【住宅開放】実際の現場
こんにちは!新米大家@AOAです。
ようやくとライフラインが繋がりつつあり
被災者の方々への支援も行われつつあります。
仮設住宅も建設が成されましたが絶対数が足りず
またUR等が開放する空室も全然数が足りません。
そこで現在、全国の「大家さん」の善意での
【住宅開放運動】が広がりを見せております。
私自身も各団体への問い合わせ、登録、
また自身のブログでも呼び掛けを行いました所
数件の問い合わせを頂いている状態で御座います。
しかし、私は現実問題として
●被災者の方に情報が伝わらない
●被災者の方の移動手段ガ無いがない
上記を苦慮しておりました。
そんな折に当会会員クロノス様より寄せられた
非常に貴重な「現実の」お話を投稿致します。
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避難してきた親戚の話ですが、大体こんな
流れで避難してきてます。
・つい先日まで電気がなかったので
ネットが見られなかった
・電気が来て携帯復活
・人づてで東京行きのバスが動き出した
情報が入る(しかも要予約)
・こちらでネットからバス便を予約
(ネット使えないとどうにもならないかも?)
・避難
電気が来るまでニュースも見ておらず、ほぼ
情報から隔絶されています。
ネットを使って調べるところまで頭もまわって
いなかったです。
大量に避難所に収容されている方たちの大半
はこんな感じで取りあえず脱出した方なんで
しょうね・・・
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つまり、被災者の方が「開放住宅」に辿り着くには
被災地外部に手引きをしてくれる誰か(何か)が
必要不可欠なのです。
クロノスさんのような協力者が居れば
スムーズに避難できますが
協力者の居ない方には行政、もしくは
善意の協力団体の介入が不可欠と思われます。
UR等の国側施設への手引きは今後整備されるでしょうが
それでは住居の絶対数が足りません。
同時に「民間の大家さん」を活用する為の情報伝達
ガイドラインの作成が急務と言えます。
仮住まいの輪情報
「仮住まいの輪ホームページ」
「ツイッター上の議論 #karizumai」
「(非公式まとめ)仮住まいの輪プロジェクトの軌跡 20110318~」
また、株式会社オンラインタウンの「仮設タウン」というサイトには、全国の仮設、緊急用住宅の提供状況などが集められています。
「KASETSU TOWN」
ご参考までに。

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集団疎開
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とりあえずは被災現場から離れて救援を受け、物理的精神的なダメージから回復をはかる必要があります。
現地の状況が厳しいだけに、できるだけ離れた場所で支援を行うほうが、現場の負担も支援する側の負担も小さくすることができます。
そういう意味では、できるだけ分散した方が痛みは少ないだろうと思っていました。
しかし、当面のダメージから回復した後の、精神的な支えを考えると、町ぐるみで一塊になって避難するのが良いそうです。
避難するためにバスに乗る人へのTVインタビューでも、故郷を離れるのが忍びないということを言っている人が映っていました。
これは、普段東京で個人主義的な暮らしている私には思いもよらないことでした。
今、避難する人の仮住まいとして空き室を提供しようという運動の輪が広がろうとしています。ハード面での部屋の確保は進んでいくと思います。
ここでさらに、例えば空き室を街単位でグループ化して、被災地から町単位で避難者を受け入れるというシステム的な調整を、たぶん行政レベルで行う必要があるのでは?と思いました。
兵庫県のように自治体レベルでうまく調整が働いていくことを祈っています。

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