
「ヒェ~、化け物じゃん!とても人間とは思えない。そんな人の意見を聞いてもねぇ…。」

A君、「まあ、いいじゃん。何を言うか楽しみでしょ。」

そして、2日後、A君がやって来ました。

A君、「彼のアドバイス、55%作戦だってよ。」

僕、「えっ、何それ?」

A君、「鑑定士試験は急激に難化していると彼も知ってた。そして、受かる奴のほとんどが大学生、院生だが、一方で中年で受験に専念しているベテランも手ごわい。君のような中途半端な社会人がこの両者に勝つにはどうしたらいいと思う?」

僕、「やっぱり鑑定理論や演習で頑張らないと…。」

A君、「鑑定理論?いくらやっても社会人ではベテラン受験生には勝てないよ。」

僕、「まさか教養3科目?」

A君、「鉄人いわく、若い学生は鑑定理論が苦手、ベテラン受験生は教養科目が苦手。両者に差をつけられずにトータルで合格ラインに届くには、どの科目も平均合格ラインよりやや低目の55%得点ができるような気持ちでやれということ。それならプレッシャーも少ない。」

僕、「ううむ、それなら僕にでもできそうな気がしてきたような…?」

A君、「これしかないよ。鉄人の言葉は重いよ。」

僕、「うん、なんだか気が楽になって落ち着いたような。ありがとう。」

というわけで、さすが鉄人の言う事は違いますねえ。でも、やっぱり勉強しなくてはどうにもなりませんけどねぇ…(苦笑)。

さて、ところでバレンタインデーの結果を報告しておきます。

僕たちのアイデアのおかげ?で、ウチの課長、チョコ25個ゲット!

課長、大喜びで、いろんなところへ行っては、「チョコ何個もらった?よかったら少し分けてあげようか。ちょっと多めにもらっちゃってねえ、ハハハ。」

言われた人は口々に、「課長、モテるんですね~。」

課長、やや照れながら、「それほどでも…ハハハ。」

ところが、悪いことに、ウチの課長、天敵の隣のB課長にも話しかけてしまいました。嬉しくて、つい調子に乗ってしまったんですねぇ。

すると、最悪! B課長、「そんなにモテるのに、なんで今まで独身なんでしょうかねぇ…ふふ。」

ガーン、言っはいけない禁句を…言ってしまいました。(*_*)

その場が凍りつくような雰囲気になって…、やばいよ~~。

その時です。隣の課でやり手で有名なC君が、

「いや、モテすぎちゃって、どの女性を選んだらいいか、迷っちゃいますよねぇ~。色男はツライですね。」

さすがあ~、みんな大笑い。めでたし、めでたし~(^O^)

試験の鉄人も凄いけど、C君も凄いなあと思った瞬間でした。

ちなみに僕もおかげ様で7個チョコをゲットできました。そのうちの一つをアップします。

これ、もしかして、本命?準本命?対抗?大穴?やっぱり義理?



日々の成功と失敗-Image087.jpg

起死回生、バレンタイン作戦!

いよいよ年度末で、部長が各社員の状況把握のため、個別に面談を開始!

僕も呼ばれて部長室でいろいろと聞かれ、苦し紛れの返答をしていると、

部長、「何か画期的なアイデアはないかね。そういうのが見つからないと失速しそうだ。」

僕、「正直、現在の業務で手一杯な感じもしますが。」

部長、「わかる、わかる。君んとこの課長がいろいろと抱え込んでるからな。でもさあ、そんなのどうでもええよ。」

僕、「はあ?」

部長、「言っちゃ悪いが、今、あんたらのやってることはマスターべー○ョンみたいなもの。」

僕、えっと、ビックリ!

部長、「まだ隣の課の方がセンスがいい。でも、あの課も中身のないオ○ニーショーばかりやっている!」

いや、普段の鬱憤が積もり積もって、とても部長とは思えない、えげつない発言の連続。

けんもほろろで逃げ帰りました。

すると、A君が心配そうな顔つきで、「ところで、14日って土曜で会社の休日でしたよね。課長のバレンタイン・チョコ、大丈夫ですかね?」

聞きつけたB子さんが、「そうなのよ、ラッキー! これでわざわざ課長に義理チョコやらなくて済むわ!」

僕はさすがに心配になってA君と一緒に課長のところへ…。

僕、「課長、14日は土曜で休みですが…ご存知でした?」

その瞬間、課長の顔から血の気が引いていくのがわかりました。

課長、狼狽したような感じで、

「困ったなあ、だいぶ減っちゃうなあ。わりぃけど、何かいいアイデアないか? 頼むよ。君たちくらいにしか頼めないしなあ。」

僕、思わず、「何とかします。」と言ってしまったのです。

いや、仕事とは全然関係ないことですが、上司の50歳独身の、女性にモテないサビシイ課長が、年に一回だけ義理チョコをたくさん貰って自分はモテるんだと錯覚して幸せになれる日ですからね。

そのチャンスが失われたら、いくらなんでもかわいそう!

A君といろいろと相談して知恵を絞った結果、起死回生のアイデアが!出ました。

それは、課長と仕事上で関係のある全ての女性社員に、僕とA君の連名で次のようなメールを出すことです。

「いつもお世話になっています。○課の○と○です。あいにくバレンタインデーが土曜日になってしまいましたが、当課の課長にお渡ししたいと思っておられる方は、13日中に私達のところへお届けいただければお預かりし、確実に課長までお渡しいたします。なお、これはあくまで私達のボランティアによる配慮であり、課長は一切関知しておりませんのでよろしくお願いします。」

どうです、これなら、課長の顔をつぶさずに、各女性に13日までに届けるようプレッシャーをかけることができます。

ついでにヤクルトおばさんにも、課長にだけは13日にあげるように言っておきました。

おばさん、「しょうがないわねえ、そんなに欲しがってるんじゃ。」と苦笑い。

課長に報告すると、本当に嬉しそうに、「ありがと、ありがとう!」と言ってました。

一部始終を見ていたB子さん、
「やるもんねえ、お見事! 仕事はダメだけど、こういう事はやるねぇ。」

僕とA君、苦笑い。

B子、「でも、本当は仕事なんてどうでもいいの。上司のご機嫌ををいかにとるか、これが大事。ウチの会社の幹部、見たらわかるでしょ。あんたたち、将来、明るいわよ。」

僕たち、思わずニッコリ。

B子、「あの課長が伸びればね。でも、ズッコケそうね、どうみても。」

最後の一言が余計です。
僕とA君、肩を落としてガックリ …(>_<)