海藻も日本でなら、のり、ワカメ、ひじき、昆布、いろいろな種類の海藻を何気なく食べる機会があるけど、ニュージーランドではそもそも売っている海藻の種類が極端に少ないので、食べようにもなかなか食べる機会がないと嘆いている友人たちも多い。
だけどね、キノコ類に比べて海藻類はずっとハードルが低いのよ。だって海に行けは食べられる海藻がわんさか生えているんだもの♪
日本の貿易船が胞子を運んでしまってそのままNZに定着しちゃったワカメは言わば、迷惑な外来植物扱い。なので、じゃんじゃん採って食べてね☆
ちなみにワカメを見分けるのは、この根元についたメカブのヒダヒダ。
だけどワカメの旬は春なので、今はちょっとないですね。
夏のこの時期にわんさか生えていて、しかもメカブみたいなネバネバが楽しめるのはカジメ昆布がオススメです。カジメ昆布は、葉っぱの部分が固いので、なかなか食用にされず、現地の人も移民も誰も食べていなかったんだけど、葉っぱをむしった最後に残る葉と茎の間の厚みのある部分がメカブとよく似たお味になることをいろいろ試しているうちに発見して、友人たちに広めたら、皆さんから大好評で、今まで誰にも見向きもされなかったカジメが最近NZに住む日本人の間で人気になってきているみたい☆
これは潜って捕って来たカジメ昆布の一番粘りが強い部分を細切りにして、自分で漬けた筋子と、岩場で捕ったナマコとニンジンを和えた松前漬けです♪絶品！！！
それでこれは、一度乾燥させたカジメ昆布から作った納豆昆布。（納豆は入っていませんよ、納豆みたいにネバネバな昆布ってことらしいです。）見てこのネバネバ。
でこの納豆昆布を使って作るのが山形の郷土料理のダシだね。夏のこの時期にぴったりです！（南半球のニュージーランドは今真夏です。）
そこらじゅうに生えているカジメ昆布が、ニュージーランドで暮らす日本の皆さんの食生活の向上と健康のお役に立てたら、なんかすっごく嬉しくなっちゃうな♪だってカジメなんて本当にそこらじゅうにわんさか生えているんだもの。これは友人親子が無心でカジメの葉っぱをムシって美味しい部分を選別している様子です
他にもね、まだまだ美味しい海藻はたくさんあります。ニュージーランドに生息している海藻類の中で、ワカメ、カジメに並び私がすごく美味しいと思う海藻の一つに、KARANGOというマオリ語の名前がついた黒岩海苔があります。
カランゴってマオリ語の名前がついていることからも分かる通り、先住民族のマオリ族も昔から好んで食べる海藻です。私の知るかぎり、英語の名前よりもマオリ語の名前で呼ばれている海藻ってこれ一種類じゃないかな。。。？
味はね。すごく味の濃い海苔って感じ！なんて言えばいいのかな、海苔自体にすごく味があるの。噛みしめると出汁が出てくる感じ！お味噌汁とか酢のものなんかにしても食べるけど、私はさっと湯がいて乾燥させたカランゴをおやつにそのままばくばく食べちゃいます
だって美味しいんだモーーーン。
だって美味しいんだモーーーン。見つけ方ですけど、岩場に生えています。
KARANGOとよく似ているけど緑色をしたSea Lettuceと同じ海域に生えていることが多いような気がします。これがSea Lettuce。
Sea Lettuceのほうが見た目も鮮やかで、あおさみたいで、味も悪くないけど、旨味的にKARANGOの方が数段美味しいの♪
両方の海藻とも砂地の岩場に生息しているので、結構、ヒダの中に砂とかが入っていますので、持って帰ってきたらよーーーく振り洗いをして、砂を落とします。最近気がついたのですが、干潮時に岩が海水から出ている時に、強い日差しで半分干からびた状態のような時に収穫してその時点で砂などをよく払いおとし、改めて洗うと随分早く砂が落とし切れるような気がします。自己流ですが。。。試してみて。
はい、KARANGOとSea Lettuce仲良く乾燥中です。
これが乾燥した状態のKARANGO、もうこの状態でばくばく食べちゃう。
でこちらがお味噌汁にしたものです。ん〜〜ん。ん〜まぁ〜いい。
海藻から摂るミネラルは日本人の長寿の秘訣の一因のようですので、美味しい野生の海藻をありがたく分けて頂き、自然の恵みに感謝して頂きましょう☆
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メカブとか昆布のネバネバがスンゴく体に良いらしいよ☆ |
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