ザンギョウノススメ、『残業の薦め』!!
ちょっと時代逆行の言葉のように思いますが、
この私の想いは22才1か月でリクルートで社会
人生活を始めて半年経ったあたりで、担当して
いた業務をどう想うのかで、仕事って楽しくも、辛
くもなるよな・・・・まだ何となく、でしたが自分の考
え方となりました。
そして28歳で初めて組織を担当する(課長代理)
ことになった時に、自分の言葉で文章にして、
改めて自分自身に、そして組織の仲間のみなさん
に語らせていただき、明確に自分の想いとなった
もの、です。
「残業のすすめ」。
この言葉でこの文章からサヨナラするのではなく、
どうかお目を進めていただきたい、と思います。
では・・・。
かつて自分自身への投げかけ言葉<37>~
ザンギョウノススメ
『残業の薦め』
by 入道
いきなりのタイトルなのでこのタイトルだけで心に
拒否反応を生じないように、と先ず、お願いいたし
ます。
このタイトルで使っています『残業』。超過勤務を
現す残業と同じなのですが、これから書かせて
いただくことは超過勤務を意味する残業ではあ
りません。
超過勤務を意味する「残業」ではありません。
Yahooイラスト無料より
結論を先に書かせていただくことになってしまいま
す。
『業』を残そう、『業』を残す、の意味合いでの残業
なのです。
今回のテーマの入り口は私が、そして私たちがい
つもいつも深く考えることなく日常当たり前に用い
ている『業』っていったい何なのだろうか、と私自
身が感じたところにあります。
感じた疑問を解く入り口として辞書を調べました。
●業(ぎょう)
なすべきこと。仕事。わざ。
暮らしの手立て。生業。職業。
学問。技芸。
(仏語)
人間の身・口・意によって行われる
善悪の行為
<大辞泉>
●業(ごう)
身体・言語・心による人間の働き・行為
人が担っている運命や制約
<大辞林>
●業(ぎょう)
仕事・業務。職業。
学問や技能を身につけようとすること。
勉強。
<大辞林第二版>
これをそのまま辞典にはこう書いてある・・だけで
終わってしまっては今の私の想いには連なりませ
んし、ここから筆を進めていくこともできません。
先のような辞書の解説を見ながら、私の心には、
「生きていること」(=自分の人生)に、そして「仕
事」においても」いたるところに「その人らしさ」・
自分(らしさ)を残すこと」、これが「残業」と言う
ことなのではとの想いが瞬間に浮かんでいたよ
うに思います。
「自分が生きている(生きていた)痕跡をきっちり
と残せるような生き方」をしよう、と言うことにも繋
がってきます。
言葉を変えるなら、「活き活きと自分らしく生きて
いくこと」と同じである、とも思います。
Yahooイラスト無料より
ただ漠然と一日一日を重ねていくのではなく、
毎日毎日に「目的」をもち、その目的を達成してい
くために自分らしい創意工夫=自分の足跡=自
分らしさ=を発揮・実現していく、そうすれば、
そこに生きている価値を他人評価ではなく自分で
見いだせていくのでは、と思うのです。
仕事に展開して考えてみます。
今、自分(あなた)が担当している仕事の「しんど
い部分」「嫌だと思っている部分」「辛い部分」に
ついては「自分で(あなた自身が)創意工夫して」
他の人間に仕事を引き継ぐ時には『自分が引き
継いだ状態よりも<<もっと楽しく楽に仕事が
できる状態にして>>引き継ぐ。
これをみんなの約束事にしたいと想うのです。
今よりも楽しく、楽にできたらその仕事を他の人
に引き継いで自分(あなた)は新しい仕事に挑戦
していく、
もしどんなに時間が経過しても「楽しく楽に」の状
態に自分(あなた)ができていないのなら、他人に
は引き継ぐことはしない、
これも約束事にしたいと思います。
こうしていくことで組織内そして社内のビジネスス
ピードはきっと速くなっていくと想うのです。
自分が体験した「しんどさ」「つらさ」をそのまま次
のひとに引き継ぐことは絶対にダメです。
絶対に私の組織ではいたしません。
そのまま引き継げば「自分はホッとする」かも知れ
ないが、それは『涙を流す主体を自分から他人に
変えただけ」で何も変わってはいない、自分が担当
したことが何も生み出していない、自分が担当した
ことが活きていない・・・・
嫌な状態から自分が逃げ出しただけ、他人に押し
付けただけ・・・・なんです。
こんな仕事のやり方をしていてはダメ、自分が楽しく
ないし、自分が担当させてもらった価値がない、
これが私の変わらない想いであり仕事への姿勢で
もあります。
そして自分自身の創意工夫=変化への挑戦=に
よって「今よりも楽しく楽に面白くして他人に引き継
ぐ」、この状況こそが『残業』の状態なのだと考え
ます。
仕事に自分の汗と涙の結晶?がしっかりと残って
いる、自分の流した汗と涙が次の人の笑顔に連
なっている、一人一人、自分が担当した『証拠』と
して自分の創意工夫がその仕事にしっかりと残っ
ている、そこまでその仕事に「本気」になり全身・
全心をかけていく、そんな「残業」にこだわる人間
集団の組織・会社にしていきたいと「本気で」想い
ます。
ひとりの流す涙をたくさんのひとたちの笑顔に
変えていける、
そんな組織に私はしていきたいのです。
「文句をいっているだけ」「不満をいっているだけ」
では何も変わりません。変えられません。
自分を含めたくさんの人たちが嫌な想いを重ねて
いくだけ、になってしまいます。
嫌なことは自分だけ、これでいいじゃないですか。
そのいやな状況を変化させていくために、の提案
=創意工夫(自分を変化の主体・主役に置くことで
初めてできるのが創意工夫)があってこそ、「変化
が実現できる」のですから。
そんな「残業」、みんなでやりませんか。
今回も最終行までお目を進めていただきまして
ありがとうございます。
私の口癖になっている
「ひとりの涙とひとりの流す汗を
もっともっとたくさんの人たちの笑顔に変えていく」
変えていきたい、その想いは
この「残業」への私の想いからも出てきています。
自分と同じ辛さ・しんどさ、悲しさを
次の人が同じようになることはしたくない、
そのためには・・・・・
そして、この想いでのこの動きは当然に
「今の自分のつらさ・しんどさ・かなしさからの脱出」に
連なります。
自分もうれしくなり
次の人たちには自分が感じた悲しさ・つらさ・しんどさを
感じさせなくてすむ
そんな心でいつも担当業務に取り組んでいたように
改めて想います。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村道夫)



