今回の更新は北海道伊達市の3人の孫たちの家からです。
都合、20年以上にわたって会社経営に社長とし
て携わらせていた時に、状況に応じていくつもの
言葉を用いて、私の目指す「組織・会社とは」を
語り続けてきていたように想います。
用いていた沢山の言葉のひとつに『ファンタジー』
と言う言葉があります。
いつもいつも社長としての自分のこころに置いて
自分に言い聞かせていた言葉のひとつでもありま
す。
この言葉を用いて目指していた組織・会社とは
どんなものなのでしょうか。
それは
『お客さま・一緒に働いてくれている仲間、そして
協力していただいている協力会社のみなさま、
この会社に関わっていただくすべての人たちに
とって、いつもいつも「ファンタスティックな会社・
組織であり続けたい」と言うことです。
ファンタジー、Fantasy。
幻想、空想、白日夢(by広辞苑)。
辞書の解説だとなんとなく心わくわくにはならない
ので、この言葉を展開させてファスタスティックとし
て改めて調べてみます。
ファンタスティック、Fantastic。
幻想的・空想的
すばらしいさま(by広辞苑)
ちょっとだけ心も展開しましたが、まだまだ。
と、言うことでいつものように辞書ではこう書いて
ある、は横に置いて
私なりの定義にこだわりたいな、と想います。
辞書を調べる以前にこの言葉から私の心に浮か
んできていたのは『わくわく・どぎどき』そして
『やったぁ』この3つのことばの複合がファンタジー
なのではないか、と言うことでした。
ファンタジー=わくわく+どきどき+やったぁ
そんな組織、そんな会社にし続けていきたい、
ずっと想い、ひとつずつ現実化していく、
これが私の組織運営のひとつの想いでもあります。
と、言うことで今回は・・・。
かつて自分自身への投げかけ言葉<38>~
こんな組織、こんな会社にしていきたい
ファンタスティックな組織・会社
毎日、会社に行くのが楽しいですか!?
by入道
東京ディズニーランドそしてディズニーシー、
大阪のユニバーサルスタジオ・・・
毎年、たくさんの人たちが全国から来場されて
います。
でも、その一方では地方のテーマパークでは
次々に閉鎖あるいは身売りの流れも、ずっと
続いており、日本のテーマパークは東のTDL
+TDS、西のUSJが二強状態になっています。
なぜ、2つのテーマパークが生き残り繁栄して
きているのでしょうか。
遊戯施設の数だとか立地だとかいろいろと原因
はあるとは思いますが、私は『ファンタスティック
さの違い』と考えています。
ファンタスティック・ファンタジー。
単純に訳せば、「幻想(的)・空想(的」となる言葉
ですが、私は
『人の心をワクワクとさせる仕掛け・ドキドキとさせ
る仕掛け、ハラハラしながらも最後には必ず人の
心をホットさせる仕掛け』、これがファンタジーなん
だと勝手に定義しています。
楽しいですよね。
嬉しいですよね。
そしてまた来たいと
想いますよね。
何度でも行っちゃいますよね。
この人の心をひきつけるもの、ヒトの心をひきよ
せるもの・・・・
それは例えばジェットコースターの長さとか高さ
の施設面(ハードの仕掛け)だけではなく、必ず、
「そこの施設で働く人」「そこで働く人たちの心の
状態が醸し出す雰囲気=空気」が存在している
と思います。
私の言葉で言えば『ハート♡の仕掛け』が、ヒトを
また引き寄せる、のだと想うのです。
人の心を楽しく温かくホットさせる心の仕掛けは
施設、あるいは設備だけで、できるものではなく
存在する人、そこで働く人たちが醸成するもの、
です。
そのテーマパークで働く人たち、ひとりひとりの
心が『徹底的にお客さまに「心身全体で」愉しん
でいただく、また来てみたいと感じていただける
ような対応をすること』、この想いでひとつになっ
ていること、
これこそが必要ファクターなのでは、と感じるの
です。
他人を楽しい気持ちににしてさしあげること、
誰でもできることではありません、ときっと口にさ
れると思いますが、私は人間ならば誰でもでき
ること、と断言してしまいたいと想います。
その道で究めた人たちを私たちは「プロ」と呼び
ますが私はもっと易しく、『プロとはとてつもな
いたくさんの『ありがとう』をいただける人』と、
前々から、勝手に定義づけしています。
そして個人的には「プロ」よりも「達人」とか「匠」
なんて言葉の方がピンとくるようにも思います。
1988年~1991年のリクルート事件対応、
新しいリクルートをみんなで構築していこうの
動きの一環として設立した『リクルート総合研究
機構』(★詳細後記 今は存在していません)の担当取
締役となって色々と動き回っていた時に行き当っ
た言葉が『ファンタジー』であり『達人』そして『匠』
でありました。
今の仕事を通してお客さまにそして仲間に、
「わくわくどきどき感」を提供できていますでしょう
か。
それ以前に
『あなたは毎日、職場で「わくわくドキドキ」を
体験していますでしょうか。
あなたの職場・会社はあなたにいつも新鮮な
「わくわく・どきどき」そして「やったぁ!!」を
感じさせてくれていますか。
今の仕事することを通して、一人一人が毎日、
「新しい」「らくらくどきどき」を体感していますで
しょうか。
仕事に、職場に、会社にファンタジーを。
ファンタスティックな仕事に、ファンタスティックな
職場にそしてファンタスティックな会社にしていき
たいですよね。
そして今一つ大事なことがあります。
それは「期待以上」と言うこと。
お客さまの期待値以下であれば「また来たい」と
は絶対になりません。
お客さまのご期待よりもちょっと上のサービスが
あって初めて「びっくり」「驚き」=「感動」が生ま
れ「また来たいね」「また来ようね」となる、のです。
それが「お客さまの心の活き活きさ」。
そして、そんな状況になるとそれが働く仲間の
「今と比べて一回り大きな活き活きさ」に必ず連な
るとも思います。
お客さまそして一緒に働く仲間のみなさん、そして
お力添えいただいている協力会社のみさなま、
私たちの会社に関わる全ての人たちにとって
「私たちの会社を「生活(活き活きと生きる)をテー
マとしたファンタスティックパークにしていきたい」
これが私の経営方針です。
最後に仲間のみなさんに問いかけをひとつ。
『毎朝、会社に来るのが楽しいですか』?
Yahooイラスト無料より
どうかみんなで
「毎朝、会社にくるのがどうしたら楽しくなるのか」
考え、考えたらいちいち許可とることなく
やってみてください。
私は
「毎朝、みなさんが来るのが楽しみな会社創り」の
ために身体と頭そして何よりも心に誰よりもたくさ
んの汗をかき続けていきます。
そんな私を助けてくださいませんか。
「一緒に!
私たちの会社をファンタスティックな会社に」!!
文中★解説
★リクルート総合研究機構発足に関しての私のスピーチ原稿
の下書きが手元に残っていました。
↓
社内VTRで「リクルート総合研究機構担当取締役」として
発足の意味そして狙いを1分20秒で私が語っていたこと・・・
●「WITH A HUMAN FACE」。
●リクルートは新しい経営理念の下で、“自由で活き活き
した人間社会の実現”を掲げています。
●また国際的にみても東ヨーロッパまたソビエトの動きに
代表されるように、潮流は間違いなく「人」に向っていま
す。
●第三の波といわれた通信とコンピュータの発達を背景と
した「情報化」の波は、今、「人」そして「人間の自己実現
の欲求」を入り口として「創造化(=人間らしさの実現)」
に変化してきている、と私は感じています。
●このような変化を背景に、「人のライフデザイン」をさま
ざまな角度から総合的に研究していくことが私たちが
新しい策定した経営理念の実現にむけて必要不可欠で
ある、と考えております。
●「With A Human face」。
●この言葉をキーコンセプトとして
新規事業開発室
メディアデザインセンター
ワークデザイン研究室
リクルートスーパーコンピュータ研究所
組織活性化研究所
そしてリクルートリサーチをその構成組織として
リクルート総合研究機構は活動を開始いたします。
更に「注」
WIth A Human Faceの言葉はスーパーコンピュータ
研究所のメンデスさんに私の想い(人のために、人が主役)
を語り、メンデスさんからいただいた言葉でした・・。
今回も最終行にまでお目を進めていただきまして
ありがとうございます。
ファンタジー・ファンタスティック・・・
なんとなく現実から離れた
「非現実の世界を表す言葉」と捉えられますが
私はこの言葉ではなく
この言葉の基になる「人間の心」「感じ方」を
入り口に
自分勝手な定義づけをしています。
文中にも記しましたように
「わくわく・どきどき」そして「やったぁ」「やれたぁ」
この気持ちを表すひとつの言葉が
ファンタジーなんだと思っております。
いくつか前のブログにも書いていると想いますが
「冒険」と同じような心の状態、なのですが
ファンタジーは冒険と比べると
危険度合が全く異なります。
危険を伴わない「わくわく・どきどき」
これがファンタジーとなります。
危険を伴わないのですから
組織・会社で一緒に汗してくれる仲間が
会社にくること、会社で働くことで
「わくわく・どきどき」になってもらえたら、なれたら、
「組織・会社をファンタスティックなテーマパークにしたい」
していけばいい!!
今もその想いは変わりません。
働く仲間が
毎朝、会社にくることが楽しい会社にしていきたい、
そうは思いませんでしょうか。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村道夫)

