「心の内(なか)から綺麗好き』に~私の想い。企業不祥事からいつも感じること~ | にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ~入道のブログ

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20年間の苦しくしんどかった体験が私に構築してくれた「私の『生きること・働くことそして経営すること』への『想い』」。それを書き連ねていきたいと思います。

ベネッセからの個人情報の流出事件。


外部の派遣社員が関与を認めたベネッセの顧客

情報流出事件。


派遣社員は「金が欲しくてやった」と供述してるよ

ですが、一方で私の心にひっかかっているのが

ベネッセ側の対応


「センシティブ(重要)情報は流出していない」など

発言に感じられる

強気の姿勢?」「余裕の構え?」。


どうしてなんだろうか?




         

                イラストはYahooイラスト無料より


事を起こした重大さより

この問題は頭下げてさえおけば、あとは大きな問

題とはならない、思っておられるのかな、とも

正直に感じてしまうような対応だと思います。


ようやくと7月16日になって福武最高顧問が日

の取材に対して「管理責任は当社にある」と

の認識を示した。

でもそれは日経単体の取材に対してであり、

お客さま、世の中に対して面と向かってではない

・・。


そして7月17日、派遣社員の逮捕となって初めて

会社として公での語り・・・。


やたら時間かかるし、何か決められた段取り?に

従って(ああなったらこうする、こうなったらああす

・・)動いているように感じてならないのです。


アメリカだったらすぐに「賠償」となり、企業に重い

制裁が加えられるのですが、日本ではそのような

流れがまだない、ことが前記の「余裕」とか「強気」

にさせているのかな、と思いながら、

「でも違うよな感じてならないのです。


今回は760万件と言うことなので、仮に一件、

一万円としても760億円!!


金額の大小で決めてはいけないとは思いますが、

それだけ「大事おおごと」なんだとあたりまえに感じ

る、のです。


7月17日、どんな根拠での金額なのかは全くわか

らないのですが『200億円賠償』宣言・・・。

赤字にしない金額なのか、と勘繰ってもしまいまし

た。


お客さま、相手の心のことを第一に、ではなく

自社都合からの数字・金額提示・・・・・

これも何かおかしい、私の感覚からするとどうして

も腑に落ちないのです。

今回のベネッセの個人情報流出だけでなく、企業

での「不祥事」は大なり小なりの差はあっても

はるか昔から続出してもいます。


そしていつも不祥事を引き起こした当事会社の

お詫記者会見などで居並んでいる役員さんたち

の表情・言葉、沢山の手許資料などを感じ・聴いて

・見ているといつも同じことを私は感じてしまいます。


「やってはいけないことがやられている(=社内で

問題と認識し、速やかな対応がとられていない)

企業体質発覚後の会社としての対応のまずさ

(素直さの欠如?)からの『お客さま・世間からの

信用(信頼)失墜』。


どうしたら今の波を乗り越えるのか、こんなところに

心が行ってしまっており、

本当に申し訳ないことをしてしまった

その意識から「あたりまえに出てくるだろう」発言な

どの動きとなっていない、

これで経営陣なのだろうか・・・。


企業不祥事に出会うたびにいつも想い出している

ことがあります。


それは社長を務めさせていただいた全ての会社で

就任直後に必ずお願いさせていただいていた

「3つのお約束+1」。


今回はそこを入り口に筆を進めていきたいと思いま

す。





 心の内(なか)から綺麗好きに!!

      心の掃除を習慣に

      「3つのお約束+1」

                                  by入道

             

                  イラストはYahooイラスト無料より



不祥事、やってはいけないことをやってしまったら、

発生させてはいけないことを発生させてしまったら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


どんな会社であれ、歴史がある会社であればある

ほど先輩たちが何十年に渡ってひとつひとつ積み

上げ築いてきた『信用』(=信頼)は一挙に崩れ

去り、残るのはマイナスのみ。


信用(信頼)を構築していくのにはとてつもなく長

時間とたくさんの人たちの汗の結晶が必要な

に、信用(=信頼)を失うのは「あっと言う間」

「一瞬」して・・・・・。


企業の不祥事が報道される度に私はそんな想い

いつもなっています。


そんな状態にならぬよう・・・

会社と言う、人と人との集まりで身体と頭そして心

何より沢山の汗を流していただいている仲間

みなさ『3つのお約束+1』の徹底

お願いしたいと思います。


         3つのお約束+1


  1.うそはつかない。徹底的に正直に。



            

             イラストはYahooイラスト無料より


  2.約束は必ず守る。できない約束は絶対に

   しない。



         

                   イラストはYahooイラスト無料より


  3.助け助けられの関係をあたりまえに。

    仲間の足を引っ張るなんてありえない。




           

                イラストはYahooイラスト無料より

 +1 上位者・先輩者率先垂範

          (上位者ほど汗をかく)



          

                   イラストはYahooイラスト無料より




企業不祥事の報道記事に触れ、

上の「3つのお約束+1」を実施していくために何

必要なのかを考えていた時に自分なりのひとつ

結論に行き当りました。


それは「何かまずいこと」が起こった時、まずい状

となってた時に各人がその原因を「自分に求め

ことを習慣(あたりまえ)にすること、だという

とです。


自分以外の他人に原因をみつける、のではありま

ん。敗・ミスを犯してしまった人間を探しだし、

その人間だけを責め続ける、のではありません

それではダメなんです。


その人にそんなことをさせてしまった、そこまでの

で注意をできなかった、そして自分がそこまで

全く知らなかった、としても『知らなかった自分

原因を求める動きを一人一人が行っていくことな

のだ、と私は想い続けています。


なぜなら、自分が変えていけるのは『自分の今か

先(=未来)のことだけ』なのですから。


自分に原因をみつけられれば、その瞬間から

分の言動を変えることによって同じことを引き起

こさずに済むことができます。


自分の言動をどうすることによって「変化」を導き

だせるのか、会社という組織を構成する一人一

が、いつもこのように考え、動いている会社に

していきたいと想うのです。


さて、変えられるのは゜自分の今から先のこと

(=未来)だけ」と記しましたが、他人(ひと)の未来

(=今から、これから)に関することを自分が変えら

れる可能性はたったひとつですか存在します。


それも「自分自身の今からの動き」に基づきます。


変わって欲しい他人(ひと)に対して『自分自身か

語り続けるなどの動きを取り続けることで相手

言動変化を促す』、と言うことで、これにも

やはり、自分自身の言動の変化が必要とはなりま

す。


「変化」を可能とする行動主体は「自分自身」なの

です。他人任せでは絶対に変化は生じません


注意をしていたのに・・・・心配してはいた・・・・

きちんとチェックしていると思っていた・・・・

そんなことは起こりえないと思っていた・・


不祥事が明らかになった時、その会社の経営者

の口から出てくるのは結論的には自分自身を

守るための言い訳言葉』であり、それはテレビ記

者会見で何度も観た場面と同じもの、なんです。


会社として組織において、あるいは会社でなくと

も、社会生活においても、どんなときにも「組織を

形成する一人一人の人間が『自分に原因をみつ

けだし、自分で責任を感ずる』ような心の習慣化」

が現実となるといいのにな、と思います。


それが先述の「3つのお約束+1」をきちんと実施

していくための「あたりまえの入り口」なんだと

考えるのです。


自分のここが欠けていた・・・もっときちんと具体

的指示をどうしてできなかったのか・・・・なんで

自分はこの状況を知らなかったのか・・・・・・・・

なんでこんなに時間がかかってしまったのか・・

自分の何が不足していたから仕事・情報がそこ

溜まってしまったのか・・・・・・等々


ひとり一人そう想い、そう考え、考えたら次に

そうならないように自分の動き(言動)を変えて

いく。


こんな『こうどう(私の解釈で当てはめる漢字は

考動(かんがえうごく)となります)』があたりまえ

会社、組織にしていきたい、と強く強く想います。


組織(会社・社会・・)での信頼の構築エネルギー

はこういつた動きから産まれてくるのだと思うの

です。


「心の内(なか)から綺麗好き」。


白金で茶道・華道を教えることを生業としていた私

の叔母の家に私が下宿をしていた時に叔母から

何度も言われた言葉です。

(茶道の世界での言葉らしいのですが詳しくは未調査)


「人間として根本(=心)から綺麗好きにならなけ

ば表面、他人に見える時・ところだけきれいに

していても必ずすぐに見破られてしまうよ


人間は敏感な動物なのです。


他人の心の状態を感ずることができる力をみん

持っているのです。「感性」です。


そして、そんな力に頼らなくても『心の内(なか)か

の言動』(=言動一致)となっていなければ、

そんなに時をかけずに他人(ひと)には解ってしま

う、のです。

言っていることとやっていることが違う・・・。


お客さまからの信頼をいただく、そのためには

内、組織内が『信頼』で結ばれていることが不

可欠なんだと想います。


どうすれば・・・・。


難しく考えるのは止めて、優しくそして易しく考えて

行動しませんか。


頭で考えるよりも心で感じることを大事して・・・。


ひとり一人が『心の内から』人間として「あたりまえ

のことをあたりまえに」していけばいい、これだけ

何です。私はずっとそう想い動いてきていますし、

これからもごたわりを持ち続けていきたいと思って

います。


    今回も最終行にまでお眼を進めていただきまして

             ありがとうございます。


              カタチだけの言動

      心が伴わない、想いとつながっていない

               言動は必ず

    相手の方の心によって見破られるもの、です。


           「心」(=想い)が全て。


          今回の不祥事報道からも

    いままでと同じ想いになってきております。


      日本を変えていくひとつの方向性が

        示されているのでは、とも・・・・。


           ありがとうございます。

 にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村 道夫)