(その4からの続き)
-京成臼井(7:15発)-
台地の谷間の水田地帯を抜けて、京成臼井駅にたどり着きました。
南口から出て、次の駅を目指しました。
京成臼井駅は延伸当初から存在していた駅。
それにしては時代を感じさせるものがやけに少ないような気がするのですが…。
実は、京成臼井駅は区画整理に伴って移転しており、
開業当初は600メートルほど北にあったそうです。
大きな通りに出たところで左折。
次の京成佐倉駅までは鉄道距離で5.3km。
京成本線有数の長距離駅間です。
歩くのも長い道のりです。
やがて道は緩やかな登り坂に。
まだ朝の7時過ぎですが、直射日光の下ではすでにかなり暑いです。
沿道には開発された住宅地が続いていました。
見るからに暑そうですよね…いや、本当に暑いんですけど。
木々に囲まれているのは、台地の境界が近いから?
国道296号に合流しました。
このまま道なりに進めば佐倉市街地ですが、
それはちょっとつまらないので、すぐに左折しました。
左折すると、そこは江原台の住宅地。
京成電鉄が開発したニュータウンとのこと。
道の突き当たりには聖隷佐倉市民病院がありました。
前身は国立佐倉病院で、佐倉市内最大の病院…のはず。
今はちょうど病院関係者の通勤時間帯。
病院の前に止まるバスにも大勢の病院関係者が乗っていました。
病院の横を北へ進むと、突き当たりの道が東西に下っていました。
こちらが東側の下り坂。
西側の下り坂をちらっと見ると、奥に印旛沼が。
坂を東側へ下ると、急に道幅が広くなりました。
バスのすれ違いだって普通にできそう。
そして、線路の前で道幅はさらに広がり、広場のようになっていました。
右奥に見える車と比べても、「広場」の大きさがよく分かるかと。
線路の真横まで寄ってみました。
柵と線路の間にも少しスペースがあり、資材置き場として使用されていました。
ホームひとつ分くらいの幅がありそう。
実はここ、「江原台駅」の予定地だった場所です。
京成電鉄自身が開発したこともあってか新駅の検討が進められていたようですが、
居住人数がユーカリが丘等に比べても大幅に少なくなることが予想されたため、
駅の建設は白紙になってしまったそうです。
駅前広場やアクセス道路も駅ができることが前提だったようです。
駅ができれば確かに「病院前」として一定の役割は果たせそうですが、
そこまで大きな住宅地でもないし、病院までも坂があるから…。
そこから線路に沿って少し東へ進むと、踏切にさしかかりました。
この踏切を渡りたいと思います。
(その6へ続く)
京成臼井駅から江原台までのGPSログ(1/22,500)です。
1年前に有名になったヤギの「ポニョ」がいた崖は、
聖隷佐倉市民病院(地図右上)の裏手にあたる崖です。
微妙に勘違いしてた…。