『学歴』を大切にしよう
~学歴とは「学校履歴」ではなく
『自ら学んだ経過・履歴のこと』~
by入道
イラストはYahooイラスト無料より
学歴とは
「どこで学んだのか」ではなく
「何のために何を学んできたのか」である。
学校履歴なのではなく「学びの歴史」なのである。
by入道
組織、特に会社において研修にお金をどれだけ
投下しているのかがその会社評価の一面になっ
てきている。
全社として『教育の場』を提供していくことは素晴
らしいことと思うが逆に私自身はいつも不安な気
持ちになっている。
不安になる・・・・・・いいのだろうか・・・・
そんな気持ちになる理由はふたつある。
教育をすること自体が「目的」のようになっており
、従って「知識のインプット」に主眼が置かれてい
る、このことが第一の不安の理由。
二つ目は、勉強、特に社会人である「大人の勉強」
は本来、「自発的なものであるべき」との私の想い。
『教育』をあらわす英語のEDUCATEと言う言葉の
語源を遡ると、それはラテン語であり、「導き出す、
引っ張り出す」の意味であるらしい。
と、すれば教育本来の目的はインプットではなく、
「アウトプット」であるはずだと私は想い続けている。
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「如何に知識を詰め込むか」、にではなく、「如何に
個性・特性を導き出すか」にこそ教育の主眼を置く
べきである、と考えるのは飛躍しすぎなんだろうか。
そのためのインプットと考えていくと教育は個々人
によって異なるもの、異なってあたりまえのもの、
なのてある。
もちろん、アウトプットのためにはインプットが必要
なことは私も認めるのだが、私たち大人は学生で
はなくビジネスの世界に籍をおいた社会人なので
ある。
「社会人」であれば。もはやインプットは自分の意
思で、自分の責任においてすべきものなのでは
ないのだろうか。
そんな気がしてならない。
長い長い学生時代、私たちは「インプット教育」を
受けてきている。言ってみればインプットの「仕方」
を学んできているのである。
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一方で社会人として学ぶべきことは「アウトプット
の仕方」、あるいは「アウトプットを意識、目的と
した、インプットの仕方」ではないだろうか。
学校の先生が教える、これはTEACHである。
会社で上司・先輩が教えるのがEDUCATEなの
かも知れない。
本来、学校教育もEDUCATEでなければ、先生
はTEACHERではなくEDUCATORであるべき、
そこに戻って欲しいのだが残念ながら学校にそれ
を期待するのは無理なよう・・・・。
と、すれば人間としてのEDUCATEは会社の役
割と認識していけばいい。
上司・先輩はしっかりとアウトプットを認識した上で
例えば新人のみなさんに教育をしてあげているの
だろうか。
新人のみなさんは教えられているインプットは何
の(アウトプット)のためなのかをしっかり心でキャ
ッチして聴いているのだろうか。勉強しているのだ
ろうか。
いくら会社が「場・機会」を創出し提供しても、肝心
の受け手側に「この機会を活かし勉強するんだ」の
気持ち・意思・意欲がないのなら、トテツモナイ金
額とたくさんの時間の無駄遣いになってしまうとい
うことを徹底的に全員の肝に銘じておきたいと思う。
(会社単体だけでなく日本全体の無駄遣い)
企業内教育の主体、それは会社でなく人事部で
もなく、自己、貴方、ひとり一人の人間(もちろん
私も含む)である。
全員が本当の「学歴」を積むことで「しなやか
な優しい感性をもったプロ人間?集団、日本」を
構築していきたい、そう想う。
繰り返す、
学歴とは
「どんな学校に籍を置いていたのか」ではなく
「何を目指して、何のために何を学んできたのか」
を表すものなのである。
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学歴とは
「どこで学んできたのか」ではなく
「何をまなんできたのか」を問う言葉なのである。
考え方を新たにして欲しい。
by入道
今回も最終行にまでお目を進めていただきまして
ありがとうございます。
「学歴社会」とか日本では「学歴」と言う言葉が
頻繁に使われています。
そして企業内の派閥構成のひとつの因子にも
なっています。
おかしいですよね。
「学んだ内容ではなく単純に学んでいた場」を
問いかけて共感してしまうなんて・・。
学歴・・・・
かつて私が自分の想いとした考え方を
今回は記させていただきました。
学歴とは「学びの歴史」「学びの履歴」
とすれば
「場」なんてものではなく
「何のために何を学んできたのか」、
ここにポイントがあるはずなんですよね。
学歴の意味を変えてみたいな、と思います。
想い続けております。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村 道夫)



