ここにきて復活ですか?我孫子の司法書士 -16ページ目

司法書士受験生からみた行政書士受験生

今日は、タイトルどおりだが、司法書士受験生からみた行政書士受験生について書いておきたい。これは、私の


独断だから、異論がある方もいるだろうが、どうか、一つの意見として暖かい目で見ていただきたい。


私は、司法書士受験生の間に行政書士試験に合格した人間だ。司法書士の合格は平成20年度だったから、平


成19年の行政書士試験に合格したことになる。ま、時系列で行くとこうなるか・・・


平成19年7月  司法書士試験本試験終了

 ~         この間、遊んでた

平成19年8月  行政書士試験に向けて勉強開始

 ~         この間、司法書士の勉強と、行政書士の勉強並行でやる

平成19年9月  司法書士試験不合格

 ~         この間、司法書士の勉強と、行政書士の勉強並行でやる

平成19年11月 行政書士試験本試験

 ~         司法書士試験に集中

平成20年1月  行政書士合格発表&合格

 ~         司法書士試験に集中

平成20年7月  司法書士試験本試験

 ~         この間、死ぬほどパチンコしていた・・・

平成20年9月  司法書士試験合格


が、メインのネタはこれではない。行政書士試験に向けて、学習したことがない、行政3法と地方自治法、一般教


養は独学で行くことにしたが、行政書士の模擬試験だけは受験することにした。そこでは、当然、行政書士をメイ


ンに目指して学習してきた受験生がたくさんいる。その方達を私なりに分析すると、こうなるか?3つある。


① やたらと、結束が固い

② 女性は、きれいな方が多い

③ やたらと、司法書士受験生にライバル心を持っている


まず、①だが、行政書士試験は司法書士試験より人気があるので、受験生が多い。各資格予備校でも、講師が


直接講義する、「生クラス」が多いような気がする。勢い、そのクラスはまとまりやすいのだろう。年齢層も広い、


多くの行政書士受験生が、互いに切磋琢磨している。これは、司法書士受験生には見られない光景ではなかろ


うか?司法書士受験生同士は、仲が悪いわけではないが、そこまで、団結は強くないと思う。生クラスが少ない


ことも影響しているかもしれない。


次に②だが、申し訳ない、私の独断と偏見だ。これについては、異論あるだろうが、私が、そう思っているだけで


ある。うらやましい・・・。だって、LECの柏本校(今はない)の行政書士の受験生かわいかったし!!


最後に③だが、行政書士の模擬試験を受験する司法書士受験生は、完全な「アウェー」気分を味わうことにな


る。行政書士受験生の冷めた視線のなかで受験することになることは覚悟しておいたほうがいい。「あいつ、司


法書士やってたのに、行政書士うけるのかよ!お前みたいな人間がいるから、行政書士試験の倍率あがるんだ


ろ!」とは思われていないかもしれないが、そういう気分になっちゃうような雰囲気がある。ま、事実そのとうりだ


から仕方ないが・・・。でも気にしなくていい、行政書士試験は、肢きりを突破し、且つ、180点以上ならば、全員


合格の、絶対評価の試験だ。受験生が何人いようが、最後は自分との戦いだ。そういった意味では、ある意味司


法書士よりシビアな試験と言えるかもしれない。


いかがだろうか?少しでも共感していただけたら幸いだ。

 


司法書士事務所の面接②

引き続き、司法書士事務所の面接について書いてみたい。うーん、最近どうも、他人の悪口ばっか書いているよ


うな気がするので、今日は、私のあほさ加減について書いておこうと思う。


開業する前は、半年ほど、とある事務所で働かせていただいていた私だが、当然、その事務所に行き着くまで


に、いくつかの事務所で面接をした。今回は、前回同様、そんなご縁の無かった事務所の話である。


以前も書いたが、私は、試験に合格してから初めて、この業界で働くことになったので、この司法書士業界のこ


となんか、少しも分かっていなかった。そこで、資格予備校が展開している、士業専門の派遣会社に登録をし


て、勤務先を探してもらっていた。そこから紹介された、東京のとある司法書士事務所での面接のことである。自


慢ではないが、私は、履歴書に関してはさほど、空白期間は無い。脱サラして1年で合格したのだから、見方に


よっては、最短距離だ。大学もそこそこの大学だし。しかも、農学部出身ときたもんだから、少し奇異の目で見ら


れるが、そこは面接のネタだ。おまけに、社会人経験もしっかりあるので、社会常識はあると判断してもらえる。


当然、そこの事務所も、是非、来ていただきたいという話を、派遣会社経由でいただいた。大変ありがたい話だ


が、一つだけ、条件があるという。何なのかというと、SPI試験を受けてくださいということだった。就職活動をしたこ


とある方はご存知だろうが、ま、性格診断テストだと思ってもらえればそれでいい。どうも、先方は長く働いてくれ


る方を希望しているらしく、それに伴って、協調性」のある人材が欲しいということらしい。面接で、既に、人柄


は、確認しているので、ま、一応、参考程度に確認させて欲しいということだった。


軽い気持ちで、このSPIを受けたのが、まずかった。正直、ほぼ決まりだろうと、鼻歌交じりで、受けたのだが、1


週間後、派遣会社から電話がかかってきた。「お、出勤日の調整か?」と思ったのだが、



「すいません、SPIの結果なんですが、協調性が限りなく、《ゼロ》という結果になったので、先方が、面接での人柄と、SPIの結果のギャップが大きすぎるので、お断りされました・・・。」


しまった!!。協調性が無いのは、十分認識していたが、ここまで、くっきり出るとは。。。恐るべしSPI。


なんて、後の祭りですわね~。ま、協調性が無いからこそ、独立してるわけなんですが・・・。


若干凹んだが、一番きつかったのは、派遣会社の担当の方の一言だ。



「以前も、協調性が無いって言われたことありますか?」



~以下、私の心の叫び~

ほっとけ!!


司法書士事務所の面接

今日は、司法書士事務所での面接について書いておきたい。ま、とある事務所へ面接に赴いたときの話だと思っ


ていただければいいと思う。


最初に、この業界に足を踏み入れて思ったのは、意外と2世の方々(いわゆるジュニア)が多いという事実だ。古


い事務所や比較的大きな事務所の中には、親が司法書士だったから、司法書士をやっているという方々が結構


いらっしゃる。別にどうこうというわけでもないが、私のように脱サラして飛び込んだ人間に比べれば、アドバンテ


ージはあると私は思う。だって、私らほど、新規顧客開拓をする必要性はないとはいえないが、少ないと思うから


だ。これについては、批判的な意見もあるだろうが、私はそう思っているというだけである。


話を元に戻すが、面接に赴いた事務所の所長も2世だった。ま、親が司法書士をやっていたという感じだ。当時、


私は、現役ばりばりの司法書士なんて方に会ったことも無かったので、こちこちに緊張していた。現れた所長は


40~50才代ぐらいだろうが、やたらと威圧感を覚えたのを今でも覚えている。ま、型どおりの面接が行なわれた


が、私が、「この事務所では働けないな」と思った決定的な一言をこの所長は言ってしまった。



「君がやってたサラリーマンってさ、私はやったこと無

いから知らないが、働かなくても給料もらえるんだろ?司法書士は違うよ」



はぁ?ちょっと待ってくださいよと。じゃ何かい?世の中のサラリーマンやってる方々は働いてないで給料もらっ


てるってのかい?やったこともない、言ってみれば世間しらずのあんたに言われたくないね。確かに、今これを


書いている現在では、自営業のつらさは身にしみて分かってきた。確かに、サラリーマンでいたほうが収入は安


定している。しかし、それは、あんたがいっちゃいけないことなんではないかい?と当時は思っていたし、今でもそ


う思っている。ま、この一言が決定的だった。それに、現役の司法書士って意外とこんな無神経なことを平気で


言うんだと思ったら、少し気分が重くなったのを今でも覚えている。司法書士ってそんなにえらいのかね~?と


も。とどめの一言がさらに続く。



「あ、私の年収○千万円ぐらいだけど、1億円行っ

てないけど、それでもいいの?いや、大企業の重役

って年収1億円超えるんでしょ?私は、がんばっても

超えてないけどいいか?」



いや、すごいですね。終いには自慢話ですか。確かに、年収○千万円はすごい。日本でも有数の稼いでいる


司法書士ではないだろうか。でも、面接にきた新人に言うことじゃなくないか?それに、1億円以上もらってる会


社の重役なんて何人いると思ってるんだか。


この方は2世でした。親の地盤引き継いで、私がこつこつ習得している実務のいろはも身近にいる人間に聞け


て、あいた時間で、登記の研究をして、執筆活動にいそしんで、印税で稼いでるんでしょうね、きっと。


たしかに、年収、書籍の内容どれをとっても、一級品だ。ただ、私は、いい反面教師となってくれたとは思うが、人


間的にこの先生を目指そうとは思わない。年収は目指したいが、逆立ちしても無理だろうな、きっと。

司法書士試験合格後の就職活動

今日は司法書士試験合格後の歩み方を書いておこうと思う。特に、司法書士業界に始めて足を踏み入れる方用


だ。どこぞの事務所で勤務した経験がある方は読み飛ばしてもらって結構だ。


司法書士事務所への就職活動だが、昨今の不況もあって、そうそう自分の希望通りには行かないことは覚悟し


ておいたほうがいい。ま、即独立するならともかく、大抵の方は修行先の事務所を見つけることになるだろうが、


これがなかなか大変だ。以下、ポイントを整理しておこう。3つほどある。


①求人をどこで探すか

②事務所の雰囲気をどうつかむか

③給料の安さをどう考えるか


まず①だが、司法書士事務所の求人は非常に特殊だ。転職サイトにもほとんど掲載がない。東京と千葉なら司


法書士会のHPに求人が載っている。他の県の書士会は、まず、電話で聞いてみるのがいいだろう。あとは、「東


京法経学院」のHPにも求人が載っている。たまに、東京、千葉以外の他府県の求人も掲載があるので確認して


おくといい。次に、人材派遣会社への登録も検討しておこう。勤務希望地域にもよるが、求人情報に記載のない


事務所への就職も可能かもしれないからだ。とにかく、事務所探しは、いくつかの方法で手当たり次第に手を打


っておいたほうがいい。


次に②だが、これはなかなか難しい。ま、所長との面接で推し量るしかないのだが、実際のところ、入所してみな


いと分からないことの方が圧倒的だ。しかし、気に入らなければ、あっさりやめるのも手だ。君達は、既に司法書


士の資格を有している。事務所はこっちを評価しているが、君達も事務所を評価していいのだ。勢い、司法書士


の離職率は結構髙いし、事務所もそんなに気にしていない。


最後に③だが、一般企業を退職して、晴れて、司法書士になった方、いわゆる脱サラ組はこの現実が一番きつ


い。がんばって、勉強してきて、初任給がこれかい?という額しかもらえない事務所が大半だ。しかも、社会保険


や厚生年金に加入していない事務所なんて、ざらにある。ま、地域にもよるが、概ね18万円~30万円ぐらいで


はないだろうか。しかも、賞与なしの事務所もあるし。上記金額を支給されたところで、年金、保険を払えば、実


質的な実入りは更に少ない。いきなり、つらい現実を味わうことになる。私もあまりよくない風習だとは思うが、


「経験させてあげてるんだから、この金額で我慢しなさい。どうせ、独立するんでしょ?」という考え方が、司法書


士事務所の所長さんの考え方の大勢を占めているのではないだろうか?ま、たしかにそのとおりかも知れない


ですがね。昨日に引き続き、あまり明るいネタではないが、これが現実だよ。いやなら、早く独立しろってことさ。


でも、私からしてみたら、給料払ってあげられるだけすごいと思うけどね。よく、同期で飲んだりするけど、大抵、


皆さん、勤務先のボス(所長)への苦情をつらつら酒の肴にしているけど、俺から、言わせて見たら、「いやなら、


独立しろ、そんな嫌なボスから、給料もらってるのは誰だ?」といいたくなるときもある。司法書士という資格、生


かすも殺すも結局自分次第でしかないのかもしれない。

司法書士とかばちたれ

以前、「カバチタレ」「特上カバチ」というテレビドラマがあった。原作は漫画だったと思うが。行政書士の話だった


と思うが、定かではない。弁護士が主役のテレビドラマは数あれど、行政書士を主役に置くドラマは少なかったよ


うに思うから、それはそれで、斬新なアイデアだったと思う。ま、弁護士と行政書士の職域でひと悶着あったのは


さておき。


にしても、受験業界では、はっきり、弁護士と行政書士の中間にランクづけされている、司法書士の知名度の低


さよ。司法書士が主役のドラマなんて、見たことないし。私も、職業を聞かれることがたまにあるが、「司法書士で


す」というと、大抵、「カバチタレの人ですね」なんて、言われてしまう。もう、面倒なので、否定はしないが。でも、


私からしてみれば、この知名度の微妙さ加減も結構好きだったりします。別にいいじゃないですか、大して知ら


れてなかろうが。一生懸命仕事して、「結構、色々できるんですね」といわれるのもまた、いいものではないでしょ


うか?


しょうもない話になりましたが、司法書士試験がもうすぐある。「司法書士になってよかったですか?」と聞かれる


と私も即答できるほど、経験ありませんが、それでも、「サラリーマンには戻れません」とははっきり言える。確か


に、独立開業しても、そこまで甘くは無い。開業して、もうすぐ1年になるが、毎月赤字だ。収入なんて、微々たる


もので、出て行く金額の方が圧倒的に多いのが実情だ。それでも、もう後には引けないし、少ない依頼人から、


お礼を言われた時はやっぱり、サラリーマン時代にはなかった感動がある。


ぜひ、7月4日に司法書士試験を受験される方は、自信を持って受験に望んでいただきたい。甘くはないよ、合


格してもさ。でも、勉強した人ほど、後に引けんでしょう。だったら、受かってから悩むしかない。結果が出ない限


り、君らは一生、ただ法律を勉強したことのある人だ。