(その2からの続き)
深川駅に戻ってみると、
乗るはずだったライラック13号は運休となっていました。
15分ほど後に旭川行きの普通列車が来ますが、
これでは12時41分発の大雪1号には乗り継ぎできません。
またしても、キハ183系乗車の望みは潰えてしまうのでしょうか?
旭川へ向かう乗客は後続の普通列車に乗るように促されるとともに、
大雪1号に乗り換え予定の方は申し出るようアナウンスがありました。
「特急の自由席で上川まで向かう予定だったんですけど」
と伝えたところ、
「乗車予定の件は伝えておきますので、普通列車で旭川へ向かってください」
とのこと。
しかし、言った後に後悔が…。
それって、特急を待たせるってことだよね?
待たせたせいで列車が遅れて、
次の乗り継ぎできない人が出てしまうのではないか??
ちゃんと手続きに従ってるとはいえ、
キハに乗りたいだけの行動で列車を遅れさせるんじゃ、
世間で流れる「迷惑な鉄道マニア」と同じじゃないだろうか???
乗り継ぎできるのかできないのかわからないまま、普通列車に乗車。
むしろ不接になったほうが気が楽だと思ったほど。
旭川に着く直前で、
「特急大雪号乗り継ぎのお客様は3番ホームへお越しください」という放送が。
結局、待ってくれたんだ…。
ならば乗り継ぐしかありません。
スタンバイしていた列車はキハ183系。
待たせている以上、写真も必要最低限。
自分以外にも乗り継いでいる人がいた。
自分が言わなくても列車が待ってたと思えば、気も楽になる。
23分遅れで旭川駅を出発。
40分あまりのお別れ乗車スタートです。
車内では沿線団体による車内販売が行われていました。
せっかくなので、留辺蘂の白花豆プリンを注文してみました。
プリンの中にでっかい甘納豆が入っていた。
結局20分以上遅れたまま上川駅に到着。
このあと層雲峡へ行こうと思っていましたが、バスは10分前に出てしまったはず。
念のためと思ってバスターミナルへ向かうと、
待ってる人の姿が。
??と思っていると、
層雲峡行きのバスが入ってきました。
バスも15分ほど遅れていたようです。
これは思わぬ幸運でした。
30分ほどで層雲峡に到着。
帰りのバスまでは1時間あまり。
確か、近くに日帰り温泉があったはずだけど、
この残り時間ではバタバタなので、散策だけにとどめます。
この時期の層雲峡といえば、氷瀑まつり。
ちょうどこの日から開催でした。
もちろん見学できる時間じゃありませんが。
氷瀑で彩られた氷室が口を開けていました。
川の対岸から温泉街をバックにもう一枚。
この川こそ、北海道一の大河・石狩川なんですよ。
このまま銀河・流星の滝まで行こうと思ったものの、
これまたバタバタになりそうだったので、
温泉街の端で引き返しました。
近隣ホテルの職員寮。
除雪されてないので、多分使われてなさそう。
黒岳ロープウェイは営業しているものの、冬期の観光客は少なめ。
旅館によっては、冬期休業しているところもあるようで。
それゆえの氷瀑まつりなのかな?
温泉街周辺をぐるっと一回りするだけで、あっという間に戻る時間。
バスターミナルに戻ると同時にバスが到着しました。
バスは時刻通りに層雲峡を出発。
鉄道旅にこだわるなら、上川駅で再び石北本線に乗り換えるところですが、
ここで遅れて空港バスに乗り継げなかったら一大事。
そのまま旭川駅まで乗ることにしました。
上川駅から永山駅の手前までは乗客乗員2名(笑)でしたが、
旭川市街地に入ると、今度はほぼ各駅停車状態でした。
道も混雑していて少し焦りましたが、ほぼ時刻通り到着しました。
空港バスはほぼ満員でした。
旭川空港からはエアドゥで帰京。
空港は吹雪が続いていて、翼にもこんもり雪が積もっていました。
このまま離陸するとやばいよと思ってたら、除氷液が吹き付けられました。
飛行機が墜落する某ドキュメンタリーを見てると、
直感的に「除氷液=20分以内」と連想してしまうのですが、
ちゃんと20分以内に離陸できました。
意外に時間ないですけどね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
(おわり)
3日目・1月28日(土) 天気:晴れ後雪
宿(8:00発)=送迎車=中富良野(8:05着・8:19発)=726D=旭川(9:13着・9:51発)=
=オホーツク2号=深川(10:10着・12:38発)=2325M=旭川(13:01着・13:04発)=
=大雪1号=上川(13:49着・13:55頃発)=路線バス=層雲峡(14:25頃着・15:40発)=
=路線バス=旭川(17:35頃着・17:51発)=路線バス=旭川空港(18:30頃着・19:40発)=
=ADO088=羽田空港(21:30頃着)