総武本線全駅間歩き1(御茶ノ水-千葉) その5・「千葉砂漠」と幕張の車庫 | 駅から駅まで・旅のあしあと

駅から駅まで・旅のあしあと

鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
X(Twitter)アカウント:@Oaksky8

 

その4からの続き

 

-幕張本郷(17:25着・17:40発)-幕張(18:18着・18:25発)-新検見川(18:50)-

 

 

新京成線のガードをくぐって、さらに直進しました。

 

 

 

企業局の角を右折して、京成千葉線の下をくぐりました。

 

ガードの橋脚は古いレンガ積みでした。

1920年の千葉線開業当時のものだと思われます。

ここだけ道が狭くなってて、ちょっと危なかった…。

 

東京と成田を結ぶ目的で設立された京成電気軌道でしたが、

実は本線(成田方面)よりも先に千葉線が開業しました。

 

 

 

京成本線の踏切を越えると、真新しい習志野市役所が現れました。

市役所の先を左折すると、右手に旧庁舎も見えました。

 

 

 

新旧庁舎に挟まれた通りをしばらく東へ進みました。

 

 

 

道はやがて狭くなり、

行き止まりの表示が現れたので、いったん右折しました。

 

突き当たりを左折して、少し進むと…

 

 

 

こんな風景になりました。

さっきまでの街並みが嘘のようです。

 

千葉までの総武線沿線にもこんな場所があるんですね。

地方路線なら驚きませんが、都市区間にこういう場所があるのはちょっと意外です。

 

 

 

畑の向こうには、

幕張副都心の高層ビル群がそびえ立っていました。

 

うーん。

何というか、東京…じゃなかった、千葉砂漠?

え、緑があるから砂漠はおかしいって??

 

 

ふと気づくと、変な音が聞こえてきました。

高いエンジン音が聞こえたと思ったら、急にキューンと言って静かになる。

静かになったら、また高いエンジン音が唸りだして…の繰り返し。

 

はじめは、近くの農家が機械を使っているのかと思ったのですが、

それにしては音がちょっと変です。

 

 

そして、気がつきました。

 

これ、エアレースだ。

 

 

ちょうどこの日、

幕張海浜公園で空のF1ともいえる「エアレース」が行われていました。

さすがにこの場所から飛行機は見えませんでしたが、

海まで障害物が少ない場所だから、音はしっかり聞こえるわけですね。

 

 

 

歩行者専用の小道を通って、農地を抜けました。

ここから先は、いよいよ千葉市です。

 

 

 

再び市街地に戻れば、幕張本郷駅まであと少しです。

 

 

 

幕張本郷駅に着きました。

 

個人的には新しい駅というイメージがあったのですが、

開業したのは自分が生まれる前の1981年のこと。

京成線の幕張本郷駅ができたのが1991年だったようなので、

それとごっちゃになっていたんだろうか?

 

 

 

総武線のホームは1面2線の島式です。

 

左手に電車が多数止まっていますが、ここが幕張車両センターです。

ここには主に千葉から先、房総方面で活躍する電車が配置されています。

津田沼駅から幕張駅にかけて、細長く広大な敷地を有しています。

 

 

 

車両センター最寄りの駅だけあって、改札内にはこんなものがありました。

2年ほど前まで、房総方面のイベント列車として活躍していた「ニューなのはな」の座席です。

 

この隣には183系の座席も配置されていたのですが、

先客が気持ちよさそうにしていたので、撮影は遠慮しました。

 

 

 

次の駅へ向かいます。

駅前を横切る道を南東に進むと、京葉道路の高架が見えてきました。

 

 

 

そのまま京葉道路をくぐりました。

道は閑静な住宅地へと続いていました。

 

 

 

さらに進むと路地に入り、

やがて小さな川を渡りました。

 

 

 

川を渡るところから千葉街道に合流しました。

昔からの道だけあって、一昔前の雰囲気を残した店もちらほらと。

 

 

 

しばらく千葉街道を歩きました。

 

 

 

幕張駅入口交差点を左折して、商店街に入りました。

 

 

 

京成線の踏切が見えてきました。

 

京成線の踏切は両方向から電車が接近すると、1本目の通過後に警報音が速くなります。

通常「カン  カン  カン」というところが「カンカンカンカンカン」。

他でもありそうで意外とない特徴だったりします。

 

 

 

幕張駅に着きました。

183系シートはこの駅にもありましたが、

案の定、ここでも先客が気持ちよさそうにくつろいでいました。

 

 

 

ホームは2面3線で、折り返し可能な構造です。

 

現在、この中線を発着する電車はほとんどありません。

東西線からの直通電車をここまで伸ばしてあげても…と思うのですが、

2駅伸ばすくらいなら、千葉まで行ってもらいたいものです。

 

 

 

時刻は夕方6時半。

 

夕暮れの中を…と言いたいところですが、

こんな天気なので、夕暮れなのかもよく分かりません。

たぶん、明るいのは次の駅までだと思うのですが。

 

 

 

線路からちょっと離れると、

そこは閑静な住宅地でした。

 

 

 

やがて、線路と並んで花見川を渡りました。

 

 

 

ちょうど貨物列車がやって来ました。

 

 

 

花見川を渡ると、まもなく台地を登りました。

 

何十メートルも高低差があるわけではありませんが、あたりは閑静な住宅地。

ちょっと登って振り返るだけでこんな景色が拝めました。

 

 

 

台地の上にも住宅地が広がっていました。

 

 

 

しばらく進むと、一昔前の住宅団地にありがちな

小さな商店街が現れました。

 

 

 

その先で右折すると、住宅と商店が混在する路地に入りました。

新検見川駅はこの先です。

 

 

 

線路を越える頃には、だいぶん暗くなってきました。

ここは線路の南側。北側よりも街っぽい雰囲気です。

 

千葉まで残り10kmを切りました。

もう一息です。

 

 

その6へ続く

 

 

津田沼駅から新検見川駅までのGPSログ(1/60,000)です。

 

習志野市と千葉市の境界付近は通り抜けできる道が少なく、

地図を確認せずに歩き出すと迷うかもしれません。

国道14号まで下れば迷うことは少ないと思われますが、

個人的にはちょっと味気ないような気がします。