新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
また、地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。
私自身も神戸淡路大震災、クライストチャーチ地震を経験しております。
早く安らげる時間に戻ることを心からお祈りしております。
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こんにちは
ニュージーランド留学TO GO代表のなほこです
ニュージーランド留学TO GOは、ニュージーランドにある現地留学エージェントです
私たちのオフィスがあるクライストチャーチの今日のお天気は、真夏の猛暑
です。
夏バテ＆食欲不振の大晦日になっております
（猛暑と言っても、カラッとした空気で、27度～33度ぐらいの間なので、日本からいらっしゃったらちょうどいい感じかもしれないですけどね
）
さて、
大学合格おめでとう
というお話を・・・。
このブログでもおなじみ、私たちTO GOの「最速ホームシック記録保持者」のCくん
C君、中学3年の10月。学校見学に来るため、一人でニュージーランドに来ました。実際に見て学校決めたのに、なんであんなにも早くにホームシックになったのか・・・？（笑）
Cくんは、この他にも、TO GO初骨折記録、TO GO初脳震盪記録、TO GOのIELTS最低スコア記録を保持しています
ま、これを笑いにできる本人とご両親なところが素敵です
そんなCくんも、今年、最終学年。4年間留学の最終章。
ニュージーランドに来たときは、「僕は大学には行きません。」と言ってました。
でも、高校1年生か2年生の頃かな。
急に、「大学行きます。」と変わりました。
それを聞いた私は・・・
”Cくんは大学受験がないから、気が楽だ”とふんぞり返ってたので、一気に姿勢をただしました
高校卒業後の将来の目標によって選択科目や留学生活の内容も変わってきます。
日本の大学進学系留学生活
海外の大学進学系留学生活
いろんな経験系留学生活
などなど
Cくんは、日本の大学進学系留学生活に入りました。
って言っても、主には
「試験は全部パスしなさい」
ってぐらいですけどね
って、それは冗談で、
部活動、課外活動、IELTS（英語資格）の勉強、小論文の勉強などなど
最近思うんですが、
海外の大学を目指すのは現地の試験に集中すれば良いってのがほとんどだけど
日本の大学を目指すのは現地の試験に加えて、日本の受験用の勉強や活動をしないといけないので大変
ってことです。
ま、海外の大学を目指すのはニュージーランドの高校教育で得られる最高峰の資格、University Entranceを取らないといけないので、それもそれで大変ですけどね
私も30年ぐらい前にUniversity Entranceを目指した経験があるので、その大変さは身をもって経験しています
マジでしんどかったぁぁぁ
そんなCくん。
部活動はYear10（中学3年）のときからラグビー部に入ってるので、OK
（リーチ・マイケルとトンプソン・ルークの母校）
課外活動も日本人会主催のボランティア活動に参加してるので、OK
ってことで、Year12（高2）になった時からIELTSと小論文の勉強を開始
そーしーたーらー
IELTSの一回目の試験。
合計スコア3.5
ある各英語資格のスコア換算表を見ると
IELTS3.5は、英検3級と準2級の間。
いやいや。留学3年目で、真面目に頑張っているCくんが取るスコアではないよね・・・。
どないした
本人に恐る恐る聞くと
「Writingのところで、今まで習ってきたことが全部飛んで、頭が真っ白になりました。
でも、周りを見たら、鉛筆の音が聞こえてきて・・・。余計に焦ってしまって・・・。」
とのこと。
「まぁまぁまぁまぁ。一回目のテストでは結果なんてどんな子でも実力通りには出ないからいいよ。目的はどんな試験か、どんな雰囲気か、とかを知ることやからね。」
って言いました。（本心です。）
「次頑張ります」
と前向きなCくん。（そこがCくんのいいところ
）
「あっ。でも、TO GO最低IELTSスコア保持者っていう記録が追加されたから」と鬼の私
でも、この経験が、2回目以降のIELTSの試験にもいきましたし、受験当日もいきたんじゃないかな？
「緊張しすぎたら、頭が真っ白になることがある」
自分を知れたことは大きかったと思います
そして、2回目の試験以降は、スコアは常に4.5。
ずーーーーっと4.5。
4.5だと、なかなか、大学選択の幅が狭くなっちゃうので、
「ベストは5.5！最低でも5.0を取る必要があるよね」
と、常に意思確認。
が、しかし、私は今年の5月頃から折れてしまいました。
Cくん、ほんっと、めっちゃ頑張ってたんです
中学3年の1月末から留学したので、高校受験未経験。
つまり、真面目に、追い込まれて、プレッシャーを感じながら勉強した経験がありません。
そしてそして、本人も5月ぐらいから言い始めましたが、
「戻れるなら小学生に戻りたい。そこから勉強する習慣をつけておきたい。マジで、今、それ後悔です」
と。
自分でも、頑張ってるのに結果が出てない。頑張り方が間違ってると思う。でも、勉強してこなかったから、どうしたらいいかがわからない。
って感じのことを言ってました。
やっぱり、小さい頃から勉強する中で見つけた自分に合った勉強方法を知っているのと知らないのとでは、大きな違いが出るなぁと思います。
ほんっと、誰よりもCくん、勉強してたんですよねぇ。
でも、結果が出てこない・・・。
私は
「Cくんは本当にいい子だから、Cくんには幸せになってもらったらそれでいい。どこの大学に行くとか関係ない」
と思い始め
Cくんに
「Cが思う、幸せってなに」
って聞いてみたら
「家族で一緒に晩ごはんを食べるとか、家族団らんがある家庭を作ること」
って返ってきたので
「うんうん。もうね、Cには、それを叶えてもらえたら、私はそれでいいよ
」
って言っちゃいました
でも、優しいし、気が効くし、思いやりがあるし、素直だし、ほんっと、Cくん、いい子なんです
顔も男前ですしね
とにかく、「幸せになってもらいたい」それだけです
これは本心です。
が、受験シーズンが始まる前に、私は弱気になってましたね。
でも、学校の休み期間中は学生寮が閉まるので、ホームステイをするのですが、
サプライズで訪れても、いつでもリビングで勉強してる姿が外から見えるぐらい、
Cくんは、諦めることなく、ずっとずっと勉強してました。
そしてそして、
6月でしたかね。
「大学受験の日程的に、これが最後のIELTSの試験になるよ」
っていう時。
試験が終わったCくんを迎えに行って感触を聞くと
「Speakingは死にました。他は、まーまーまーまーって感じです」
と言うので
私は、諦めました
そして、2週間後。結果発表の日。
私は怖くて結果を見れなかったです
Cくんから電話があって、息が切れてるから、また怪我でもしたのかと不安満載になってたら
「5.5出ました」
と。
ウォーーーーーーーーーー よく頑張った
2022年のTくんのデジャブか（笑）（Tくんについてのブログ）
それまでは、IELTS4.5でも受けられる大学を探していました。
なので、
「よっしゃ
ほんなら、IELTS5.5で受けられる大学を見直して、お父さんとお母さんと話し合って、どの大学を受けるかを決め直しなさい」
と言いました。
IELTS5.5＝英検２級と準１級の間（スコア換算表参考）
かなり、幅広く大学を選べます
私は、最低でも５校は選ぶように言ってます。
あまりに受験する学校が少なすぎると、逆にプレッシャーがかかりすぎるので。
で、第一志望に中央大学、第二志望に関西学院大学、第３志望以降他多数
Cくんの希望学部は社会学部系。
が、しかし・・・
小論文の方を忘れていた・・・
Cくんが小論文を教えてもらっている木村先生に小論文の進捗状況を定期的に聞いてましたが、志望校を絞れた段階で改めて聞いてみると・・・
「問題形式的に、どちらの大学も厳しい。日大は確実。東洋も行けるでしょう」というお返事。
ガーーーーーーン
結構、正直にガンガン言うタイプの私ですが・・・Cくんにはさすがに、この話は言えなかったです
それぐらい落ち込みました。
そして、「木村先生はプロなだけあって、評価が厳しいから、まだわからない」と自分自身を言い聞かせるしかなかったです。
Cくんには、
「IELTSは目標達成したから、ここからは小論文と志望理由書を木村先生に教えてもらいながら、そこに集中しなさい」
とだけ言ってました。
でも、ある日、Cくんパパと電話で話した時、
「この前、Cから泣きながら電話があったんですよ なんか、木村先生に志望理由書を予想外にかなりダメ出しをされたみたいで。自分では結構いい感じだと思ってたのもあったみたいで、余計にショックを受けちゃって。”僕はパパの期待には答えることができない。ごめんなさい”って泣きながら言ってきてね」
って。
”受験の年は、みんな、1回は泣く”
ってのが、私の経験則なんで、
「Cくんも頑張ってるってことですね。木村先生も、必死にCくんが合格できるようにやってくださってるんですね。なんとか、それについていってもらいたいです」
とお話しました。
そしてそして、９月。いよいよCくんの受験シーズンスタート
１発目の試験は、関西学院大学です。
1次試験は、2022年度のTくん同様、ILETS5.5以上を持っているので、英語の試験は免除。小論文のテストだけでした。
テストの後、どうだったかを聞くと、私も胃が痛くなるので聞かないようにしてます
本人たちも言ってきません。
ま、感触なんて、良くも悪くもあてにならないですからね。
あえて
結果を待つのみ
そして10月13日。1次試験結果発表の日。
Cくんから
「1次試験受かりました
」
との連絡
そして、翌週の10月19日。
1次試験結果発表の日。（1次試験は書類審査）
Cくんから
「1次試験受かりました」
との連絡
うぉーーーーーーーーーーーーーーー
10月21日、関西学院大学の2次試験
10月28日、中央大学の2次試験
を受けたあと・・・
ニュージーランドにパパ・ママと一緒に戻ってきて、卒業式に参加。
11月4日に本当の本当の本帰国（寂）
（この話はまた後日ブログにて）
同業他社のオフィスに居る私のお師匠さんを訪ねる為、ショッピングモールの中のショップ内を通り抜けている時にCくんから入電
静かな落ち着いた口調で
「もしもし。あの、今日、中央の2次試験の結果があったんですけど・・・。」
「うんうん」 （怖くて”どうだった”って聞けない、けど、”この声のトーンではどっちかがわからない私。）
しばらく間をあけて
「10時から発表で、さっき、パソコンで確認したんです。」
「うんうん」 （”わかっとんねん結果がどうやったか、はよ言え”という心のなかで大阪弁爆裂
）
しばらく間をあけて
「中央受かりましたーーーーーーー（叫）」
私は
「ちょっと待ってや」
「ちょっと待ってや」
「マジで？」
「マジで？」
「マジで？」
「ちょっと待ってや」
と小声で言いながら、超早歩きで、お師匠さんのオフィスに駆け込んだ瞬間
「うぉーーーーーーーーーーーーーー」
とやっと叫べました
公共の場では叫べないので我慢しました～
マジでマジでマジでマジでマジで
「うぉーーーーーーーーーーーーーー」
あれ、家に居たら、泣いてましたね。
後日、Cくんママに
「マジでさぁ、Cくん、ためんだよどうだったかをさっさと言わないんだよ」
って笑いながら話したら、
「そうなんだよCってさぁ。自分の部屋でいつも結果を見るんだけど、これが、ためるんだわ。時間になっても、ぜんっぜん見ないの。で、私は1階で、どうかな？どうかな？ってずっと待つの。そんで、中央の発表の時は、階段をCが降りてきて。見つめ合って、無言でハグした」
って言ってました
母ちゃん、Cくんの顔を見て合格ってわかったんでしょうね。
もうね、この日は、残りの時間
「ああ。もう、幸せ」
「ああ。もう、幸せ」
お師匠さんのオフィスでも、
「ああ。もう、幸せ」
って無意識にボソッと口から出たら
スタッフさんに「あはは かわいい」
って言われちゃいました
この日、2023年で一番の幸せを感じた日。Cくんに幸せにしてもらいました～
そして、11月10日。関西学院大学合格発表の日。
この前日、私は日本出張の為、一時帰国。東京に滞在中。
ってことで、
もともと、この日は、Cくん、Cくんママ、Cくんの中学時代の英語の先生だった長尾先生（長尾先生が私を紹介してくださいました）とランチする予定でした。
待ち合わせ場所「コメダ珈琲」に少し遅れていった私。
Cくんたちのテーブルに行ったら、
Cくんが
「関学受かりました」
と淡々と。
中央の時とえらいテンションの違いだなぁ
私も
「おう。おめでとっ」
って感じ
そして、中央か関学か、どっちに行くかっていう会議が始まりました。
長尾先生は関学の方がいいんじゃない
と。
そして、小論文の木村先生も、関学のほうがいいんじゃない
と。（合格発表後、木村先生に相談したようです。）
私は、大阪出身なので、関西学院大学が近畿地方では、関関同立と呼ばれる4大学の中の1つに含まれるので、関学のレベルはよくわかっていますが、
中央大学のレベルは、すごい高いってことはわかっているのですが、この2大学を比べてどっちがいいかまではわかりません。
長尾先生は、一旦、違う地域に住んでみるのもいいんじゃないかと。
それを聞いて、私は
「確かに。それに、関学だったら、ちゃんと成績を取っていれば、就職は東京スタートになる可能性も高いんじゃないかなぁ」
と。
小論文の木村先生は、関学は都市部にあるし、オシャレだし、Cくんには関学の方があっているんじゃないかと。
それを聞いて、私は
「確かに。関関同立の中でも関学が一番オシャレなイメージ。オシャレなCくんには合ってると思う。校舎も綺麗だしね」
と。
そして、Cくんはご両親と話し合いをして、関西学院大学の社会学部進学を決めました
私は・・・
日本に帰ったら、Cくんと大阪で会える
とウキウキです
TO GOからは、3人目の関西学院大学生
そして、もう一人の受験生も、第一志望のICUと上智大学に合格をしました。
今年の受験生は2人でした。
2人とも第一志望に見事合格
この学年は、留学1年目の3月にコロナが始まり、2年半もの間、家族に会えなかった生徒たちです。
15歳、16才の子どもたちが2年半も家族に会えないこと
親御さんは最も成長が大きいこの時代の子供に2年半も会えないこと
留学前はそんなことになるなんて、誰も思っていなかった世代です。
一日先がどうなるか、全く見えない時代。本当に辛い辛い留学生活を頑張って、歯を食いしばって頑張りました。
2人とも、ずっと努力を続けました。
だからこそ、私はこの学年の2人には、「本当に頑張ったんだから、見える形で結果が出てほしい」と特別な思いがありました。
そして、2人とも、自分の力で、目に見える形を手に入れました
もちろん、目に見えない結果は既に出ていますし、これからの人生でも、どんどん出てくるでしょう。
本当に2人とも、合格おめでとう
そして
卒業おめでとう
また、いつか会えることを楽しみにしています。大学生活、楽しんでね
ニュージーランド留学TO GOは、クライストチャーチにある現地エージェントです
2024年からの中学・高校留学の入学申し込みのシーズンが始まっています。
まだまだ今からでも２学期（４月末）からの留学手続き間に合います
また、今年から、クライストチャーチの学校の多くが、1学期間留学未満の短期留学の受付をしていません。
受け入れ可能な学校の数に限りがありますので、夏休みに短期留学を検討されている方は、お早めにご連絡ください。
留学について、少しでも頭によぎってらっしゃる方は、ぜひ、お問合せ下さい
ニュージーランド留学TO GOでは、渡航前から留学専門のカウンセラーが無料でカウンセリングをしております。
ニュージーランド留学TO GOのホームページはこちらです→https://nztogo.com
ご連絡お待ちしておりま～す