総武本線全駅間歩き1(御茶ノ水-千葉) その4・合成地名も時間が経てば… | 駅から駅まで・旅のあしあと

駅から駅まで・旅のあしあと

鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
X(Twitter)アカウント:@Oaksky8

 

その3からの続き

 

-西船橋(13:55発)-船橋(14:38着・14:50発)-

-東船橋(15:27着・15:45発)-津田沼(16:17着・16:30発)-

 

 

西船橋駅に着きました。

 

総武線・京葉線・武蔵野線に加え、

メトロ東西線と東葉高速鉄道が乗り入れる千葉県有数のジャンクション駅です。

乗降客数はJR単独でも船橋駅に次ぐ千葉県第2位。

他社線も含めた数字では、ぶっちぎりの県内トップを誇っています。

 

これだけ主要な駅でも、総武快速線は通過してしまいます。

まぁ、それにはいろいろ事情もあるようですが。

 

 

 

西船橋駅の総武線ホームは2面3線です。

朝夕設定されている西船橋折り返しの列車は2・3番線を発着します。

 

日中の総武線各駅停車は、千葉行きと津田沼行きが交互に走ります。

津田沼行き電車には乗らない人の姿も目立つようになってきました。

 

 

 

昼食もしっかり食べたところで、全駅間歩き再開です。

自分でも正直なところ、西船橋を出ると千葉駅が近いと錯覚してしまいますが、

千葉駅は鉄道距離でもまだ20km近く先です。

とりあえず、次の船橋駅を目指すことにします。

 

西船橋は千葉県最多の乗降客数を誇る駅ですが、

ちょっと離れると、もう閑静な住宅地です。

 

 

 

このあたりはかつて貨物ターミナルだったそうです。

現在は公園に再整備されています。

 

 

 

歩道橋を渡って、線路の南側に出ました。

 

 

 

少し進むと、線路が左方向へ離れました。

 

本来は一直線に船橋市街まで線路を引く予定だったようですが、

その当時から船橋は既成市街地だったため、中心市街の外れに線路を迂回させたそうです。

これは単に用地や工費の問題で、鉄道忌避があったわけではありません。

 

 

 

いったん線路が逃げた方向に進み、

線路を越えてきた市道と合流しました。

 

 

 

道幅が広くなってきたら、船橋の中心市街地です。

 

一本南の千葉街道沿いのほうが市街地としては発達しているようで、

この通りは意外と人通りが少なかったです。

 

 

 

JR・京成の船橋駅へと続く道に入ると、急に賑やかになりました。

 

 

 

船橋駅に着きました。

市川・千葉・佐倉と並ぶ千葉県最古の駅です。

東武野田線との接続駅で、京成線の京成船橋駅とも近接しています。

 

県内JR駅では最多の乗降客数を誇る船橋駅には、順当に快速も停車します。

総乗降客数となると西船橋駅に水をあけられている船橋駅ですが、

駅前の賑わいでは、両者は比べものになりません。

 

 

 

ホームは2面4線で、

快速線と各駅停車でそれぞれ1面2線ずつ使用しています。

 

 

 

一休みしたら、次の駅へ向かいます。

次の東船橋駅までは、線路の北側を歩いてみたいと思います。

 

 

 

はじめは都会っぽい雰囲気ですが、

5分も歩けば、こんな風景に変わります。

駅がある場所は、もともと中心市街地の外れだったわけですから…。

 

 

 

海老川を渡りました。

 

架かっている橋が少ないと、

小さな川であってもその前後のルート取りが難しくなることがあります。

 

 

 

まもなく、右手に船橋中央卸売市場が見えてきました。

 

知り合いがここまで買い物に行ったっていうんですけど、

調べてみると、一般の人も楽しめる店が結構あるんですね。

 

 

 

船橋市場を抜けると、そこはロードサイド天国。

右も左もカーショップだらけです。

 

 

 

東船橋駅入口交差点を右折しました。

緩やかなアップダウンをこなして、駅へと向かいました。

緩やかでもアップダウンがあるということは、自然の地形が始まった証。

ここまでずっと平坦地を歩いてきたわけですから、大きな変化です。

 

 

 

東船橋駅に着きました。

写真の駅舎は、出るときに撮った南口ですが…。

 

大学生のとき、東西線の車内で携帯を落として、

どういうわけか船橋警察署で預かっているといわれ、

取りにいくため、ここで降りたことがあります。

 

 

 

ホームは1面2線。

構内は掘割下…と言っていいんでしょうか?

このあたりから、いよいよ総武線も台地上を走ります。

 

 

 

南口から出て、津田沼駅へ向かいました。

こちら側にも住宅地が広がっていました。

 

 

 

突き当たりを左に曲がって、

船橋駅へ向かう途中に歩いた市道と合流しました。

この先で県道8号・国道296号と合流します。

 

 

 

国道を越えて、小道に入りました。

 

まもなく、目前に黄色い電車が現れました。

ここはJRの習志野運輸区です。

 

 

 

車両基地を左手に見ながら、東へ進みました。

このあたりは、再開発で建てられた新築マンションが目立ちました。

 

どういうわけか、ジェイアール東海不動産が管理するマンションもあったのですが。

JR東日本ではなく…。

 

 

 

かつては農地だった場所に、

真新しいマンションが建ち並んでいました。

 

 

 

津田沼駅南口へ続く道に入りました。

 

今では津田沼という地名は固有地名として定着していますが、

元をたどれば「谷」「久々(菊田)」「鷺」という3つの地名を重ねた究極の合成地名です。

恐らく、この地名ができたばかりの頃は違和感をもって迎えられたと思いますが、

今となっては、この地名に違和感を感じる人はほとんどいないと思います。

むしろ、津田沼という沼はどこにあるのかという声を聞くくらいで。

 

昨今、ハイカラな地名が批判にさらされていますが、

100年経てばそういう批判は消し飛んでいるのかもしれませんね。

 

 

 

津田沼駅に着きました。

習志野市の中心駅ですが、

駅の一部は船橋市に食い込んでいます。

 

 

 

 

ホームは3面6線で、

快速線・各駅停車がそれぞれ2面3線ずつ使用しています。

快速線の折り返しは2番線、各駅停車の折り返しは5番線を発着します。

 

時刻は16時30分。

ここまで歩いてきた距離は約37km。

普段ならゴールしてもいい距離ですが、今日はまだ歩きます。

 

 

 

北口から出てみました。

津田沼駅と新京成線の新津田沼駅の間が、

津田沼のメインストリートです。

 

 

 

新津田沼駅近くにある公園には、こんな機関車が保存されています。

 

これはK2形と呼ばれたSLで、

現在の新京成線の前身だった陸軍演習線で使用されていました。

陸軍演習線の詳細は「新京成線全駅間歩き」で…。

 

 

 

新京成線のガードをくぐりました。

 

最終目的地の千葉はまだまだ先です。

とりあえず、幕張あたりを目指したいと思います。

 

 

その5へ続く

 

 

西船橋駅から津田沼駅までのGPSログ(1/60,000)です。

船橋から東船橋は敢えて線路の北を歩いてみました。

南側は京成線を歩く時にでも…。