部屋の棚が目いっぱいになってきたので整理が
てら不要な資料・書類を廃棄するべくもう2か月
前から動いているのですが、ひとつひとつ眺め
るだけでなく、読んでしまっているのでなかなか
作業はかどらず・・・・・・・・です。
そんな過去の資料の中にA4一枚の紙が入って
いました。
日付は「平成2年10月27日」あて先は「リクルー
ト経理部門マネジャー会議のみなさまへ」そして
タイトルはたぶん、この時に全マネジャー(MGR)
共通だったと思う『私は何になりたいのか、リクル
ートを、経理部門をどうしていきたいのか』。
(経理部門マネジャー会議事前提出レポート)
時期的なことから考えるとリクルート事件から新し
いリクルートをどう形成していくのか、を考え始め
ていた時期に合致、私が委員長を務めさせていた
だいて様々な観点から「人の心」をものさしとして
動いていた時ですのでたぶん、その動きの一環。
このようなテーマでマネジャー一人一人がA4一
枚レポートを書き、それを基に泊まり込んで語り
合う、そのためにお金と時間を使う、当時のリク
ルートはそんな風土の会社であったことを改めて
想い出しています。
前回書かせていただいた「6つの豊かさ」とも連な
ることなので今回はこのレポートをそのままに。
文中の「リクルート」をみなさまが仕事しておられ
る会社名に、あるいは単に「会社」に置き換えて
いただき、また経理部とあるのはみなさまが
仕事されておられる組織に置き換えて
みていただければ、と思います。
では・・・・
経理部門MGR会議みなさまへ
私は何になりたいのか
経理部門を
どんな組織にしたいのか
リクルートを
どんな会社にしていきたいのか
by入村道夫
(まだ入道を使っていませんでした)
私は何になりたいのだろうか
私は人間であることを大切にしていきたい
そう、私は人間であり続けたい
経理部門は人間のあつまりでありたい
経理部門を人間のあつまりとしつづけたい
そして
リクルートは夢を追いかけ続ける人間の
あつまりでありつづけ
ひとりひとりの持つ夢の実現を支援しつづける
ひとりひとりの自分実現を支援しつづける
そんな会社でありつづけたい
それは
決して「ぬるま湯」組織なのではない
活き活きとして夢を持ちつづける人間にとって
心地よいだけなのだ。
会社を、社会を、組織を変え続けていきたい
どう変えていきたいのか、どうしていきたいのか
明確な変化のデザインができたなら
さあ、どうしよう・・・・
ものすごく単純に考えればいい
先ずは「自分を変えること」である
「自分自身が変わること」からはじめればいい
◎
自分を変える⇒組織(経理部門)を変える
⇒会社(リクルート)を変える
⇒社会を変える
待っていてはダメ、逆の流れを待っていては
変化は実現できない
×
社会が変わる⇒会社(リクルート)が変わる
⇒組織(経理部門)が変わる
⇒自分が変わる
平成2年(1990年)10月27日
取締役 入村 道夫
今回も最終行にまでお眼を進めていただきまして
ありがとうございます。
1990年、私41才の時のものです。
改めて
俺って使う言葉は違っていても
根っこの「想い」は
全く変わっていないんだな
そしてこれからも
変わりはしないんだ、と
自分ながら感じています。
冒頭にも書きましたが
文中の「経理部門」を
「みなさまの在籍されている組織」に
「リクルート」を
同じくみなさまの所属されている「組織・会社」に
入れ替えて読んでいただけれぱ、と
思います。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村 道夫)

