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37才 vs. 70才
まあ、最近、安月給で窮々としているのですが、例によって経営コンサルタントのA氏から銀座ナイトクラブへのお誘いがありました。
A氏、「銀座で一杯やろう。実は大変な事態が発生してね。例の人気ナンバーワンのB嬢に困り事が起きてね。相談してあげようと思ってるんだ。ホトトギス君が一緒にいてくれたら、俺も彼女も心強いから、よろしく。」
え~、いつの間にか、僕がそんな存在になっていたのですかぁ、喜んでいいのか悪いのか。
財布の中だけが苦しくなりますねえ、居酒屋の十何倍の費用がまた出ていってしまいますねえ。 ……(*_*)
まあ、彼女にも信頼されているという甘言に乗せられて、A氏と銀座に行くことにしました。……(苦笑)
「いらっしゃいませぇ~。」
いやあ、平日の火曜というのに混んでましたねえ。世の中にはお金持ちもたくさんいるんですねぇ……f(^_^)
「Aさん、ホトトギスさん、いらっしゃい。嬉しい~。」
あのナンバーワン嬢のB嬢とヘルプのC嬢が迎えてくれました。
A氏、「Bちゃん、今日は大いに相談に乗るよ。頼りになるホトトギス君もきてるから、大丈夫。」
えっと、褒めてくれるのは有難いのですが、いくら何でも銀座ホステスの人生相談は荷が重いかと……(苦笑)。
B嬢、「実は、ある会社の会長さんから、愛人になってくれって言われたんです。今後の生活、全部保障するから、是非と…。」
A氏、「何てヤツだ、けしからん。そういう金持ちが、一番たちが悪い。で、その会長って何歳?」
B嬢、「70歳です。」
それを聞いて、みんな、「え~っ!」
B嬢、「店のママに話したら、おめでとうって、見初められて良かったねって。これから、安泰だねって言われたんです。私、世の中が信じられなくなりました。ママもそうやって生きているのかと思うと、何だか怖くなって。」
A氏、「いくら何でも、70歳のエロ・オヤジはよくない。もっと、マトモな男がいくらでもいるだろう。」
B嬢、「実は、37歳の実業家で、結婚を前提に付き合ってほしいと言い寄ってきた男性もいるんです。」
A氏、「おっと、それってどうなん?」
突然、C嬢が口を開いて、「その人、絶対ダメです。」
C嬢、「実は、私にも言い寄ってきたことがあるんです。そして、無理矢理、ホテルにまで付き合わされたことがあるんです。最初は、ちょっとキモいところもあるけど、お金持ちだからいいかあと思っていたんですが…。」
A氏、「何かあったの?」
C嬢、「ホテルに入って、服を脱ぎはじめてビックリです。なんと、彼の下着は、下が女生徒用のブルマ、上がブラジャーだったんです。私、すぐさま逃げ出す準備をしました。そしたら、彼、全裸になって、追いかけて来て、私、間一髪、部屋から出られました。さすがに彼、フルチンだったので部屋から出て来ませんでした。」
A氏、「何てこった、どいつもこいつも。そんな変態、Bちゃんの彼氏にはできないわな。」
僕、「今のお話し聞いて、世の中病んでると思いましたよ。そういう人が一見、社会的には成功してお金持ちとなっている。しかし、お二人ともB嬢の相手としてというより、人として失格ですね。やめた方がよい。」
B嬢、「ママがもったいないと言うのですけれど、Aさんとホトトギスさんの反応をみて、やっぱりやめた方がよいと思いました。きっぱり断ります。」
みんな、「それがいい。パチパチ(拍手)」
ま~、それにしても変な世の中になってきましたねえ。70歳になっても若い女性を囲いたがる男、37歳で女子高生の下着を身につける男、そして、表向きには、それぞれ、会長とか社長ですからねぇ…。(*_*)
以上の話を、社会経験が豊富で吉原好きなD翁にしたところ、
D翁、「最近、精神衛生面での人間の退化が著しいと思うよ。特に、金持ちとかエリートと言われる連中がね。ストレス社会といえば、そうなんだろうけどね。」
僕、「ちょっと常識外れの行為ですよね。それなら、まだDさんのように吉原にでも遊びに行く方がマシということになる?」
D氏、「現実問題として、裁判官が女装クラブに行ってたという話題もあるし、マトモであるべき人間が許容範囲を超えてきているんだな。そんな中で、ごく普通に吉原でストレスを発散するくらいの行為は社会的には正義の範囲に収まるんじやないかな。俺が遊びに行ってるから言うわけじゃないけど。」
なるほど、そうなのかもしれませんが、吉原遊びを社会的正義といわれても、常識的な感覚には合わないような気がするんですがねぇ…。
(苦笑)……(>_<)!
正常な生き方とは?
そもそも経営コンサルタントのA氏が銀座のナイトクラブに行くのに付き合わされたのが発端ですから、まあ録な話にはならないということはわかっていました。(*_*)
A氏が、私とBさんという何となく堅物そうな男を連れて、飲みに行ったわけなのです。わざわざ銀座のグラブにまで行く必要があるのか大いに疑問でしたが、A氏いわく男と女の大事な話をしにいくのだから、銀座のグラブでなければダメだということです。
金持ちに付き合わされるこっちはたまったもんじゃありません。あ~、居酒屋の何十倍というお金が・・・。
女の子たちが集まってきて、「きゃ~、真面目そうな人、はじめての方ね。」とB氏に注目です。
A氏が、「今日、彼を連れて来たのは、彼に世の中を知ってもらうためだ。特に女性というものを。」
みんな、え~って顔をしてましたね。いまさら、なんなんでしょう?
A氏、「実はB君は、48歳になるが、女性と付き合ったことがない。いや、そもそも恋愛をしたこともない。片思いさえしたこともない!」
え~っ、みんな、ぶったまげですよ。C子さんが恥ずかしそうに、「あっちの方はどうなさってるんですか?」
B氏、「いや、ええと、ビデオで済ましてます。」
みんな、ポカーンと、空いた口がふさがりません。
A氏、「彼は風俗にも行かない。生身の女性との接触がないのだ。」
C子、「それって、やばくありません?」
A氏、「やばいに決まってるよ。だから、女性の中の女性と言われる銀座のホステスさんのところに連れて来たんだ。」
C子、「あたしたち、責任重大ね。」
僕、「といって何か解決策はあるのかな。別にオカマではないのだし、ビデオだけで済んでいるのは、すばらしく経済的ですよ。」
B氏、「ホトトギスさんの今のお話、心強く感じます。」
A氏、「結婚願望はないのか?」
B氏、「はい。別にいいやという感じです。」
A氏、「女性がたまらなく欲しくなることもあるだろう?」
B氏、「ビデオで、いいです。」
ガチョーン、(>_<)、こりゃだめだ!
結局、銀座のホステスも付け入る隙もなく、その日は終わりました。
僕がその話を人生百戦錬磨の会社嘱託のD翁にすると、
D翁、「寂しい人生だねえ。オレみたいに妻子もいて、吉原にも遊びに行ってる者からすれば、月とスッポンだよ。」
僕、「まあ、Dさんの場合は、また、別次元の問題があると思いますが、奥さんがかわいそう。」
D翁、「いくら吉原で遊んでも、妻を見捨てるようなことはしないよ。だって、オレにとっては、糟糠の妻だからね。」
僕、「糟糠の妻ですか。奥さんが聞いたら、何ておっしゃるでしょうかねえ。」
(苦笑)……(>_<)!
一晩で、75万vs80万円!
昨年末に、知人で経営コンサルタントをしていて羽振りのいいA氏が、
「おい、ちょっと銀座に行って遊ばないか?」と誘いをかけて来ました。
僕はさすがに、「銀座って、銀座の居酒屋に行くの? じゃなくて、クラブでしょ。とんでもない、お金ありませんから。」と答えました。
A氏、「何いってんだよ、たまには銀座の夜の社交場を経験してみろよ。一生に一度か二度くらいは。俺の馴染みのキャバクラ嬢が、銀座ホステスに転身してさ、いまや店でナンバーワン争いをしているんだ。今日はいよいよ年末決戦の日だ。応援に行くんだ。もちろん、強力なスポンサーをつけている。不動産オーナーのB氏だ。心強いぜ。」
うわっ、凄く威勢がいいですねぇ。で、一体、僕はいくらくらい払えばいいんだ?
A氏、「心配すんな、君には格安料金でいい。あとは俺と不動産王B氏がカバーする。」
不動産王って、日本にも小型トランプみたいな人がたくさんいるんですねぇ。
で、一体僕はいくら準備すれば?
A氏、「3時間くらいいるだろうから、ま、7万5千円くらいかな。銀座じゃお得な値段だよ。」
ガチョ―ン! これで格安? たまりませんねえ、無理ですって。難色を示したところ、
A氏、「わかった。出血大サービス! キャバクラ並みの4万5千円で、そのかわりマトモな酒は飲めないよ、君だけビールとウーロン茶のみ!」
仕方なくOKしました。ビールとウーロン茶
飲みに4万5千円とは…トホホ。そしたら、
A氏、「何浮かぬ顔してんの? 銀座の高級店でナンバーワン争いをしている女と飲めるんだぜ!」
ハイハイ、それじゃあ、ありがたく行かせてもらいましょうか…(苦笑)
行ってみたところ、びっくり。ゴージャスな店内はほぼ満席で、ボーイさんが手際よく案内。すでに不動産王のB氏が来ていて、ナンバーワン争いをしているC嬢が傍らにいました。B氏は見るからにトランプみたいなスケベ爺でしたねえ(笑)。
B氏、「いやあ、Aさんよく来てくれた。ホトトギスさん、はじめまして。今日はC嬢の応援に来てくれて、ありがとう。」
C嬢、「うれし~い。私頑張ります!」
ヘルプの女の子も2人付いて、「よろしくお願いしま~す。」
いやあ、さすが華やかですねえ。C嬢、スタイル抜群で胸元露なドレスが眩しかったですねえ。
で、C嬢のライバルのD嬢はというと、向こう側に陣取って、何やら怪しげな黒メガネの男が客席に。D嬢は純和風で、C嬢とは対照的。
早速、不動産王B氏が、敵方の悪口。
B氏、「今、D嬢に付いている黒メガネはヤミ金の店長やで。金はふんだんにある。用心しないと。」
A氏、「そうだったんですか。D嬢、客数が少ない割には稼いでいるのは、そういうわけか。もちろん、マクラもしてんだろうな。」
みんな、A氏の言葉にぎょっとしましたねえ。マクラって、つまり客と寝ることなんですよねぇ…(苦笑)。
A氏、「それに比べてC嬢は偉い。純粋に自分の魅力だけで勝負している。」
C嬢、「うれしい~ありがとう。」
まあ、なんだかどっちもどっちという感じもしますがねえ。(苦笑)
すると、ボーイが血相を変えてやって来まして、
ボーイ、「大変です。あちらさん、いきなり25万のボトルを開けました。」
いちいち動きがあるたびに、お互い通報させているんですねえ。スタート時点でわずか3万、向こうのD嬢がリードしていたそうで、これで28万円差に。
ついに、不動産王B氏が噴火!
B氏、「この15万のボトル、2本!」…やった、逆転2万リード!…「きゃ~、パチパチ」こちら側の女の子たちの歓声が上がりました。
それからしばらくすると、またボーイが走って来て、
ボーイ、「大変です。あちらさん、また25万のボトル開けました!」
えぇ~という、こちら側の悲鳴!なんか金銭感覚がマヒして来ました。簡単に25万使っちゃうんですから。
不動産王B氏もまたまた噴火で、
B氏、「これ、20万と10万のボトル開け~い!」
またまた逆転、7万リード!
そうこうするうちに、大分時間も経って、閉店も間近になった頃、あちらさんが最後の力を振り絞って、
ボーイ、「あちらさん、また25万のボトル開けました。」
こちら側からは、悲鳴も。
すると、不動産王が「わお~」と雄叫びを上げ、
B氏、「20万のボトル開け~い!」
そして、ついに閉店時間に! こちら側のC嬢が勝ってナンバーワンになりました。
C嬢、「うれし~い。ありがとうございます。」
結局、こちら側がボトル80万円、あちら側が75万円、一晩で使ったことになります。その他諸々の雑費もありますから、100万近くお互い使ったことになるんですねぇ。
まあ、世の中、こういう常識外れの別世界もあったんですねぇ。驚きました。乱痴気といえば乱痴気ですよねえ。
結局、僕はウーロン茶とオツマミとビールだけで、4万5千円でした…トホホ。
後日、この話をあの吉原好きの嘱託社員のE翁に話したところ、
E翁、「まったく世の中、狂ってるねえ。10円、20円で苦しんでいる人もいるのに、ひでえもんだ。それに比べりゃあ、他人はいろいろ言うけど、俺なんかマシな方だよ。たまに寂しくなって人の温もりを求めて、数万円で吉原に行くだけだからね。」
う~ん、言いたいことはわかりますが、どうもしっくり来ませんねえ。吉原はさらに別世界なところですからねぇ…(苦笑)
…(>_<)
「おい、ちょっと銀座に行って遊ばないか?」と誘いをかけて来ました。
僕はさすがに、「銀座って、銀座の居酒屋に行くの? じゃなくて、クラブでしょ。とんでもない、お金ありませんから。」と答えました。
A氏、「何いってんだよ、たまには銀座の夜の社交場を経験してみろよ。一生に一度か二度くらいは。俺の馴染みのキャバクラ嬢が、銀座ホステスに転身してさ、いまや店でナンバーワン争いをしているんだ。今日はいよいよ年末決戦の日だ。応援に行くんだ。もちろん、強力なスポンサーをつけている。不動産オーナーのB氏だ。心強いぜ。」
うわっ、凄く威勢がいいですねぇ。で、一体、僕はいくらくらい払えばいいんだ?
A氏、「心配すんな、君には格安料金でいい。あとは俺と不動産王B氏がカバーする。」
不動産王って、日本にも小型トランプみたいな人がたくさんいるんですねぇ。
で、一体僕はいくら準備すれば?
A氏、「3時間くらいいるだろうから、ま、7万5千円くらいかな。銀座じゃお得な値段だよ。」
ガチョ―ン! これで格安? たまりませんねえ、無理ですって。難色を示したところ、
A氏、「わかった。出血大サービス! キャバクラ並みの4万5千円で、そのかわりマトモな酒は飲めないよ、君だけビールとウーロン茶のみ!」
仕方なくOKしました。ビールとウーロン茶
飲みに4万5千円とは…トホホ。そしたら、
A氏、「何浮かぬ顔してんの? 銀座の高級店でナンバーワン争いをしている女と飲めるんだぜ!」
ハイハイ、それじゃあ、ありがたく行かせてもらいましょうか…(苦笑)
行ってみたところ、びっくり。ゴージャスな店内はほぼ満席で、ボーイさんが手際よく案内。すでに不動産王のB氏が来ていて、ナンバーワン争いをしているC嬢が傍らにいました。B氏は見るからにトランプみたいなスケベ爺でしたねえ(笑)。
B氏、「いやあ、Aさんよく来てくれた。ホトトギスさん、はじめまして。今日はC嬢の応援に来てくれて、ありがとう。」
C嬢、「うれし~い。私頑張ります!」
ヘルプの女の子も2人付いて、「よろしくお願いしま~す。」
いやあ、さすが華やかですねえ。C嬢、スタイル抜群で胸元露なドレスが眩しかったですねえ。
で、C嬢のライバルのD嬢はというと、向こう側に陣取って、何やら怪しげな黒メガネの男が客席に。D嬢は純和風で、C嬢とは対照的。
早速、不動産王B氏が、敵方の悪口。
B氏、「今、D嬢に付いている黒メガネはヤミ金の店長やで。金はふんだんにある。用心しないと。」
A氏、「そうだったんですか。D嬢、客数が少ない割には稼いでいるのは、そういうわけか。もちろん、マクラもしてんだろうな。」
みんな、A氏の言葉にぎょっとしましたねえ。マクラって、つまり客と寝ることなんですよねぇ…(苦笑)。
A氏、「それに比べてC嬢は偉い。純粋に自分の魅力だけで勝負している。」
C嬢、「うれしい~ありがとう。」
まあ、なんだかどっちもどっちという感じもしますがねえ。(苦笑)
すると、ボーイが血相を変えてやって来まして、
ボーイ、「大変です。あちらさん、いきなり25万のボトルを開けました。」
いちいち動きがあるたびに、お互い通報させているんですねえ。スタート時点でわずか3万、向こうのD嬢がリードしていたそうで、これで28万円差に。
ついに、不動産王B氏が噴火!
B氏、「この15万のボトル、2本!」…やった、逆転2万リード!…「きゃ~、パチパチ」こちら側の女の子たちの歓声が上がりました。
それからしばらくすると、またボーイが走って来て、
ボーイ、「大変です。あちらさん、また25万のボトル開けました!」
えぇ~という、こちら側の悲鳴!なんか金銭感覚がマヒして来ました。簡単に25万使っちゃうんですから。
不動産王B氏もまたまた噴火で、
B氏、「これ、20万と10万のボトル開け~い!」
またまた逆転、7万リード!
そうこうするうちに、大分時間も経って、閉店も間近になった頃、あちらさんが最後の力を振り絞って、
ボーイ、「あちらさん、また25万のボトル開けました。」
こちら側からは、悲鳴も。
すると、不動産王が「わお~」と雄叫びを上げ、
B氏、「20万のボトル開け~い!」
そして、ついに閉店時間に! こちら側のC嬢が勝ってナンバーワンになりました。
C嬢、「うれし~い。ありがとうございます。」
結局、こちら側がボトル80万円、あちら側が75万円、一晩で使ったことになります。その他諸々の雑費もありますから、100万近くお互い使ったことになるんですねぇ。
まあ、世の中、こういう常識外れの別世界もあったんですねぇ。驚きました。乱痴気といえば乱痴気ですよねえ。
結局、僕はウーロン茶とオツマミとビールだけで、4万5千円でした…トホホ。
後日、この話をあの吉原好きの嘱託社員のE翁に話したところ、
E翁、「まったく世の中、狂ってるねえ。10円、20円で苦しんでいる人もいるのに、ひでえもんだ。それに比べりゃあ、他人はいろいろ言うけど、俺なんかマシな方だよ。たまに寂しくなって人の温もりを求めて、数万円で吉原に行くだけだからね。」
う~ん、言いたいことはわかりますが、どうもしっくり来ませんねえ。吉原はさらに別世界なところですからねぇ…(苦笑)
…(>_<)
