高崎線・上越線全駅間歩き(本庄-前橋) その1・神保原の七福神 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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2月は高崎線を歩きます。

 

昨年5月に熊谷まで、12月に本庄まで歩いて、今回は終点の高崎駅に到着します。

路線のゴールが高崎ですから、歩きのゴールも高崎にしてもよかったのですが、

歩行距離的にちょっと短いので、今後のことも考えて前橋まで歩くことにしました。

 

前泊なしで歩くとなると、スタートの本庄に着くのは7時半前。

12月よりも日没が遅くなったとはいえ、17時半には暗くなってしまいます。

高崎ゴールなら余裕ありありですが、

前橋ゴールとなると、あまり余裕がありません。

今回はテンポ良く駒を進めていかなければなりません。

 

 

[これまでの高崎線・上越線全駅間歩きはこちらから]

その1(大宮-熊谷)

その2(熊谷-本庄早稲田)

上越線+吾妻線(新前橋-中之条)

上越線その3(渋川-土合)

上越線その4(土合-越後中里)

上越線その5(越後中里-長岡)

上越線番外編(越後湯沢-ガーラ湯沢)

 

 

2月6日(土)  歩行区間:本庄-前橋  天気:晴れ時々曇り

本庄(7:36発)-神保原(8:39着・8:50発)-新町(9:51着)-

 

スタート駅・本庄駅です。

駅名標の背景は、11月に開催される本庄まつりです。

今日は土曜日ですが、近くの私立校に向かう高校生が下車していました。

 

 

そうそう、今回からGPSを新調しました。

前のGPSはロガーでしたが、今回からちゃんと現在地が画面に表示されます。

コストも前の10倍(!)だったんですけど、それだけ高機能なんだから仕方ありません。

でもでも、プリインストールされてる地図が全く使い物にならないのはちょっと…。

サービスでついてきたオプション地図を入れて、

ようやく2万5千分の1地形図並みになったんですけど。

 

 

 

さて、準備体操終えたら全駅間歩きスタートしました。

まずは、三交通り商店街に入りました。

 

2階建てビルに挟まれた谷間を歩いても、

GPSは正確に現在地を刻み続けてくれています。

前のロガーよりも測位精度は良さそうです。

 

 

 

銀座通りを経て、中山道の県道に出ました。

ここはちょうど中山道の本庄宿です。

左写真に見える郵便局の建物は、登録有形文化財に指定されていました。

見た目そんなに古そうに見えないけどなぁ。

 

 

 

旧本庄商業銀行のレンガ倉庫です。

担保の生糸や生繭を貯蔵するために造られたんだとか。

 

 

 

本庄宿を抜けたところで、いったん中山道を離れました。

 

 

 

住宅地の中を進みました。

本庄駅を出たときは曇っていましたが、

弱いながらも日差しが届くようになってきました。

 

 

 

JRの神保原変電所を通り過ぎると、上里町に入りました。

神保原駅まであと少しです。

 

写真の寺は、神保原駅の近くに建つ安盛寺です。

寺の入口には広い駐車スペースが…やっぱり車社会ですかね。

 

 

 

神保原駅に着きました。

ここの駅舎は木造平屋建てでした。

 

よく見ると、駅舎の入口に扉がついています。

これは冬が寒いことを物語っているのでしょうか。

それとも単なるシャッターの代わり??

 

 

 

駅ホームは2面3線です。

特急列車の通過待ちも行われています。

 

 

 

神保原駅の周辺には、どういうわけか「神」のつく地名がよく見られます。

南隣の町は「神川町」ですし、町の西を流れる川は「神流川」です。

こんな縁起の良い地名にあやかりたいということで、

駅構内には七福神の石像が設置されています。

 

 

 

同じくホーム上に設けられた池には、

ちょっと見にくいのですが、やっぱり七福神がいます。

 

ちなみに、神保原という地名の由来は、

「石」、「忍」、「八町河」という地名が合わさった合成地名です。

神様と関係があるわけではありません

…といってはバチが当たるか。

 

 

 

駅前通りを抜けて、国道17号に向かいました。

広い駐車場の先に、ポツンとコンビニが建っていました。

 

さっき見たアパートも、一部屋に車2台分の駐車スペースあったし…

う~ん、車社会。

 

 

 

周辺住民の生活の基盤は、駅前というよりも国道沿いのようで、

沿道には、大型ショッピングモールも建っていました。

 

 

 

国道を歩くこと約20分。

県境越えの神流川(かんながわ)橋が見えてきました。

 

 

 

神流川を渡ります。

実際に「川」なのはごく一部で、残りは広大な河原が広がっていました。

 

橋脚がぽつんと河原に立てられていました。

もうすぐ橋が架け替えられるんでしょうか。

 

 

 

神流川橋の両岸には、常夜灯のレプリカが立っていました。

実際に中山道の時代には、常夜灯が設けられ、

夜道を行く人の目印になっていたそうです。

 

 

川を渡り終えたところで群馬県高崎市に入りました。

ここは、10年ほど前まで「新町」という町でした。

 

この新町、関東(東日本?)で最も小さな自治体でした。

その面積、なんと3.74平方キロ。これは東京ドーム約80個分で、

面積が小さいとよく言われる蕨市や旧・鳩ヶ谷市よりも小さく、

現在日本最小の自治体・富山県舟橋村よりも0.27平方キロだけ広いに過ぎませんでした。

 

テーマパークで東京ドーム80個なら巨大ですけど、

ひとつの自治体で80個ですよ。やっぱり小さいでしょ。

でも、人口は合併直前で1万2千人以上いたみたいですよ。

 

 

 

国道沿いにこんな施設がありました。

向かいは自衛隊の新町駐屯地なんですけど、関係あるんでしょうかね。

 

もしかして、国境…じゃなくて県境警備とか?

群馬って独立国家やったん??

 

 

 

中山道はこの道を右に向かうのですが、

新町駅へ向かうため、さらに国道を進みました。

 

さらに歩くこと5分あまり、

視界の先に新町駅が見えてきました。

 

その2へ続く

 

 

本庄駅から埼玉・群馬県境付近までのGPSログです(1/64,000)。

所要時間短縮のため、この区間はほぼ最短経路で歩いています。

もう少し時間があれば、ちょこちょこ寄り道してみたかったのですが。