やっとね。
やっとこさな
春な季節感になりましたね。

そして、

ごおおおおるでん
ういぃぃぃぃぃぃく!!

ってな
やつですな。


皆様は
何処かにお出かけに
行かれるのでしょうか??
私は
休みなくお仕事です。


今月の
最後の一冊です。

ハル、ハル、ハル/古川日出男
↓↓↓
ONE LITTLE LIBRARY PROJECT-SN3J0147.jpg


この物語は
きみが読んできた
全部の物語の続編だ。

そんな前口上で
始まる
このストーリーは

三人の
ハルが
描く

終わりへと
向かい
なにかを
突き抜けてしまった
先にある
お話しです。


ミニシアターで
上映されているような
ロード・ムービー。

そんな画が浮かぶ
春の温もりのような
のほほんとした
テンションの
苦痛を宿す
一冊です。


どこか冷めた
狂気と
幼気とが
平温のしたに
しっかりとある

面白さと
恐ろしさが
同じラインで爆走する
痛快な一冊です。


なにかに
逃げて
安堵を得ようとする
現代の影を
面白く見事に書いております。


犬吠埼に行きたくなってしまう。

ではでは。


ついに
ついに
昨日で

東銀座にあります


歌舞伎座での

最後の公演となりました。

建て替えのための
サヨナラ公演を
去年からの
一年にわたり
月替わりで
行われておりましたが、
ついに
ついにの
最後。


あの
ギラギラした
江戸な
モダンな
空間とも
しばしのお別れで
しょうか??

次は高層ビルになる
らしい!?

私も大好きな
素晴らしい
歌舞伎役者を
追いました
一冊です。

さらば官九郎/小松成美
↓↓↓
ONE LITTLE LIBRARY PROJECT-SN3J0148.jpg


歌舞伎を
歌舞伎として
とらえる
その
パンクス


節目を迎えましたときの姿を
外側から綴りました
本ですね。

伝統も
守るだけなら
それは
退廃の道。

時代とともに
進めなければ

いう
ことを
してこられました

その真ん中が
どんなもんか??

平成中村座NY公演
コクーン歌舞伎
浅草特設テント公演
etc…。

博学であり
その引き出しから
創りだされるモノは

歌舞伎の真で
ありながら
新しくも
感じる。


圧倒的な熱意を
もって取り組む
この人の
歌舞伎への想いは
半端なことでは
ないこと知ってましたが、

こんなところまで考え
先を見ているんだと。


まあ
この筆者も
勘三郎大好き
ですから、
美化

されてるでしょう。

それでも
本のなかまで
演じてしまう
その力量は
感服です。


歌舞伎の演目の
解説もあり
観に行く楽しみも
養える一冊でしたよ。

ではでは。
春になるも、

肌寒い日々が
まだまだ続きますね。

東北は
雪の景色に
桜が溶け込む
異様なものに
なっているそうなで。


あんまり冬を
引きずる
恰好は
したくないもので、
春らしい
恰好をしてみるにも、
吹く風は冷たいもので、厚着をしてみたくなるもので、

いやはや

困ったものです。


家から出ないのが
一番なのか…
出ないなら出るまで待とうヒトトイヌ

まったく意味が
わかりません。

そんな意味わからん
一冊です。

阿修羅ガール/舞城王太郎
↓↓↓
ONE LITTLE LIBRARY PROJECT-SN3J0146.jpg

第16回三島由紀夫賞を
受賞してます
本作ですが、

序盤は
カワイイ!?
学園物語も、

中盤からの
SFとファンタジー
入り乱れる混沌、

さらには

終盤に破錠して
ひとつ隣り合う
パラレルへと…、

元通りのような
違う世界が待っていまして…ハハっ。

まあ
なんか
まともに読んだら、
とても
ついていけない一冊でした。

でも、
なにか
00年代を
捉えていた
この混沌と破錠の物語は
スゴい感性で
書かれていたと
今読んで思います。

でも、
ついては行けない
私でした。

ちなみに装丁は

佐内正史さん


撮る作品が
使われているんです。

そしてコレが、
しっくりと
きまっているんですね。

ではでは。