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花農家オーク・リーフの栽培日記「はなやなはなし」

ここは房総半島のほぼ中央部、千葉県長柄町(ながらまち)。鉢花栽培農家「オーク・リーフ」が日々、花の世話に追われる毎日を綴った栽培日記…

昨日見た「いつものパターンの夢」。
私は夕暮れの東京の街を一人で歩いていた。目的地は漠然と分かっていた、JR中野駅前である、何故だかわからないが・・・。
道は広く車の行き来が多かったが、ここが何処だか知らない、ただこの道を行けばたどり着けそうな気がしていた。ふと見上げると、行く手に大きな風変わりなビルが、路を覆うように大きくせり出していた。ピラミッドの様な台形と斜めのストライプがひと際目立っている。立ち止まって見上げている私に 語りかける声、振り向くと子供の手を引いた40歳代のご婦人だった。
女性、「このビル変わってるでしょ、有名な建築デザインの賞を取ったんですって、無名の若手デザイナーで・・・」
私、「へー」
女性、「でもね、盗作じゃないかって噂する人も一部いるようですよ。」
私、「そうなんですか。」
女性、「でも私は絶対そんなこと無いって思います。」
私、「人の成功をやっかんでばかりで、自分では努力しようとしない連中は何処にでもいますよ。」

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しばらく歩いて行くと道幅がやや狭くなり、人通りが多くなって来た。修学旅行の学生らしき一行が列をなして黙々と歩いている。私は、どうやら道を間違えていると思い始め、やや心細くなって来た。そして、かの女性に言葉を掛ける事も無く、新しい道を探すべく右手の路地に入って行った。
しばらく歩くとまた広い道路に出た。今度は先程の道より広く、車が激しく行き交うばかりで、人通りはほとんどなかった。とりあえず方角を定めて歩き始めたが、いよいよ重く蔽いかかる不安に心も足取りも重くなった。
私はその時ふとポケットの「iPhon」の存在に気が付いた。GPS機能でカーナビと同じ役目を果たしてくれるのだ。なーんだ早く気が付けばよかったと、安堵しながらiPhonを取りだした。しかし、私の表情はまたしても曇ってしまった、ホームボタン(機能を立ち上げるボタン)を何度押しても画面が点かないのだ。『電池切れのはずはないんだが・・・』 
そして、何度も何度もホームボタンを空しく押しながら、私はハッと目覚め、えもいわれぬ重苦しい不安から解放されたのだ。
そしてつぶやいた

『いつものパターンのヤツや・・・』

続きは次回に。

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ま
 
 

第一話その2 
今まで私が植物を育ててきて分かった事は、「親から子へのコピーは完璧に行われるわけではない」と云う事ですが、それがどのような意味を持つと云うのでしょう…?
Part1より)

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 ではもし仮に、ある年この道端の環境が大きく変わったとしたらどうなるでしょう。つまり「育ての親」がチェンジするとしたら・・・。たとえば、人間が道路工事をした結果、何らかの理由でペンペン草の生えていた地面が乾燥してしまったり、あるいは道路沿いに大きな看板が立てられて、すっかり日陰になってしまったりとか。そうすればこの空地の、水と日光が大好きなペンペン草はすべて枯れることになってしまいます。でも彼らの中にもし、乾燥に強いとか、日陰を苦にしない「不肖の子」がほんの僅かにでも紛れ込んでいたなら、本来淘汰される運命にあった彼らに、激変した環境の中で生き延びて子孫を残すチャンスが巡ってくる事になります。あるいはまた、親から生まれた種たちが運命の悪戯か、不運にもまったく違った環境に運ばれ芽を出すはめになった時、そんなとき生き残るチャンスもやはりあの「不肖の子」達にあるのかもしれませんね。

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結植物体が持つすべての遺伝的特徴を「形質」と云いますが、親の形質が常に100%子に現れる訳ではなく、環境の変化によってその姿も様々に変わってゆく可能性を秘めている事に「ガッテン」して頂けたでしょうか?その事が植物界の反映や多様性の源だと云う事がお分かりになるでしょう。そして私達、園芸業界に身を置く者にとって、まさにこの事が商売のチャンスをとなる事もあるのです。それについては、次回と云う事に致しましょう。

ま 




起 突然ですが、身の回りの植物についてちょっと質問します。子供の頃に見たおなじみの雑草、たとえばススキ、ペンペン草、ネコジャラシ、タンポポなど、大人になっても同じ姿のままですね。それはどうしてでしょう?「答えは簡単、親から子へ同じ遺伝子がそっくり受け継がれていくからでしょう。」、ピンポンー!、と云いたい所ですが、そんなに単純な話でもなさそうに思います。というのは私はこの農場で20年、種を採っては播き、採っては播きを繰り返すうちに、ある事に気付いたからです。つまり親から子へのコピーは、実はそんなに正確ものではないと云う事なんです。

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承 話は植物についてのみと限定しますが、私が種を播いて多くの苗を育てていると、親とは違う姿のものをしばしば見かけます。ほかに、花の匂いや根の伸び具合、出来た種の発芽力などの、外見では分からない違いもきっとあるでしょう。つまり親から子へのコピーが完璧に行われていないと云う事になりませんか。それなら道端のペンペン草の姿は、昔とちっとも変らないのはなぜでしょうか。それは、そのペンペン草の「育ての親」、つまり彼らを育てた道端の環境が、昔と変わっていないからなのです。時々生まれる、どこか親と違うつまり「不肖の子」たちは、「育ての親」の育て方に合わなければ生き延びていくことが出来ません。その育て方は、人間の親よりずっと厳しいに違いないでしょう、だって甘やかしなんてありえません、親の教育方針にそぐわない子は容赦なく淘汰されるしかないのです。 

なんだかシビアーな話になって来そうですが、今日の所はここまでと云う事で。
次回の「転・結」をお楽しみに…

続きはオーク・リーフの園芸広場「花の話・起承転結」をご覧ください。


ま
 



カラス 

先日ハウスの外で撮影した不思議な模様、
たぶん落し物だと思います、カラスの。
ほぼ真っ白で左右20㎝位あるでしょうか、
白いフンとは、何を食べているものやら。

あたりを良く見ると他にも幾つか落ちていました。
その形に想像力をそそられて・・・

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ポインセチアが終わってからこっち、
すっかり気が緩んでいるような今日この頃・・・

 
カラス


ま
 

クリスマスに向けての「ポインセチアフェアー」では、多くの注文を頂き誠に有難うございました。多少の混乱も有り、ご迷惑をお掛けしたお客様方には、心よりお詫び申し上げます。

年が明け新たな年の始まりに、弊園もフレッシュな気持ちでスタートを切りました。今年もどうぞよろしくお願い致します。弊園では2月15日より「スプリングフェアー」を開催致します。まずは春を先取りする花「カンパニュラ・ステラ」、「スターチス・ピンキー」をご用意して、皆様をお待ち申し上げます。期間中にお買い上げ頂いたお客様に、ささやかな感謝の気持ちを込めたプレゼント、「カスミ草・星姫」の種・3色セット、をご用意させて頂きます。皆様のご来店を心よりお待ちしております。


育てながら(長柄)・オーク・リーフ鉢花栽培日記-スプリングフェアー

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