<<ブログ350>>
さくら桜🌸が気づかせて教えてくれた
「組織」のありかた
~私の変わらない想い~ 老爺 入道
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今回も東京秋葉原のアトリエを基地として
世界への羽ばたきを重ねておられる
私とちょっとだけ?歳の離れた友達
画家の田中拓馬さんが
ご厚意で今回も素敵な挿絵を画いてくださいました。
拓馬さん「ありがとうございます」。お心に感謝です。
田中拓馬さんのサイトも訪ねていただければ幸いです。
http://tanakatakuma.co
https://ttakuma.thebase.in/
http://www.takumatanaka.info
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さくらの花は日本人に冬から春への季節の移り変わりを報せ、
人の心に不思議な変化(活動への転換?)を与えてくれる花
だとも感じていますが、私はこの花に「組織」(会社・会社組織・地域・社会・・)のあり方を気付かせてもらい、以来40年以上にわたり自分の組織に対する「想い」とし続けています。
桜前線が北日本に移っている今、「その想い」を
改めてブログといたします。
挿絵は田中拓馬画伯 画
●さくらの花の美しさは「集合の美しさ」
●さくらのひとつひとつのはなびらが5枚集まり
ひとつの『花』をかたちづくり
その『花」がたくさん集まって
一本の「さくらの樹」の美しさをかたちづくる
そして
多くの「さくらの樹」が集まって
春の訪れを待ちわびていた
ひとびとのこころに
あたたかさと嬉しさそして喜びを
かくれんぼしていた「春」まっさかりを
報せてくれる
●さくらの花の美しさは『集合の美しさ』
挿絵は田中拓馬画伯 画
●ひとつの花は五枚のはなびらで形作られ
その五枚のはなびらをもった
ひとつひとつの「花」が
ど、どど~んと集まって一本の樹になり
うつくさしをさらに引き立てていく
●おたがいの存在によって、おたがいのうつくしさをおたがいに増幅しあう・・・・・・・・
それがさくらのもつうつくしさ
●ひとつひとつの事柄を大切に
そして
ひとりひとりのにんげんを大切に
ひとりひとりの「個性」「らしさ」を大切に
●ひとりひとりのにんげんが集まって
会社だったら例えば「課」という組織を形成し
課がいくつか集まって「部」がなりたっていく
部の集合が部門となり
部門の集合が「会社」となる
●はじまりは「ひとりひとりのにんげん」
●組織が先にある、のでは決してない。
●組織の基本は『ひとりひとりの個人』
●この組織の基本、
組織のあたりまえ・原点に立ち還り
いつもいつもこの組織の基本・原点を失念することなく
ひとりひとりのにんげんとひとつひとつのことがらを
徹底的に大切にした
「組織運営」をしていきたい」
私はいつもと想います。
●そして
例えば年度初め、月の初め、一日の初め
いつもスタート、「これから」の心で
みんなで確認しあいたいと思います
●「今、確かに花は咲いている
ただし、明日も咲かなければ
今日の開花は一瞬だけのもの」
● 継続的に、永続的に組織として
たくさんのひとたちの心を和ませ、
明るく楽しく活き活きとなっていただく
うつくしい花を咲かせ続けていく
●そのために・・・・
私たちは「今、何をしていったらいいのか」を
ひとりひとりが考え考えたら行動するように
していこう
●花を咲かせ続けていくためには
今の満開にこころのすべてを奪われるのではなく
今、この満開の時にこそ次に咲かせる花のために
土をたがやし、新しい種をまき水もあげなければ
●組織としてのにんげんには
みんな同じ役割なんではなく
さまざまな役割があることを
ひとりひとりの「らしさ」を発揮していく
ことがとっても大切なんだということを
決して忘れてはいけない
●みんなおんなじ花びらだけでは
●幹があって枝もあって、はなびらを支える花弁もある
そして
葉っぱも次の開花のためには必要不可欠
●はなびらだけでなく、み~んな集まって
それが組織なんです
●開花時期のナンバーワン
はなびらが散り始めた時に開花する
おそざきナンバーワン・・・
花のおおきさのナンバーワン
花を支える花弁のナンバーワン
枝のつよさのナンバーワン
はっぱのおおきさナンバーワン・・・・
●み~んなをささえる土に埋もれて見えない
けれども必要不可欠な「根っこ」
根っこがなければ
み~んなかれてしまう・・・
●でもさくらを見に来た人には
「根っこ」をみようなんて人はいない・・
●役職者、私はこの「根っこ」でありたい
みんなを支える「根っこ」になりたい
素直にそう想う
●組織を形成するにんげんは
みんなおなじなのではなく
ひとりひとりちがう「個性」=「らしさ」を
もったにんげんであることをけっして忘れてはだめだ
●組織には
いろんな異なる「らしさ」=「個性」をもつ
「に・ん・げ・ん」が必要不可欠であることを
絶対に忘れてはならない
●組織としていつも自己問答をつづけよう
●「今、花はさいている
でも、『明日咲かせる種」を
今日、撒いているのか」と
●いろんなことがあり
いろんなひとがいる
いろんな課題に対して いろんな人の
それぞれの個性「らしさ」を結集することで
「事前対処」していく、していける
だから組織が、たから会社が
だから仕事が
オモシロイんだと想うのです
●組織のひとりひとりは
「はなびら」だけではありません
みんなはなびらだけだったら
組織は維持できません
●さくらの樹を思い浮かべてください
●「土壌」があり、「根」があり
「幹」があり、「葉っぱ」があり、
そして「花」がある
更に「オシベ」もあれば「メシベ」もある
・・・・・・・・・・
●たくさんのハナビラが集まって
「さくらの美しさ」を形成しているのも
事実なのではある、のですが
それだけではまだまだ表面的すぎます
●さくらのハナビラだけでは同じ種類の仕事を
しているひとだけ、であり、
そのハナビラの仕事がきちんと
果たせるように「支えている」
「根っこ」とか「幹」「枝」とかの働き
の要素が抜け落ちている、のです
挿絵は田中拓馬画伯 画
●そして更に私がなりたいと書いた「根っこ」にも
「本根」と「枝根」の存在があります
●また、次の花を咲かせるためには
人々が「花」に対してほどの気を寄せない
「葉っぱ」の果たす役割はとっても重要なもの・・
●だから
組織を考えるとき、私は
例えば10人の組織ならば
10人それぞれがそれぞれの部分で
ナンバーワンであって欲しいと想います
10が100になろうと1000になろうと
10000になろうと私のその想いは変わりません
●みんなが美しいハナビラであっては
決して『きれいなさくらの花』にはなれません、なりえません
●葉っぱの大きさナンバーワン
緑の濃さでナンバーワン
枝の多さのナンバーワン
根っこの張り方ナンバーワン
そして
隣樹との共生度合ナンバーワン
・・・・・・・・・・・・・・・
●いろんな部分でのナンバーワンが集まって
そしてそれぞれが「調和」していてこそ
ナンバーワンの美しさを誇れる
さくらの樹になれるのだと想います
●改めて「こだわり」たいと思います
●自分とは違うたくさんの人たちがいることは
あたりまえのこと、であり『組織として好ましい状態である」ことに。
●私=根っこはみんなを支え、たくさんの人たち(お客さま=さくらを観にこられる人たち)に笑顔のご提供ができる方向性を発信し、樹木全体、みんなで共感・共有していく、その動きを重ねていきたいと想います
今回も最終行にまでお眼を進めていただきまして
ありがとうございます。
組織のマネジャーとなった28歳の時
(今からですと何と48年前!!!)に
組織ってなんなのだろう、組織にとって大切なものとは?
色々と考え悩んでいた時に
私の心にポッと想いを浮かび上がらせてくれた「満開の桜花」
その時に気づかされて、たどり着いて
そのあと今日に至るまで
ずっと変わらない私の想い、です
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村道夫)